ヒトはなぜ躓くのか2022年11月05日 18:44

 ヒトはなぜ躓くのかーと言っても、人生論ではない。知人がジョギング中に躓いて、手術を受けるようなケガをしてしまった。
 その物理的、身体的メカニズムを我が身を振り返って分析してみる。

 振り返るに、躓くときには地表にわずかな凹凸があるのが普通であるが、脚が達者な年代では躓いた記憶はない。
 躓くためには2本の脚が必要である。片足ならば、ケンケンすれば、躓くことはまずない。
 歩くとは、片足づつ交互に地面を踏みしめ、踏みしめた反対の脚を前にだすことの繰り返しである。
 踏みしめた際に踵が上がってないと、反対側の脚は一般には地面をすることになる。
 これは、両足の長さが同じならば当然のことである。
 しかし、多少踵を上げられても、時々躓くことがある。それは、一般に長いほうの脚である。ヒトの脚の長さは左右同一ではない。 
 この際、重要なことは、左右の脚の長さを揃えることである。手術をしなくても、靴の中敷きを100円ショップで一足分購入すれば、ほぼOKである。短い脚のほうの靴の中敷きにすればよい。片足分で足りなければ、逆足側の中敷きを裏返して入れれば一足分で5㎜以上の長さを調整できる。

 次に、根本的な問題として、踵が十分に上がっていないという点である。どうしても、踏みしめる側の足のかかとを上げられない場合の対策として、踏み出す側の足のつま先を多少上向きにすることである。踏み出す側は宙に浮いているので、上向きにするのに大した筋力は要らない。これにより、少なくとも前のめりの躓き方はしなくなる。
この代用として、靴底が前後方向に丸まった(つま先とかかとが浮いている)形状の靴を使うこともあり得る。

 最終的には、踏みしめる側の足のかかとを常に上げるような歩き方をすればよいのである。
 反発性のあるジェルが踵側に仕込まれているような靴を探してみることも考えられる。
 即効性があるのは、自分の身長を高く見せるよう努力しつつあることであろう。
 身長を高く見せるということは、踏み込む側の足のかかとが自然に吊り上げるような歩き方になる。姿勢も良くなって一石三鳥になるだろう。

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