性教育の一方法2021年03月17日 05:59

性教育をどうするか、先生方も悩んでいるようだ。
昨日、生物学のテキストをざっと眺めていて、性とはなにか、分かったような気がした。子どもでも客観的に、且つ、個々の肉体への感覚とは別のものとして、性が理解できるのではないだろうか。その方法とは、
以下の順で理解してもらうことである。(コロナウイルスとの類似性、ウイルスは生物とどう違うか同じかについても言及してもよい。もちろん、子どものレベルに合った用語と文脈によってであるが)

(1)生物とは何か――生きているもの、自分と同じものを自分で生み出せるもの。
(2)生物はどのようにして(1)の自己再生産を行ってきたか、その進化と種の維持の方法--
細胞の分裂、単性生殖、両性生殖(生まれたときは両性だが、途中で男性と女性に分かれる)、転性生殖(オスとメスの反転も環境により変わる)
、いわゆる性生殖など様々な生殖形態を細胞から哺乳類まで並列して図も用いて説明する。
(3)特に哺乳類での雄と雌、男と女の生殖器官の類似性を示す図(雄の生殖組織が雌の生殖組織の位置が単に下方向にずれているだけを示した図)が重要である。雄と雌は人種ほども差がないことが理解できるようになり、お互いを尊重することが重要であることを同時に学ぶであろう。

参考文献(星、松本、二河、「初歩からの生物学」、放送大学教育振興会)