ヒジキと太陽フレアの微妙な関係2026年05月11日 13:02

 先日、ジェット旅客機に乗って、離島に行ってきた。

 ジェットは大型で12000mの高空を飛ぶ。当然、太陽フレアによる被ばくの可能性はあった。

 一方、南の島では海産物が沢山料理に使われていた。その中にヒジキもかなりの頻度で出ていた。

 実はヒジキはカナダでは摂取を避けるよう規制されている。ヨーロッパの多くの国も摂取制限がある。その理由はヒジキに大量のヒ素が含まれているからである。

 厚労省は国際的な基準とは異なり、ヒジキの摂取は制限していない。その理由は日本では昔からヒジキを摂取しており、その毒性は軽微で人体影響は証明されていないかららしい。

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Q: カナダでヒジキを摂取禁止にしている根拠は?

ChatGPT:
カナダでヒジキ(鹿尾菜)の摂取を「避けるよう勧告」している根拠は、ヒジキに含まれる**無機ヒ素(inorganic arsenic)**の濃度が、他の海藻より著しく高いと確認されたためです。

特に、カナダ食品検査庁(CFIA)の公式説明
では、次のように述べられています。

ヒジキの無機ヒ素濃度は、他の海藻(ノリ・コンブ・ダルスなど)よりかなり高い
少量摂取でも「耐容1日摂取量」を超える可能性がある
無機ヒ素は発がん性が疑われ、人では胃腸障害・貧血・肝障害などとの関連がある
特に海藻を多く食べるマクロビオティック食ではリスクが高まる

CFIAは「avoid consumption(摂取を避ける)」と表現しています。

ポイントは、「ヒ素」には種類があることです。

海産物に多い 有機ヒ素 → 比較的毒性が低い
ヒジキに多い 無機ヒ素 → 毒性が高い

CFIAは、他の海藻では主に有機ヒ素だが、ヒジキでは無機ヒ素が高いことを問題視しています。

なお、これはカナダ独自ではなく、英国の Food Standards Agency なども同様の注意喚起を行っています。

一方、厚生労働省 は、
「日本人の平均摂取量では直ちに健康影響は考えにくい」
という立場を取っており、

毎日大量に食べ続けない
食事を偏らせない

という前提で容認しています。

つまり、

カナダ・英国など → 「予防原則」で回避推奨
日本 → 「通常摂取量なら大きな問題は少ない」

というリスク評価の違いが背景にあります。


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これはどこか被ばく基準に似ていて実績を重んじるか動物実験を重んじるかの違いも関係する。

中国などでは放射線被ばく制限規制がかなり甘いようだ。
これが中国でのレアアースの価格が他国より大幅に安い理由と報じられている。レアアース精錬の際に、採掘した鉱石に含まれる放射性元素を除去する際の作業員の被ばくがICRPなどによる国際的な基準を無視しており、必要と言われている遮へいもないために価格も大幅にやすくなるとのことだ。

このような有害物に対する基準の設定には検討の余地がある。

ヒジキの毒性影響はカナダ人も日本人も同じようなものだろう。
しかし、日本人はヒジキを昔から食べているのでそれに対する耐性、免疫ができている可能性がある。

一方、西欧人はヒジキを食する習慣がないので、そのような免疫があるのかないのか、分からない。
そこで動物実験などで毒性の基準を決めることになる。しかし、動物に長期に少量づつ継続して食べさせることはできない。このため、大量のヒ素を一気に摂取させて、致死率や発がん率からその許容量を決めることになる。

その実験結果を反映させたのがカナダや英国での摂取禁止勧告であろう。

この決め方はICRPの広島・長崎の被ばく者がん発生率(1000mGy被ばくでがん発生率が非被ばく者の1.6倍になった)という結果を用いLNT仮説をもとに、ICRPが一般人の被ばく制限値を年間1mGy程度に設定したことに似ている。

即ち、瞬時の大量摂取、即ち、毒物を短時間で摂取した影響を時間的に長期の影響と同等と見做している点である。

原爆被ばくの1マイクロ秒という瞬間的放射線被ばくの影響をもとに設定した制限値である。これを年間被ばく量の制限にしているのだから考え方としてはカナダなどのヒジキ制限と同様の決め方である。

日本のヒジキ食習慣のように年間を通じてすこしづつ摂取した場合は動物実験の短期間大量摂取とは影響が変わって当然だろう。同様に、ヒトの普段の被ばくのように時間線量率が小さい被ばくの場合も、原爆のような瞬間的な被ばくとは異なり、実際には健康影響は表れないのではないだろうか。

しかし、高空でのジェット機の乗客やCAが経験する可能性のある太陽フレア被ばくでは少量であっても瞬間的な時間線量率は原爆なみに高い。がん抑制遺伝子の免疫反応によるDNA修復に化学反応のための時間がかかることを考量すると瞬間被ばくの場合にはDNA修復が間に合わず、がん発生率を増大させる可能性があると考えられる。

ヒジキ摂取を許可し、一方、ICRPの基準を認めている厚労省の基準設定の考え方は一貫性がなく、見直しが必要だと思う。

下記リンクの附録1には時間線量率と累積線量を合わせて考慮した被ばく制限提案を示した。

https://drive.google.com/file/d/1Ehn02gQ8vx_-s_vMdlkOvIFtxkHeE4Ke/view?usp=drive_link

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