PK戦への対処について2022年12月07日 05:20

 今大会では、あのスペインもPK戦でモロッコに敗れた。
 PK戦の重要性が改めて認識できる。
 日本代表はそのスペインも撃破したのだから十分賞賛に値する。
 森保監督はPK戦の準備が十分でなかったとコメントしているようだが、そこまで要求するのは酷というものだろう。

 部外者としては、気楽に、再度PK戦について調査してみた。
https://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20180630/786746.html
によれば、ロシア大会のベスト16か国の中で、PK戦を経験したのは12か国である。即ち、ベスト16に入れば、75%はPK戦を戦うことになる。
 WCでのPK戦は1982年からスタートした比較的歴史の新しいシステムである。
 それでも、ブラジル、アルゼンチンなど強国であってもすべてがPK戦をWCで経験している。即ち、日本もこれからはPK戦の常連国になるということである。

 では、どのようにPK戦の練習をしていけばいいのだろうか。

 良くあるコメントは、PK戦とはメンタルの勝負だというあいまいな表現である。統計的には、キーパーに対するシュートの方向で成功確率は多少異なるが、それを裏読みする力の差で実際のPK戦の勝負がきまるようだ。

 では、キッカーとキーパーのそれぞれに対し、どのような戦略を立てて今後の4年間を過ごせばよいか。

 まず、キッカーについては、昨日記事の保仁選手の間を取れるような練習が第一だが、それができなければ、相手キーパーに対して心理が読まれないよう、顔を伏せながらポーカーフェイスで蹴ることができる練習をするべきだろう。

 キーパーについては、相手が蹴ってから動き出すというよりも、動いてから逆方向に動くといった、相手を惑わす心理戦についての様々なテクニックを持っていることが重要だろう。

 他にも多くの戦略があるだろうが、スポーツ心理学の点から、野球での投球データの分析が役に立つだろう。