情報の信頼性と公的情報2020年05月09日 09:21

NHK5月9日9時からの特番でコロナ関連デマとして、4月上旬にネット上に出回った日赤チェーンメールが一部表示されていた。その根拠として、「日赤総合病院」とチェーンメールに書いてあるが、日赤総合病院という病院はないという説明だった。しかし、「日赤総合病院」とgoogleで検索すると日赤医療センターが表示され、wikiの説明には「日本赤十字医療センター・・・、総合病院」と記載されている。即ち、日赤医療センターに関するチェーンメールの作成者は分かりやすく日赤総合病院と書いた可能性がある。何よりも、このチェーンメールの内容は、病院内が混乱に陥り、病院が医療崩壊しそうだということである。実際に日赤医療センターはその数日後院内での感染者発生により初診者受け入れ不能の事態に陥っているので、このチェーンメールの内容は実質的に事実であることが明らかになっている。一部記載内容や引用にミスがあったとしても有用な情報であると思う。
これまでにすべて真実であるという文書には出会ったことがないが、このNHKの番組でのデマ情報発見法(略して”だしいりたまご”)には最後の項目として「公的情報にもとづいているか」という項目があったが、今回のコロナ禍でもっとも信頼できなかった情報は、民放のものではなく、政府関係者からの公的な情報だと思えるのだがどうだろう。