被ばく影響が2次曲線だとするとどうなるか ― 2026年04月22日 03:40
RERFのLSS(Life Span Study)-2009研究のまとめが下記論文に示されている。
Preston, Dale L. et.al, "Solid cancer incidence among the LSS of atomic bomb survivors: 1958–2009",Radiation Research 187(2017)
この論文では広島・長崎の被曝生存者の長期追跡調査結果を用い、被ばく量とがん発生率の関係を統計学的に明らかにしようとしている。その結論として、
男性被ばく者の被ばく量と年間がん発生率は2次式の関係が良くフィットするーと記されている。
即ち、ERR(Excess Relative Risk):被ばくによるがん発生過剰相対リスクは以下の式で良く表されると結論したのである。
ERR=a*R*R+b*R・・・・・・・・(1)
R:直腸線量(Gy)
a,bはfitting係数
この意味するところは、国際放射線委員会(ICRP)が主張してきたLNT(Linear Non-Thread)仮説の否定でもありうる。LNT仮説とは線量がいくら低くても高線量被ばくと同様の直線的関係があり、被ばく影響がないというしきい線量は存在しないという仮説であり、これが各国の被ばく基準の設定に採用されている。
(1)式は一見、Rが0ならERRが0となり、LNT仮説と矛盾しないように思えるが、そうだろうか。
2次式で定数項がないという事象はめったに出会わない。
即ち、仮に(1)式を
ERR=a*R*R+b*R+c ・・・・・・・・(2)
の一般的な2次式にしたらもっと良く調査データにfitすると考えるのが常識的であろう。なぜこれをしなかったのかーLNT仮説との矛盾が明らかになるためだろう。なぜなら(1)式よりも(2)式がよりよくfitするということはRが0に近い範囲でERRが負になるということが明らかになるということでもある。これは生物学的にはホルミシス効果と言われているが、小線量では被ばく影響がないという以上に健康上の好影響もあるという仮説である。
この(2)式が良くデータに合うかどうかを上記論文と同様の手法を用いて第3者が検証しようとしても現在は不可能に近い。
なぜなら、RERFは元の被ばく者調査データLSS-2009データを非公開扱いにしているためである。
この非公開扱いとしている真の理由はこのようなLNT仮説を否定するような評価が発表されることを恐れたためとも考えられる。是非、RERFはこの非公開扱いを撤回してもらいたい。LNT仮説を最初に主張したICRPは、石油と自動車産業に密着しているFORD財団が主たるスポンサーであることを自らのホームページで明らかにしている。仮にRERFがスポンサーである米国政府の意向を汲んだものならなおさらこのエネルギー危機の時代に庶民に対する裏切り行為とも見られかねないのだから。
Preston, Dale L. et.al, "Solid cancer incidence among the LSS of atomic bomb survivors: 1958–2009",Radiation Research 187(2017)
この論文では広島・長崎の被曝生存者の長期追跡調査結果を用い、被ばく量とがん発生率の関係を統計学的に明らかにしようとしている。その結論として、
男性被ばく者の被ばく量と年間がん発生率は2次式の関係が良くフィットするーと記されている。
即ち、ERR(Excess Relative Risk):被ばくによるがん発生過剰相対リスクは以下の式で良く表されると結論したのである。
ERR=a*R*R+b*R・・・・・・・・(1)
R:直腸線量(Gy)
a,bはfitting係数
この意味するところは、国際放射線委員会(ICRP)が主張してきたLNT(Linear Non-Thread)仮説の否定でもありうる。LNT仮説とは線量がいくら低くても高線量被ばくと同様の直線的関係があり、被ばく影響がないというしきい線量は存在しないという仮説であり、これが各国の被ばく基準の設定に採用されている。
(1)式は一見、Rが0ならERRが0となり、LNT仮説と矛盾しないように思えるが、そうだろうか。
2次式で定数項がないという事象はめったに出会わない。
即ち、仮に(1)式を
ERR=a*R*R+b*R+c ・・・・・・・・(2)
の一般的な2次式にしたらもっと良く調査データにfitすると考えるのが常識的であろう。なぜこれをしなかったのかーLNT仮説との矛盾が明らかになるためだろう。なぜなら(1)式よりも(2)式がよりよくfitするということはRが0に近い範囲でERRが負になるということが明らかになるということでもある。これは生物学的にはホルミシス効果と言われているが、小線量では被ばく影響がないという以上に健康上の好影響もあるという仮説である。
この(2)式が良くデータに合うかどうかを上記論文と同様の手法を用いて第3者が検証しようとしても現在は不可能に近い。
なぜなら、RERFは元の被ばく者調査データLSS-2009データを非公開扱いにしているためである。
この非公開扱いとしている真の理由はこのようなLNT仮説を否定するような評価が発表されることを恐れたためとも考えられる。是非、RERFはこの非公開扱いを撤回してもらいたい。LNT仮説を最初に主張したICRPは、石油と自動車産業に密着しているFORD財団が主たるスポンサーであることを自らのホームページで明らかにしている。仮にRERFがスポンサーである米国政府の意向を汲んだものならなおさらこのエネルギー危機の時代に庶民に対する裏切り行為とも見られかねないのだから。
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