オンライン教育における本人確認方法2022年10月01日 09:50

 ある通信制大学の試験方法に関し、本人確認方法に関する調査があった。即ち、試験時にパソコンやスマホのカメラを使って本人確認をする案である。
 しかし、カメラに写っている人間が必ずしも回答を考えているとは限らない。昔から替え玉受験の方法はリアル受験でもあったし、オンラインならなおさら抜け道は多そうだ。
 正規の大学資格を得るために、試験の適正さ、公平性を保つという必観点からは、替え玉受験を防ぎたいという大学側の目的は正しいと思う。
 しかし、カメラなど現在のIT技術で替え玉を完全に防げるとも思えない。

 これまで大学のリアル受験で単位取得に関し、どういう判断をしていたのか、もう一度思い返すと、試験以外に講義への出席率という判断基準もあった。
 即ち、試験の成績とは関係なく、その講義を聞いていたかどうかを重視するという判断基準である。昔は(今もそうかもしれないが)バイトをする友人のために代返(出席者チェックの際に代わって返事をする)という輩もいたが、毎回できるわけでもなかった。
 まして、オンラインではカメラで個々人が聴講していることを確認できる。それが替え玉ならば、替え玉の人間がすべての講義を聴くことになるのだから、時間的に膨大な労力となり、リアル講義よりも代理出席は難しくなる。
 
 オンライン教育で、単に試験時の替え玉受験だけを防ごうとすると問題解決が難しくなるのである。
 即ち、替え玉を防ぐのであれば、一連の講義を聴講しているという証拠をカメラで確認できるよう、システムを整備すべきだろう。そうすれば、リアル大学での単位認定のように、出席率を考慮できるようになり、少なくとも全く知識のない人間が単位を取れるようなことにはならない。即ち、最低限の知識は保証できるという観点で、単位を支給できるのである。

 このように試験偏重ではないオンライン教育により、試験時のみの本人確認の必要性が低減され、本来の教育目的である知識習得と講義への集中が可能となると思う。

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