AIを信じるよりは神を信じたほうが良いわけ2022年11月04日 06:11

 宗教学者島田祐巳氏の著書「AIを信じるか、神(アッラー)を信じるか」(祥伝社新書)で、AIと神を対等においているようなキャッチャーなタイトルにしたのはせっかくの内容を貶めているようにも思える。
 哲学者は命を張って世間に主張をするそうだが、宗教学者もそうなのかもしれない。かつて、日テレの番組「知ってるつもり」の最終回では、キリストを大工の息子と断じて放送していた。私もキリストの復活場面を生物学的な仮説で説明しようとしたら、ネットから危ない反応があった。
 イスラム教徒にもいろいろな方がおられるはずである。

このキャッチャーなタイトルに対し、大人気はないが、反論してみる。

 AIを神のように信じてはいけない理由は、以下のとおりである。
(1)スピノザによれば、神は根本原因であり、宇宙の影響は受けない。
しかし、AIを司る半導体のプロセッサは、宇宙からの放射線で誤作動を起こすことがある。
(2)神は誤りを犯さない。しかし、INTELのプロセッサとAMD(RYZEN)のプロセッサ(特に64ビット版)では、全く同じアルゴリズムにも関わらず、計算結果に0.1%程度の差を生じる。これは、外部環境とは関係なく、どちらか、あるいは両者が誤っていることを証明している。
 
 この程度で十分であろう。人間が制作したものが神と比較できるはずはない。

注)聖書もコーランも人間が作ったものだから、これらを信じることと神を信じることは別物であることには注意する必要がある。