日本はどれだけ暑いか2020年08月20日 10:22

ニュースや天気予報で熱中症予防の呼びかけが連日続いている。
客観的に日本の最近の暑さは海外に比べどれだけ暑いのか、調べてみた。
暑さで思いつくのはインドやタイ、中近東などである。インドネシアはそれほどでもないらしい。これらの国々でも地域によりかなり差がある。また、暑い時期も湿度も日本とは違いがある。

インドの中で特に暑いのがデリーらしい。タイは暑さでかなり死者がでているというバンコクとした。中近東でどこが暑いかよくわからないが、人口の多いテヘランを調べてみた。月平均気温が高かった記録を気象庁のデータベースでみると
        月平均最高気温℃  最低気温℃    記録月
デリー      41.5          26.1      2013年5月
バンコク     37.3          28.6      2019年4月
テヘラン     37.6          26.0      2014年7月
ジャカルタ    32.6          25.8      2013年8月

である。
一方、昨日の横浜市中区の最高、最低温度は

横浜市中区   35.3          26.3     2020年8月19日

である。明らかにジャカルタより最高気温は高く、最低気温もバンコク以外は横浜のほうが高い。
即ち、日本の夏は世界的にもかなり危険な高温地域に入っているということである。このような比較データをもとに警戒情報を発表すれば、もう少し本気で暑さ対策に取り組む人が増えるだろう。