円安の乗り切り方2022年09月26日 05:41

令和3年度農水産物輸入比率
合理的な判断では、輸入品が価格が上昇するのだから、自給率の高い物品にシフトすれば良い。自給率の低いものは出来るだけ手を出さないというわけである。では、自給率の高いものは何か、農水省の令和3年リストを整理すると、添付図のようになる。
 ここで輸入比率は輸入量を(国内生産量+輸入量-輸出量)で割った値で0%なら全量国内生産、100%なら全量輸入となる。
 この表で10%以下の農産品、水産品は

 温州ミカン、牛乳、みそ、しょうゆ、大豆油、鶏卵、でん粉、果実的野菜、コメ、バター、野菜類である。

 海藻類は33%、肉類では鶏肉が36%と比較的低い。リンゴはなぜか47%と割高である。魚介類57%と肉類平均48%より高くなっているのが残念である。穀類は小麦が83%、大麦が89%なので平均71%と高いのは当然である。

 これらから、食事としては、昔ながらの慎ましい卵とみそ汁、コメ(出来れば玄米食が良いが農水省分類では米で一括りになっている。)の組み合わせをベースとし、鶏肉、牛乳、バター類で多少洋風とし凌ぐという、予想どおりの食生活なら、円安の影響はあまりないことが分かる。

 次に、エネルギーだが、これは、原発再稼働など、自前のエネルギー生産を何とか増加する以外低減要因は殆ど見いだせないように思える。再エネやバイオ発電など割高な発電方法もあるが、まだ、輸入燃料による発電のほうがこの程度の円安では発電原価は安いであろう。自家用燃料である灯油類、ガスはあがる一方だろう。石炭の再生産も難しいだろう。そうすると、電気料金を下げる方策としては、福島などの廃炉処理を先延ばしにして、当面、無駄な経費を抑えることも考えられる。これは国内出費が大部分なのでエネルギー価格に転嫁するかどうかは政策次第だ。
 庶民の方策としては、スマホ、パソコンやインターネットなど無駄な電気使用を抑えることだ。即ち、意味のないブログを読んだりしないほうが良い。勿論、大型テレビでニュースショウを見ることも自戒しなければならない。このような電気の無駄遣いに加担しない方法を思いつかないことをお詫びしたい。

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