防虫剤に注意2021年09月09日 04:51

 以前から、寝ていて鼻づまりで息苦しくなり、夜中に起きることが多かった。ただ、旅行で旅館などほかの部屋に泊まるとそれほど鼻詰まりはしない。
 これは、部屋のダニやほこりのせいかなと、せっせとというほどでもないが、自室の汚そうな部分は拭き掃除やアルコール消毒などをしてきれいにしていた。
 しかし、それほど鼻詰まりは改善せず、耳鼻科で薬を時々貰っていた。医者はクーラーで温度差があるとアレルギーが出ることがあるという。確かに薬は飲んだ日は効いたが、飲むのをやめると途端に悪化するようだ。
 昨日、寝る前にあることをして布団に横になったら、今朝は殆ど鼻づまりしていない。目の調子もスッキリしている。
 昨晩やったこととは、自室の押入れや衣類入れなどに散在していた無臭性の防虫剤をできるだけ回収し、窓の外に隔離したことである。

 米国のある健康サイトによれば、健康を害する第一原因は有害気体物質の肺への吸入とのことである。多分、これはたばこや排気ガスのことだろうと思っていた。しかし、防虫剤という盲点があったのである。
 
 一昨日、旅先で寝た部屋はガランとしていて、空気が澄んでいる気がした。何が違うのだろうか。昨日、考えた末に、無臭の防虫剤に思い当たった。多分、防虫剤は、空気よりも重いので、日中は影響が少なくても、就寝中は床付近に横になるので影響が大きいのであろう。こう考えると、今朝は鼻づまりが殆どないだけでなく、目もスッキリしているのは辻褄があう。

 この十年以上、押し入れの中には良かれと思ってそこら中に防虫剤を撒いていた、また、吊り下げ式の防虫剤も2つ配置していた。

 しかし、思い出すと、昔使われていた防虫剤である樟脳は結構強いにおいがした。もし、現在自室で使っている無臭性防虫剤を樟脳に置き換えたら、部屋中凄いにおいになっていたであろう。
 ウイルスや放射線と同じく目に見えないもの、人体に感じられないものには常に留意する必要がある。
 しかし、ウイルスや放射線であっても、人類の長い進化の過程で得た免疫機構のお陰で、人体への影響に対し、最適値、閾値があると考えられる。
 防虫剤メーカーには、現在の無臭性防虫剤の最適値(人体への影響は無視できるが、ダニなど有害物は有用な程度に防げる)をぜひ研究してもらって、定量的に示してもらいたい。
 それまでは、無臭性防虫剤は寝室から排除することにしたい。