エイプリルフール2023年04月01日 15:54

 今日は、横浜桜木町野毛の本格中華で有名な桂林飯店でランチを頂いた。

 いつもの週末のように、店の中はテレビ中継に齧りつく競馬ファンで一杯だった。(注:野毛には場外馬券売り場があります。)
















店内をよく見たら
「お客様へ

 たまには競輪も宜しくお願いします。(競輪ファン店 店主より)」

との掲示板が脇においてあった。

政治家が先か国民が先か?2023年04月07日 18:59

 鶏が先か、卵が先か? という話なら、遺伝学的には卵が先になると思うが、政治家が先か、選んだ国民が先に責任を負うのかという話ならばどうなるだろうか。

 政治家女子48党の内紛を見ていると、そのような人々を国会に送り込んだ国民にも問題があると思えてくる。民主党でも自民党でも党首レベルが哀しいレベルという時代があった。これなら中国の共産党独裁のほうがまだましかという感慨を持つ国民も多いだろう。

 ただ、日本には中国やロシアと違い、政治に対する言論の自由があるはずである。数年前、赤の広場のレーニン廟の前でプラカードを掲げただけで警察車両に連れていかれた青年の顔を思い出す。あれがウクライナ侵攻に繫がった政治の空気である。中国でも共産党批判の声はなかなか聞かれない。これも怖いことである。政権が大きな間違いをする可能性は常にある。文化大革命というとんでもない失敗を中国共産党は行った歴史がある。いくら優秀と思われる人でも必ず見落としはある。それを事前に防ぐ仕組みが民主制であろう。

 その制度を成立させる根本原理が言論の自由である。それを政治家女子48党では抑えこむ経緯があったし、今後も起こり得るような気配がある。

 これは、民主主義を理解していない人々がその中にいるのではないかという疑念を起こさせるのに十分な状況にある。

 今からでも遅くはない。言論の自由を保障できる環境を党内に作るべきである。それが帰国できない旧所属議員を作った旧党首の責任でもあろう。

 即ち、選んだ国民ではなく、選ばれた政治家のほうが先に問題を起こした責任者である。私はかの党に投票はしなかったが、かの党の党首は投票をした有権者に対する民主主義のルールを守るという最低の責務を果たさなかったと言えるだろう。

INTELが良いか、AMDが良いか?2023年04月07日 19:20

 今日、某大手家電量販店で某大手OSメーカーからの派遣販売員と興味深い話をした。それは、INTEL製CPUが良いかAMD製CPUがよいかという話である。

 彼の話では、価格は明らかにAMDが安い。但し、INTELとAMDでは計算悔過が微妙に異なる。昔はかなりの差があったらしいとのことである。しかし、現在はほぼ一致している。(現在筆者が計算しているモンテカルロ計算では、まったく同一のソースと入力データに対し.同じ同一世代の64ビットCPUを用いたINTELパソコンとAMDパソコンの固有値計算結果を比較すると0.01%の差があり、これは場合によっては有意な差となりうる。)

 では、どちらが正しいか、どちらを選択すべきかという質問をしてみた。
彼の答えは、勿論どちらの結果が正しいとかは分からない。だが、価格が高くてもINTELパソコンにすべきだという。(パソコンが勉強用でないならばという前提では。)なぜなら、INTELパソコンが世界標準になっており、様々な機器の設計、製作がINTELパソコンを用いたものだからということであった。

 これが本当のことなのかどうかは検証してはいないが、確かにあり得る話だとは思った。

 しかし、最近はスマホのCPUはほぼAMDだそうだ。この結果、CPUのシェアはAMDがINTELを追い抜いた。将来はAMDが標準になるかもしれない。更に、AMDはCPUとGPUを合体させたAPUというものまで開発したらしい。これは従来のパソコンで信号がCPUとGPUの2回路通過するのに対し、これを一回ですませられるので、省エネにも有効だそうだ。

 どちらのCPUのパソコンを選択すべきか悩ましい話だ。

野球やサッカーを生で視なくても良い理由2023年04月10日 12:16

 スポーツ中継ならなんでもそうだが、結果が分かってから見てもあまり面白くはない。生での緊張感を感じられないからだ。
 ただ、もうひとつだけ生で見たい理由がある。それは生だと自分が応援しているチーム、選手への祈りが通じた結果、勝利に貢献できるのではないかと思い込むことである。

 前者ならば、興奮できるので楽しいということになるが、世の中にはほかにも同じような緊張と興奮のアクティビティは多い。
 実は、後者の理由が生で見たいという真の理由であろう。

 しかし、ここで興ざめの話が出てくる。(誠に申し訳ない)
テレビ中継というものは時間遅れがある。真の生ではない。
それどころか、実は目に入ってくるものは全て過去のことなのである。光の速度は有限なので、目に入ったという時点ですでに過去のことを見ていることになる。真の生など存在しないのである。そこで祈って念を送っても時間遅れで選手には届いてしまう。なぜなら、念力であれ脳波であれ、光の速度を越えられるものは世の中には存在しない。即ち、応援という行為は、その現場でいても勝負の瞬間には意味がない行為である。

 だが、勝負の瞬間よりも一瞬前に状況を把握して声援を送ることは有効である。確かに、勝負の瞬間よりは一瞬早い時間での念によるものなのでピンボケになる可能性はあるが、ないよりは大分ましである。
 しかし、テレビの場合には生中継というのは錯覚である。どのくらい時間遅れがあるのかは放送関係者のみが分かることである。
 従って、本当に生に近い映像なのか、かなり遅れた映像なのかは視聴者には確認できない。それなら生で見る理由は無くなるはずではないか。

 このような興ざめのことを言うと視聴率が落ちるかもしれない。それでも、我々は錯覚の中に生きており、生放送は現在起こっていることだと信じて応援するのである。

 だが、冷静に考えれば、生で視なくてもひいきの選手を応援をし、念を事前に送ることはできるのである。前の晩に念を送っても、当日の真の生の一瞬前に送っても送ったという観点では同じことだからである。
 これこそが、大リーグ中継を早朝に起きてみる必要がない理由である。(今朝の寝坊の言い訳でした。)

西谷と鶴ヶ峰が隣接しているワケ2023年04月13日 10:55

 横浜近辺の方はご存じでしょうが、相鉄線が東横線と繋がり、神奈川県内陸部の交通の便が大幅に改善された。その接続駅が西谷である。ここは横浜港に河口を持つ帷子川が流れており、谷に地形なので西谷と呼ばれるのだろう。しかし、その一つ先の駅名は鶴ヶ峰である。国道16号を西谷から鶴ヶ峰方向に走っても殆ど勾配は感じられない。なぜ、鶴ヶ峰などという険しい山を想起するような地名になったのだろうか。
 その謎が、旭区役所に行く道沿いで解けた。
ここは、東海道が保土ヶ谷宿手前で分岐し、八王子に向かう八王子街道沿いにある。電車も車のなかった江戸時代、旅人は帷子川沿いにそって開かれた八王子街道を辿っていく以外になかった。その街道は西谷の先で川沿いから外れ、右側の山の方に登るのである。その登りが帷子川を起点にすると鶴ヶ峰の最高時点までおよそ70メートル近くになる八王子街道最大の難所だったのである。今は国道16号が横浜方面から帷子川の水面より20メートル以上高い台地部を通っているので、旧八王子街道の鶴ヶ峰付近での厳しさが分からないが、川沿いに歩いてきた旅人がここで峠を見上げたら、鶴が渡るほどの峰に見えたのではないだろうか。或いは、峠付近が鶴の形をしていたのかもしれない。いずれにせよ、峰のように感じられたのであろう。
 
 神奈川県内の東海道はほぼ歩きつくしたので、今度は八王子街道をチャレンジしようと思う。(交通費も宿泊費も無視できるので)

ドライアイとマイボーム腺2023年04月17日 10:17

 先日のNHKの番組でドライアイを改善する簡単な方策として、マイボーム腺を暖めマッサージすることを勧めていた。
 マイボーム腺は上下の瞼に10個程度配置されており、油成分を出すことで、油成分が涙の上をカバーし、乾燥を防ぐ機能がある。ドライアイの場合には、この腺の出口が脂で固まるケースが多いので、蒸しタオルで暖め指先でマッサージすれば、詰まった脂が溶け、ドライアイも改善するということである。一日朝晩2回、10秒程度マッサージするだけでよいとのことなので、早速試してみた。
 
 その結果は、数日後には朝起きたときの目の痛みを感じなくなった。
顕著な効果である。
 今、眼科医から貰っている点眼薬は、保湿成分と涙出促進成分しか入っていないようで、マイボーム腺の掃除機能はないように見える。
 
 血も涙も物理化学法則に従うようで、安心した。

ChatGPTによる論文審査はどの程度正確かが問題だ2023年04月17日 12:42

 大学など論文で資格審査をする場合、ChatGPTの利用による不正をどうするかが問題になっている。一般教官はChatGPT以下の記憶能力しかないので不正を見破ることはできない。

 では、ChatGPTに論文を入力し、学生の提出論文を審査してもらって、どの程度ChatGPTが作成した文章、ロジック、アルゴリズムが論文に入っているかを審査してもらえばよいということになる。(ChatGPTは、それまでの会話履歴を覚えているし、相当長い文章でも処理してくれる。)

 しかし、そのChatGPTの回答がどの程度正確で、どこまでChatGPTの回答を信頼するかが、次に問題になるだろう。

 その審査基準もChatGPTに尋ねることになるのだろうか。

 このように大学等の教官は深刻な問題に巻き込まれる可能性が大きい。少なくとも従来の論文審査形式では今年度からトラブルが続発するだろう。

 以前に書いたことがあるが、卒業、修了等の資格審査では、論文審査だけではなく、ゼミなどの直接会話形式での審査に重点を移す必要がある。

ChatGPTによるPython開発はどこまで可能か2023年04月17日 19:52

 FORTRAN世代向けには以下のような説明が分かりやすいかもしれない。
 
FORTRAN時代にくらべ、機械語への変換が非常にやりやすくなったと感じる。

Pythonがこんなに世界中で広く使われるようになった背景は以下のような要因があると思う。
(1)FORTRANでは非常に基本的な関数以外は全て、プログラム作成者が関数又はサブルーチンを手作りし、全体のプログラムを構築しなければならなかったが、この手間がPython言語で作られた汎用プログラムの利用により大幅に縮小できる。(例えばFORTRANで1万行程度は必要なプログラムが、上手くやれば100行レベルで済む。)
(2)インターネット利用拡大により、他人の作ったモジュール(FORTRANで言えばサブルーチン相当)やその集合体のパッケージを検索し、入手することが容易になった。
(3)Pythonの言語構造が出来合いのモジュールを自分の作成したプログラムに容易に組み込める構造になっているので、プログラムの高機能化や機能拡張が簡単にできる。そのパッケージは機械語なので、自分でコンパイルする手間もいらない。例えば、データの図示などFORTRANで厄介だった機能も数行で可能になった。
(4)ハードの高性能化により、プログラムの頭から順に処理していっても計算時間は早くなったので、FORTRAN時代に高速計算をする際に考慮したようなプログラム構成の工夫やメモリー節約の工夫をする必要がなくなった。
(5)Rなどの他の言語によるプログラムとの互換性もある程度確保されているので、他の言語を使用していたプログラマーの参入も容易だった。(これらはオブジェクト指向というプログラム構造の基本的考えに立っている。)

 一言で言えば、複雑なプログラムがネット利用の拡大とパソコン高性能化のお陰で、多くのIT関係者が参入でき、拡大再生産をしているのがPythonのコミュニティの現状だろう。


 なお、ChatGPTは、羨ましいほど言語処理能力が凄いため、モジュールの名前だけを呼び出して組み合わせることができる。短いプログラムで、且つネットに多くの情報が公開されているPythonのプログラムの場合には、ChatGPTサーバーに取り込み利用するのが容易だなのでChatGPTが適当なプログラムを作成することができる。

 ただ、ChatGPTの作成したPythonプログラムがそのままで動くことは、現時点ではあまりないことなので一般には修正は必要になります。質問者(作成者)がChatGTPとのQ&Aを繰り返せば、複雑なプログラムでも上手く動くかもしれないが、その妥当性・正確性の検証が問題となる。
 検証が難しいのはPythonなどブラックボックス的な言語体系では共通の問題で、ChatGPTの関与は、直接的関係はないがその言葉遣いの上手さにより、つい自分(質問者)が間違っているのではないかと勘違いする恐れもある。

 そのためには、このメールの文章もChatGPTに校正してもらいたいくらいである。(笑)。

ChatGPT利用の論文不正の防ぎ方案2023年04月19日 06:03

 一昨日、ChatGPTの利用での論文作成が今後大量に増えるので、その対処のためには、ゼミなど面談による資格審査に重点を移すべきだろうと記した。しかし、教官当たりの学生数が多い場合には、それもかなり困難になる。

 当面は、学生に対し、以下のようなアナウンスをすることで、直接の引用を抑制する以外に手段はないと思う。
「ChatGPTの利用による論文作成は禁止する。提出論文をChatGPTに審査してもらい、自身が作成したことが明らかになれば、再提出となる。」

 これは実際には、ChatGPTに当該論文の記述がどの程度過去に回答したことと一致するかを尋ね、一致個所が一定比率以上であれば再提出とすることで学生に抑制を促すものである。しかし、このような手段では完全に不正を防止することは出来ないだろう。

 どこかの大学で、積極的にChatGPTを利用する方針とのことだが、これは学習機会を増やすことで学生の知識レベルを上げるという目的によるものだろう。この目的は理解できるが、論文というものはある程度のオリジナリティが要求されるはずだ。ChatGPTのコピペが主体の論文で大学卒業資格をえられるのでは哀しすぎる。

ChatGPTによる太陽光発電所の安全性回答2023年04月20日 06:21

 ドイツでは原発が全廃されたが、太陽光発電など再生可能エネルギーに依存する場合は、蓄電池など電力エネルギーの蓄積方法の開発を急ぐ必要性があるようだ。水素製造によるエネルギー蓄積のほうが実用化は近いかもしれない。

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 ChatGPTに対する質問:
太陽光発電所の出力制御装置で何パーセント発電能力を減少できますか。

仮に電力需要が50%減少し、すべての発電所が太陽光発電所だった場合、蓄電池がなければ、どんな事故が発生しますか。

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 ChatGPTの回答:
一般的に、太陽光発電所では、出力制御装置により、最大出力の10~20%程度を減少させることが可能であるとされています。ただし、出力制御装置を使用して発電量を減らす場合、発電量を抑制するために太陽光パネルの電圧が上がることがあり、太陽光パネルの寿命を縮めることがあるため、長期間にわたって使用する場合は注意が必要です。

太陽光発電所の出力は、太陽光の当たる時間帯にのみ発電が可能であるため、天候や季節によって発電量が大きく変動します。一方で、電力需要は日中と夜間で大きく異なるため、需要と供給が一致しない状況が生じる可能性があります。

もし、電力需要が50%減少し、すべての発電所が太陽光発電所で蓄電池がない場合、以下のような事故が発生する可能性があります。

過電圧: 需要が減少すると、電力系統に余剰の電力が流れ込み、過電圧が発生する可能性があります。過電圧が発生すると、電力設備に損害を与えることがあるため、保護装置が作動し、電力の供給が遮断される場合があります。

電圧不足: 需要が減少すると、逆に太陽光発電所からの電力供給が増えるため、電圧が低下する可能性があります。電圧が低下すると、電力設備の動作に支障をきたすことがあり、また、家庭などで電化製品が故障する可能性もあります。

電力不足: 需要が急激に減少すると、太陽光発電所の出力制御装置で発電能力を減らしたとしても、電力不足が生じる可能性があります。これにより、電力不足が長期間続くと、停電やブラックアウトなどの深刻な事故が発生する可能性があります。

このような事故を防止するためには、蓄電池や他の発電手段を組み合わせたり、電力の需要と供給を適切に調整することが必要です。

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 日本は島国なので、ヨーロッパのような電力網がない。他国との電力需給調整が難しいので、電圧を一定に維持するには、蓄電手段が欠かせないということになりそうだ。簡単に太陽光発電量を抑えるには、太陽光パネルに可動式の屋根をつけるか、日焼け防止クリームのような遮へい手段を設ければいいのかもしれないが別の公害に繋がる可能性が大きい。

 やはり、安価で確実な蓄電装置の開発が急がれる。EV蓄電では何年分の電気代になるのか見当もつかない。