冤罪多発国日本で生き延びる方法2023年02月28日 01:25

 Yahoo報道によれば、滋賀県日野(ひの)町で昭和59年に酒店経営の女性=当時(69)=を殺害し金庫を奪ったとする強盗殺人罪で無期懲役が確定し平成23年に病死した阪原弘(ひろむ)元受刑者について、大阪高裁(石川恭司裁判長)は27日、再審開始を認める決定をした。

家族の話では、阪原受刑者は、気が弱く、警察の脅迫めいた追及に自白してしまい、逮捕されたそうだ。そして戻ってこなかった。

他にも、帝銀事件、松本サリン事件、仙台北陵クリニック事件、和歌山毒カレー事件など数多くの有名な冤罪事件が近年でも多発している。これは警察制度の欠陥でもあるが、そう簡単には直りそうにない。

 私も東名高速で静岡県警の覆面スポーツカーに後ろに付かれ、左車線がトラック車列のため、怖くて仕方なくスピードを上げたところ、そのスポーツカーに捕まったことがあった。この覆面スポーツカーの動きも一種の脅迫といえる。

 警察の脅しには決して屈してはいけない。

 殺人事件でもこの冤罪の多さである。報道されない冤罪事件は今も多発している。

 それが日本の政治、社会の特徴だからこそ、日米安保では米兵のための地位協定がある。ドイツでは犯罪を犯した米兵の裁判権はドイツ側だが、日本では米国側にある。それだけ米国が日本の司法、警察を信じていないということである。
 海外の自国民を守るのは国家の重要な役割だから、日米安保の米兵の地位協定は客観的に見て適切なのだろう。

松本サリン事件を思い出せば、世間は長野県警の言い分を鵜呑みにし、マスコミは、河野さんを真犯扱いをした。知り合いのあるインテリでも信じたほど日本人は警察とマスコミを信じている。

和歌山の毒カレー事件でカレーなべから抽出、分析されたヒ素は、今では林家のものと一致していないことが関連の学会で報告され学者間では共通認識になっている。

従って、どの法務大臣も林死刑囚の死刑執行には判を押さない。
拘置所内での死亡を待っているのである。

オソロシヤ日本である。

マスコミにより容疑者として報道されるだけで、その人の家族は社会生活が送れなくなるのが現在の日本である。

そのような社会日本で官憲に捕まっても無実を主張し続ける方法はあるのか。

 日本人はつい相手の意向に合わせた話し方をしてしまう。それが日本社会で摩擦なく過ごす知恵である。

 しかし、警察で冤罪で捕まった場合、この特性は不幸な方向に作用する。相手は追及と心理戦のプロである。普通の人は簡単にやってもいないことを自白してしまう。その結果が冤罪の多さに繋がっている。裁判官を信じてはいけない。

 従って、警察で追及されたときに相手の心理戦に乗らないよう普段から訓練することだろう。相手は、いろいろな暗示と脅迫を組み合わせて、あなたが犯罪を犯したと自白させるのである。

 これに対抗できるのが、即ち、自己暗示法の習得である。自己睡眠法とも自律訓練法とも呼ばれる、スポーツ選手が良く訓練する方法である。
 追い詰められた状況でも、自分に暗示をかけ、心身を落ち着かせ、自分自身を真の自分として保つ方法である。

 例えば、暗示には、両手両足が暖かいとか、楽に呼吸をしているとか、お腹が暖かいとか、額が涼しいとかいろいろな種類があるが、これに加えて、私はうそを付かないという暗示を加えるのはどうだろうか。
(自律訓練法は使い方を間違うと心身への影響があるので具体的な方法は専門書に従ってください。)

 これにより、警察官の前でも決して緊張せず、脅しにも乗らず、本当のことしか言わない、冤罪に無縁の人生が可能となるだろう。

 再審請求を繰り返している林真須美死刑囚は逮捕当初家族を考えて黙秘を続けたが、結果的には家族崩壊になってしまったようだ。事実を告げて警察と戦うことができる心理的な準備が重要だと思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2023/02/28/9565930/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。