三宅一生氏の死亡原因2022年08月10日 13:15

 三宅一生氏が先日亡くなった。肝細胞がんとのことである。
癌研などの説明では肝細胞がんは90%がウイルスが原因らしい。肝硬変などから進行して悪化するようだ。
 一方、三宅一生氏は小学校1年、7歳で爆心地から約4キロのところにある広島大学付属小学校で被ばくした。放影研のデータで、同様の条件の被ばく者の線量は、50ミリグレイ程度らしい。また、喫煙歴が長く、がん以外の死因でなくなっている例があるようだ。
 三宅氏の場合、喫煙していたのどうかや、なぜ肝細胞がんになったのかなど一切不明だが、今後も広島や長崎の被ばく者ががんなどで亡くなる例が増えるだろう。
 放影研は、2010年以降、まとまった被ばく者のデータを公開していないように見えるが、今後も継続して調査し、被ばくと発がんの関係を詳細に示してもらいたいものだ。日米両国政府の出資により運営されているそうだが、軍事機密の壁にひるむことなく、線源条件を含む瞬時被ばくの詳細データを明らかにしてもらいたい。また、FPや医療被ばくなど慢性被ばくと瞬時被ばくの相違やICRPの被ばく者データの扱いにおける妥当性検討など、多くの課題があるはずだ。これらの課題の追及により、誰もが納得できる被ばく基準の確立の寄与してもらいたい。
 それは、今後もあり得る原子力災害や核戦争災害において人々の真の健康維持のために役に立つはずである。

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