爆笑問題の哲学的!2022年07月01日 15:32

爆笑問題の深夜ラジオを聴いていたら太田光が哲学的!というギャグを流行らせようとしているが、田中によればイマイチはやってないのだとのこと。

そこで、例えば以下のような話はどうだろうか。


ラジオネーム:三ッ沢ボチボチ

今朝、墓地を歩いていたら、気が付いた。

墓石の配列は、横に一列に並んでいるか、背を向けて縦に並んでいるかのどちらかしかない。人間とは死してなお、互いに正面から向き合おうとはしない生き物である。

哲学的!

TBSラジオの方、上記はオリジナルで、ほかには一切投稿していません。ご自由にお使いください。できればお盆のころ。

究極の自然ー人間2022年07月02日 09:29

竹内結子さんによれば、電気は究極の生鮮食品だそうである。確かに大量貯蔵は不可能に近い。
その例示に倣えば、究極の自然とは人間だろう。
即ち、人間プーチンによるサハリン2への対応は、大きな自然災害だと思って対処するのが日本人には分かりやすいだろう。
究極の自然災害である地震・津波による莫大な被害と復興を経験してきたのだから、プーチン起源の自然災害だと思って、サハリン2プロジェクト体制変更への対処を粛々と行い、復興を期することが、この自然災害に”恵まれた”日本に住む人々には相応しい。
また、その種の”自然”災害に対しても常々準備をしておくべきであろう。そのためには、ロシアと同様、外国にできるだけ頼らないインフラ構築が重要だと思う。

太陽フレアの放射線が地上に達しない訳2022年07月05日 06:25

航空評論家の杉江弘氏によれば、パイロットやCAは多量の放射線被ばくを受けているらしい。
https://biz-journal.jp/2018/12/post_25921.html#google_vignette
特に太陽フレアが発生したときは対策が必要になる。
太陽フレアは太陽における核融合反応の異常爆発によるもので、重水素の核融合反応の中には陽子や中性子以外に透過性の強いガンマ線を発生する反応もある。このガンマ線は水爆と同様に瞬時に宇宙に広がる放射線でもある。
勿論、これは我々一般の旅客も同じだが、問題は顕在化してはいない。

ではなぜ地上では問題にならないのか。
それは空気による放射線遮へい効果が大きいからである。
透過性の強い放射線であるガンマ線は主として大気に含まれる電子と相互作用し、その大量の電子により遮へいされる。

大気は地上では1気圧の圧力を及ぼす。即ち1気圧に相当する空気の重量が地表を覆っている。10m深さの水圧が約1気圧であるので、水10mに相当する電子数が地表に住む人間を宇宙線から遮へいしていることになる。
これは、原子力発電所などで燃料交換作業などにおける核燃料の放射線から作業員の被ばくを防護するのに十分な厚さの遮へいである。

しかし、航空機では薄い軽合金の胴体しか遮へい機能を有していない。即ち、ガンマ線の遮へいにはほぼ効果はない。年に数回発生する太陽フレアの爆発による、高空における瞬時放射線被ばくを防ぐには非常に重い材料で機体を製造する以外良い方法がない。
ガンマ線は光速なので、地表で太陽フレアが発生したことを検知した瞬間にはすでに被ばくしているのである。

原爆と同様、太陽フレアの被ばくも人類がこれまで経験したことのない、即ち、免疫を獲得していない外部事象であり、放射線治療による慢性長時間の被ばくとは比べものにならない少量でも危険な被ばく現象なのである。

現在の年間総量規制による被ばく基準を、瞬間被ばく量規制による被ばく基準に早急に改正する必要がある。

参議院選挙で誰に投票すべきか?2022年07月08日 04:58

 今回の参院選では、すでに3人の知人から投票依頼を受けた。それぞれ、異なる政党、異なる候補者である。その主張も公約も異なる。勿論私の意見と一致してはいない。
 どの候補者も私の考えとすべての論点で一致しているような人はいない。そのような状況が一般的であろう。
 その場合、誰に投票すべきだろうか。
 政治というものは、あらゆる観点から社会的最適化を行うためのシステムだということを前提に考えたい。
 そうすると、少なくともすべての争点に関して意見を表明している候補者でなければならない。ある争点に関し、意見無しであれば、その候補者は当選後誰か他人の意見に左右されて議会で投票することになる。それは議会制民主主義の趣旨に反する。単なる投票マシーンである。
 従って、マスコミによるアンケート調査で回答しない項目のある候補者は除外したほうが良いだろう。
 次に、その候補者の考え方がどの程度社会的、科学的に妥当性を有しているかを問題にしたい。全知全能ではない我々だが、自分の知性で考える限り、明らかに根拠のない主張、理屈に合わない主張をしている候補者には投票したくはない。
 この2点だけでもかなり投票先は絞られる。
 そして、選挙後の政治動向を左右するはずの政党ごと当選者数の予想まで考慮して、当選しそうな候補者に投票すべきかどうかである。これはかなり難しいが、私としては、数合わせは考えず、自分の考えに一番近い候補者に投票したい。そのほうが、気持ちがいいし、民主主義の趣旨に結果的にも合うだろう。マスコミによるアナウンス効果もこの考えなら影響はしない。
 最終的にその選択が政治的に失敗だったとしてもそこが民主主義の限界であり、将来、人々がその失敗の歴史から正しく学ぶことができるだろう。
 単純に言えば、他人の意見に左右されることなく、自分の現在の知識でもっとも社会を良くするだろうと考えられる候補者に投票すべきだということになる。
 3人の知人の推薦者がそれにあっているかどうか、或いはそれ以上の候補者がいるのか真摯に考えたい。

IPHONE広告陰謀論?!2022年07月10日 11:10

 IPHONEが机の端で呼び出し音とともに振動している。落ちそうで落ちない。
 そして、映像が机の下からのアングルに変わった瞬間、IPHONEが落ちた。
 あれは、実は映らないように、IPHONE関係者が机の向こうから棒で突いて落としたのである。
 これがIPHONEの仕組んだ陰謀だ?!!(^^)!

日韓の歴史と統一教会2022年07月16日 06:48

 報道によれば、統一教会の高額寄付金問題は日本だけで生じているとのことである。教祖が過去の歴史をもとに、日本から資金を集め、その資金で統一教会の教義を世界に広める原理とシステムを構築したようだ。非常に賢いやりかたである。
 確かに、戦前の日本には朝鮮半島を占領し分断に導いた歴史と負い目がある。それが先祖の過ちであり、現世の人間に災いを及ぼしているという理屈には一定の真理があると言え、その一貫性が日本の信者には納得がいくのであろう。そして、その償いのために高額の寄付をし、統一教会側は当然のようにそれを受け取る。
 しかし、国家間の交渉も歴史もそれほど単純ではない。その歴史認識を利用し、一部の政治家や教祖などの権力者が一般庶民を食い物にするのは以前からどこの国にでも起こっていることである。特に家族関係で悩む人々にとっては、宗教だけが唯一の救いになることが多い。
 日本では、大事故が起こると、それは天災ではなく、人災だとマスコミは良く騒ぐ。確かにその側面はある。天災は神様の思し召したが、それでは納得がいかないのである。人災ならば、誰かの問題であり、納得しやすい。
 家族のトラブルも同様である。それがだれか過去の関係者、即ち、先祖の問題であれば、それを償うことで問題は解決し、救われると教え込まれれば、高額寄付をすることもいとわないのであろう。
 これは大きな社会問題、外交問題ですらある。税制から宗教団体の経済活動を抑制しようという案もあるが、第一義的には、家族関係の問題を社会的にどのように救済するかである。
 その大部分は配偶者の不倫に伴う悩みや家族の精神疾患に伴う悩みであろう。
 これらの悩みの解決のために宗教が頼りにされているが、そこだけに依存するのではなく、公共の相談窓口の拡充や、精神医療の一般化により、関係者が容易に相談できる社会的なシステムが必要だろう。なぜなら家族の宗教問題で悩む人が別の宗教団体に相談するわけはないからである。
 それは政治、行政にしかできないことである。従って、行政の当事者である政治家が選挙活動目当てに宗教と結びついているという構図を早く解消すべきである。
 即ち、現在の大部分の政治家にはハードルが高いであろうが、日本の歴史を振り返り、真の政教分離を推し進める必要がある。

コロナ第7波対応策2022年07月19日 05:14

 第7波の主流であるBA.5株については、
https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/omicron-ba4-ba5/
がもっとも詳しく解説しているようです。
 これを簡単にまとめれば、重症化リスクはBA.1と同様全世代平均で約1%程度であり、ワクチン接種による重症化の低減効果は大きいが、ワクチン接種で感染や重症化を防げるわけではない。第6波のBA.2株よりも症状は重く、特に肺下部で炎症が強く出るよう変異しているようだ。

 ではどうするか。

 やはり、従来通り、三密は避けたい。特に、密封空間をさけるべきである。また、換気の重要性は従来以上だ。
 高齢者は第4回接種を受けるべきで若年者も許される限りワクチン接種をしたほうが良い。自然免疫強化のためにもワクチンを接種すべきだろう。
 ワクチンの副反応問題は依然としてあるが、感染による死亡リスクよりは、ワクチン接種の副反応リスクが小さいので、体調が良いときにワクチン接種を受けるべきであると考える。
 ワクチンや感染による生体反応は個人差が大きく、種々の抗体の生成過程もいまだに解明されているとはいいがたい。そのような因果関係がはっきりしていないところがリスクといわれるゆえんでもある。ここは自己責任であり、体調が良いときにワクチンの接種をするのがベストだと思う。

(注)マスコミなどで、ワクチンは感染の予防効果はないが、重症化を防ぐのには有効であると言われている。これは、現在国内で流通しているワクチンはオミクロン株感染防止用ワクチンでないが、現状のデルタ株用ワクチンであっても、コロナウイルスに対する様々な抗体が作られ免疫能力の強化がなされるため、オミクロン株に感染した場合の重症化リスクが低減するということです。

 今秋には、オミクロン株感染防止のためのワクチンやコロナの特効薬ができると予測されている。日本の医療体制をすぐに変えるのは難しいようなので、もう半年は密封空間で感染の可能性のある者との飲み会は我慢するのが良いということだろう。

羽生結弦選手と地球温暖化防止2022年07月20日 04:05

 羽生選手が現役引退会見を行った。
 出身地仙台駅の西2キロの地点に青葉城のお濠の一部である五色沼がある。ここは、明治時代、来日した米国人が子供たちにスケートを教えたことから日本のフィギュアスケート発祥の地として知られている。確かに私の子供時代には皆ここでスケートをして楽しんでいた。当時の子供たちにとって、スケートと言えば、鉄のブレードを薄い金属板に固着し、ゴムバンドで足に締め付けられるようにした簡易スケートであり、それを金物屋から買ってきてゴム長靴に付けて遊んでいた。
 仙台駅の北3キロの地点には羽生選手の出身校東北高校があり、その東1キロの付近に農業用水として造成された与兵衛沼という一周一キロ程度の大きな沼がある。私もここで高校のスピードスケート選手と4回転半ではなく、4周半ほどここを回ったりして遊んだことがある。
 しかし仙台も温暖化が進み、ある春の日にその与兵衛沼の氷が割れ、東北高校のスケート選手が溺れて亡くなったことがあった。それ以来、子どもたちはその沼に近づかなくなっていった。確かに春先にあそこでスケートをするには、岸から氷まで飛び移る必要があった。この沼は今では、有名な心霊スポットだそうである。
 そして、仙台も都市化と温暖化が進行し、秋保温泉にあった屋外スケートリンクまでも無くなり、勝山スケートリンクなどの屋内リンクが建設されるようになっていった。
 子供たちは安心してスケートが楽しめるようになった。その中の一人、羽生選手として世界に翔いていった。

 オランダはスピードスケートで世界的選手を輩出している国である。聞いたところでは、あの縦横に巡らされた運河が冬には氷結し、そこで遊んでいた子供たちが厚い選手層を形作っていったそうである。オランダの運河も近年は氷結しなくなったためか、メダル数も伸び悩んでいるようだ。環境は子どもの成長を決定づける因子である。
 
 伊達政宗は引退後、仙台駅から南東2キロにある若林城を構築し、ここで、支倉常長遣欧使節団以来の海外交易再開を狙っていたらしい。一部で松尾芭蕉は幕府の隠密で東北地方の治安状況を調査したのが奥の細道だったという説があるが、確かに芭蕉は、当時の奥州街道を東に外れ、若林城付近を通って仙台城下に入った形跡がある。

 政宗公以上の世界的活躍をされてきた羽生選手には引退後、地球規模の問題である地球温暖化防止のための活動にも注力して頂きたいものである。
 その成果で昭和初期の気候が取り戻されれば、いつの日か、仙台の多くの子供たちが自由に広い場所で安心してスケートができるようになる。中には5回転ができる選手も生まれてくるのではないだろうか、期待したいところである。

2022年07月25日 06:21

久しぶりに長い夢をみた。

同窓会で九州の温泉旅行に来た。初めての街である。
仲間と旅館に入り、荷物をおいて、皆で外に出かけた。
そして長い坂を上り下りし、そこにあった銭湯にはいることになった。
何故か私一人は風呂に入らず、街を散策する。仲間と合流し旅館に戻ったところ、今日は旅館の風呂に入れないという。そこでしかたなく一人で先ほど仲間が入った銭湯まで歩くことにした。
途中左側の路地に入り込んで何かあったがまた坂道に戻ってきた。そして、長い坂を下った先にその銭湯があった。
その前に土産を買おうと左側の土産物屋に入った。おもちゃ屋で飛行機を買おうと思ったが、何万円かする模型を勧めようとする。しかし、1万以下してくれと言ったら、店の若い者が探してきて包装し始めた。
ポケットを探るとなぜか千円しかない。そこで千円以下にしてくれと言ったらそんなものはないという。
そこで諦めて銭湯に行った。銭湯ではなぜか女湯だけが開いており、男湯は10時までだという。諦めて手ぶらで帰ろうとしたら、中年の女性が、安い土産物屋が近くにあるよと声をかけてきた。その女性についていくと、裏通りに小さい小物屋があった。そこで、なぜか外人だと言われて、その女性の助言で若い女性から千円の謎の写真の絵柄が書かれた布巾を買いった。後日お宝になるのではないかとちょっと思った。
案内してくれた中年の女性はいつかいなくなっていた。小物屋の若い女性に彼女は誰なのか尋ねたら、最初に訪れた土産物屋の隣にある温泉旅館の女将だという。
私がこの温泉町に悪い印象を持ったまま帰るのが嫌で、私の後についてきたのだそうだ。
ちょっと良い気分になって、土産物屋の旅館への帰路についた。時計を見たらもう11時だった。もうみんな寝ているだろう。あの旅館を暗い中、見つけることができるだろうか。再び不安になりながら坂道を登っていくのであった。

そこで目が覚めた。

この長い荒唐無稽な夢には今考えると昨日の実際の経験や昨日視たテレビの旅番組の影響が色濃くでているのである。すべてではないが主なエピソードは説明がつくように思う。

(同窓会については、昨日Zoomで長い議論をした。旅番組と女性、土産物、風呂に入らずに戻ったことについては、昨日の日光の旅番組での女優の行動に似ている。金額については昨日実際に購入した眼鏡と番組のお寺での写経の代金との組み合わせになっているなど。説明がつかないのは、女将が私についてきたことだが、もしかすると、ネットで読んだカトちゃんの奥様の話が影響しているかもしれない。)

実体験よりも夢のほうが不安感はあるが楽しいことも多かった。それが夢の特性だと言われれば、確かに夢ではある。

ワクチン接種を嫌う2つの理由2022年07月26日 07:41

 周りの様子を見聞きすると新型コロナワクチン接種を嫌がるのに2つの理由がある。
 一つは副反応の影響が大きい人々である。これはよく分かる。感染したほうがましだと思えるほど副反応に悩まされる。それでも仕方なく指示に従って打って、発熱などに耐える。
 もう一つは、「ワクチンとは人工物だから、体内に注入するのは自然に反する。人間は自然のままであるべきだ」という理由で撃たない人々である。
 この主張には哲学的な課題が含まれる。即ち、人間は自然なのか、人工物とは自然のものか否か」という課題である。
 西洋哲学では歴史的に自然と人間を対立した見方をしてきた。
そして、西洋科学の粋とでもいえるワクチンは人工物の最終形態であろう。実際、ワクチンにより、自然生物の原子形態ともいえるウイルスに立ち向かうのである。この戦いは、自然と人間の戦いの究極の姿であろう。
 そして、反ワクチン派は、この戦いは不自然だからワクチン接種などすべきではないと主張する。何となく同調したくなる。
副反応も、将来の体への影響も不安である。
 しかし、ワクチンを人間が作り出した最高の成果物であるとみる見方もできる。人間は自然のなかで生き抜くために多くの工夫をしてきた。その多くは人工物である。即ち、人間は人工物を作る生物として自然の中で進化してきたということである。
  言いたいことは、自然物も人工物も人間に対する影響という点では哲学的に簡単に区別をすることはできないということである。それは、人間も自然により作られたものだから、人間の作ったものはある意味自然の産物でもあるからである。
 この見方をすれば、人工物を一律に否定できないし、当然、自然の中には人間に害悪を及ぼすものもある。それにはある種のウイルスも含まれる。

 それならば、頭からウイルスを否定することなく、その時の状況で個々人にとって、社会全体にとって、ワクチンを含む人工物への適切な態度をとることができるようになるだろう。

 すでに子どものころから、我々は大量の人工物と自然物の洪水のなかで、生き抜いてきたのであり、その中には多くのワクチン注射も多くのウイルス被ばくもあったのである。