DNAの記憶能力と被ばく免疫2022年10月02日 07:10

 我々細胞を持つ真核生物は20億年前には誕生していたらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E6%A0%B8%E7%94%9F%E7%89%A9

丁度そのころ、人類の発祥の地と言われているアフリカ中部には天然原子炉があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AE%E5%A4%A9%E7%84%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89

仮にそのころの真核生物のDNAに被ばくに対する免疫機能が記憶されていれば、ある程度の放射線に対する自然免疫をその時に獲得したことが考えられる。ウクライナの原子炉が核攻撃された際の放射線被ばくと、その天然原子炉による被ばくを比較することは今後のウクライナ戦線の行方を見るための参考になるかもしれない。ロシアの原子力技術や医療技術は明らかに日本よりも上である。

 この天然原子炉は数十万年間、100kW程度の出力を出し続けていたのだから、ウクライナの原子炉(100万kW級)の1万分の1であるが、原子炉は制御棒で未臨界になったのち、崩壊熱出力は未臨界停止後約1年で4桁は減少する。ウクライナの原子炉は数か月前には炉停止しているはずだから、今後、仮に原子炉が攻撃されてもDNAに免疫記憶が残っていれば、被ばく影響は小さいだろうと推測される。