日本のみコロナ流行が収束した理由の推定2021年11月09日 06:40

 相馬市のWEBサイトや相馬中央病院の坪倉医師の話などから、ワクチンの効果である抗スパイク抗体の量は数か月で半減するらしい。
即ち、ワクチンだけで集団免疫を作ろうとしても数か月しか持たないと思われる。
 しかし、日本では、6月ごろから9月頃までの短期間に人口の半数近くがワクチン接種を受けた。
 更に、8月の第5波で感染者が増加したが、日本ではPCR検査が保健所などに限られていたこともあり、無症状感染者はその10倍程度いる可能性がある。彼らも大量の抗体を持っているはずである。
 即ち、10月時点では人口の80%程度が一時的に抗スパイク抗体を保有しており、集団免疫状態になっていると推定される。
 菅前首相のワクチン接種推進策とPCR検査抑制策が相まって、日本では現在集団免疫が期せずして成立していると推定される。

 坪倉医師の話から推定すると、ワクチンによる抗体は数か月レベルで低下していくので、仮にコロナ感染者の抗体が長期に維持できたとしても、12月ごろからは集団免疫状態は解消し、新規感染者が増大すると予測できる。これは、新たな変異ウイルスが持ち込まれなくてもそうなる可能性が大きい。

 日本はこのような特殊事情にあるのだから、他国よりも第3回目接種を急ぐ必要があると考えられる。

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