サッカー選手が錯覚したワケ ― 2026年07月09日 20:46
サッカーと錯覚は日本語では一字違いなのでJOKEと錯覚するかもしれないが、真面目な話である。
現在、私は放送大学の錯覚の科学(テキストは菊池聡「錯覚の科学」放送大学出版会)を受講している。この錯覚について、詳しくはそのテキストを参照するか、または放送大学のネット配信(最低約1万円を支払い、入学すればだれでも見られる)を見てもらいたい。
この講義の主要な結論で印象的だったものは下記の2項目である。
(1)錯覚とは社会生活を営む上で効率的に、即ち、簡単に結論を出すために必要な感覚であり、人は通常そういう感覚を持って判断する。これは物事を効率的に処理うえで重要な感覚であり、必ずしもネガティブなものではない。
(2)一般的な業務については誰もが他人よりも多少は優れていると錯覚している。
このうち、(1)は事故を起こしたサッカー選手が赤信号で交差点に入った(自転車の被害者も同じように赤信号で入ったのだが)ことである。これは要するに歩行者用信号が青なら自動車も青になるだろうという常識を信じた(これが錯覚なのだが)結果である。こんな小さな交差点が渋谷のようなスクランブル交差点形式にしているはずはないという錯覚(効率的な思考)に従ったまでである。
(2)は心理学的な調査によれば、人は誰でも、一般的な作業に関して、平均的な他人よりは優れていると回答する比率が8割程度あるということである。現実は5割であるはずだが、運転でもなんでも人よりは優れていると錯覚するのがヒトの心理の真実らしい。(他人事ではないのは胸に手を当てれば良く理解できる。)
今回の事故では(1)が第一の原因である。
歩行者用信号が青なら、同じ向きの自動車用信号も青になるはずだと信じ込んでいるのである。更に自動車用信号は高い位置にあり、視線を通常よりかなり上に向けないと見ることができない、そこで歩行者用信号を見て信じてしまったのであろう、狭い住宅街の道路ではよくあることだ、
海外から日本に戻ってきた人は特に道路標識や道路システムが錯覚を起こさせるように作ってあると考えて運転しなければならないようだ。常識が通じない事例や例外が多いのが日本の道路である。
この前、ニュースでやっていたが、仙台には進入禁止と進入可能の標識が時間で変わるようにできているものがある。ある時間になると表示板の中心部が自動的に回転することで、進入禁止の横棒表示が、普通車が進入可能となる表示に変わるのである。初めてこの交差点に来たヒトには何らかの錯覚を生じさせ、事故原因にもなるかもしれない。
一方、(2)も誰もが心当たりがある。自分の運転が上手いと信じて危険な動きをする車も多い。
昨日、危うくバイクがBMWに追突しそうになる現場を見た。それはとある交差点の先にある道路左側の店の前にある駐車場にBMWがバックで止めようとしたときである。BMWだからハンドルは軽快である。交差点を過ぎ店の前の駐車場も過ぎたBMWがちょっと左にハンドルを切ってすぐに右にハンドルを戻し道路上でブレーキをかけた。後ろには車がいないのは分かっていたのだ。しかし、その瞬間、交差点の信号が変わり、交差する道路からバイクが右折して、そのBMWに迫ってきたのである。その結果、店の前でブレーキをかけて止まっていたBMWに危うく追突しそうになった。BMWの運転手もバイクの運転手も運転が上手いと過信していた結果のヒヤリハットであった。
道路を管理する側はこのような錯覚があることを考慮して各種信号や道路構造を整備する必要がある。上記のような錯覚を生じる恐れがある交差点では、公安委員会など関係機関が注意書きを工夫し、特殊な状況であることを目立つように表示することである。
また、道路の利用者側、運転者側は常に自分が何か錯覚してないか疑うという心構えを持つ必要がある。運動神経を働かせるだけではなく、状況をよく見極める冷静な配慮と気配りが必要である。
現在、私は放送大学の錯覚の科学(テキストは菊池聡「錯覚の科学」放送大学出版会)を受講している。この錯覚について、詳しくはそのテキストを参照するか、または放送大学のネット配信(最低約1万円を支払い、入学すればだれでも見られる)を見てもらいたい。
この講義の主要な結論で印象的だったものは下記の2項目である。
(1)錯覚とは社会生活を営む上で効率的に、即ち、簡単に結論を出すために必要な感覚であり、人は通常そういう感覚を持って判断する。これは物事を効率的に処理うえで重要な感覚であり、必ずしもネガティブなものではない。
(2)一般的な業務については誰もが他人よりも多少は優れていると錯覚している。
このうち、(1)は事故を起こしたサッカー選手が赤信号で交差点に入った(自転車の被害者も同じように赤信号で入ったのだが)ことである。これは要するに歩行者用信号が青なら自動車も青になるだろうという常識を信じた(これが錯覚なのだが)結果である。こんな小さな交差点が渋谷のようなスクランブル交差点形式にしているはずはないという錯覚(効率的な思考)に従ったまでである。
(2)は心理学的な調査によれば、人は誰でも、一般的な作業に関して、平均的な他人よりは優れていると回答する比率が8割程度あるということである。現実は5割であるはずだが、運転でもなんでも人よりは優れていると錯覚するのがヒトの心理の真実らしい。(他人事ではないのは胸に手を当てれば良く理解できる。)
今回の事故では(1)が第一の原因である。
歩行者用信号が青なら、同じ向きの自動車用信号も青になるはずだと信じ込んでいるのである。更に自動車用信号は高い位置にあり、視線を通常よりかなり上に向けないと見ることができない、そこで歩行者用信号を見て信じてしまったのであろう、狭い住宅街の道路ではよくあることだ、
海外から日本に戻ってきた人は特に道路標識や道路システムが錯覚を起こさせるように作ってあると考えて運転しなければならないようだ。常識が通じない事例や例外が多いのが日本の道路である。
この前、ニュースでやっていたが、仙台には進入禁止と進入可能の標識が時間で変わるようにできているものがある。ある時間になると表示板の中心部が自動的に回転することで、進入禁止の横棒表示が、普通車が進入可能となる表示に変わるのである。初めてこの交差点に来たヒトには何らかの錯覚を生じさせ、事故原因にもなるかもしれない。
一方、(2)も誰もが心当たりがある。自分の運転が上手いと信じて危険な動きをする車も多い。
昨日、危うくバイクがBMWに追突しそうになる現場を見た。それはとある交差点の先にある道路左側の店の前にある駐車場にBMWがバックで止めようとしたときである。BMWだからハンドルは軽快である。交差点を過ぎ店の前の駐車場も過ぎたBMWがちょっと左にハンドルを切ってすぐに右にハンドルを戻し道路上でブレーキをかけた。後ろには車がいないのは分かっていたのだ。しかし、その瞬間、交差点の信号が変わり、交差する道路からバイクが右折して、そのBMWに迫ってきたのである。その結果、店の前でブレーキをかけて止まっていたBMWに危うく追突しそうになった。BMWの運転手もバイクの運転手も運転が上手いと過信していた結果のヒヤリハットであった。
道路を管理する側はこのような錯覚があることを考慮して各種信号や道路構造を整備する必要がある。上記のような錯覚を生じる恐れがある交差点では、公安委員会など関係機関が注意書きを工夫し、特殊な状況であることを目立つように表示することである。
また、道路の利用者側、運転者側は常に自分が何か錯覚してないか疑うという心構えを持つ必要がある。運動神経を働かせるだけではなく、状況をよく見極める冷静な配慮と気配りが必要である。
誤審排除のための野球への再プレー仕組みの勧め ― 2026年06月11日 04:23
阪神ーソフトバンクの試合でリプレー検証でも2塁タッチアウトの判定が覆らず抗議した藤川監督の退場にSNSが炎上している。
そのコメントの多くが、リプレーセンターの審判が現場の審判に忖度したか配慮したためだろうとしている。
ここで思い出すのは、相撲の判定での取り直しである。
こちらでもビデオ判定は取り入れられているが、行司判定への勝負審判親方への配慮はありうる。行司は各相撲部屋に所属しているためである。
しかし、微妙な勝負では取り直しとなることが多い。それで双方が納得するのである。
この仕組みを野球に取り入れることは実は可能である。
阪神ーソフトバンクの場合は、そのワンプレー前まで戻ればよい。
野球では、投手が投げることでプレーは開始されるのだから、ボール、ストライクのカウントを維持したまま、投手が投げる前の状態から再プレーすればいいのである。
この場合、守備側が投手の投球回数が増えるために、やや不利になるかもしれないが、このような微妙な判定が生じるのは数十試合に一回程度だろう。全試合に対する主催チーム数は平等に割り当てられているので、守備側が不利になるか攻撃側が不利になるか、平均すれば関係なくなるはずである。
AI判定導入もいいが、それでも結局はAI判定への疑問は付きまとう。画像処理や判断をAIが間違う確率は0ではないことは、ChatGPTの回答を調べれば良く理解できる。AI判断はモンテカルロ解析と同じで統計確率論に従っているのだから。
日本の国技の仕組みが、欧米由来のスポーツに取り入れられれば、文化交流の良い前例になるだろう。
カウントを
そのコメントの多くが、リプレーセンターの審判が現場の審判に忖度したか配慮したためだろうとしている。
ここで思い出すのは、相撲の判定での取り直しである。
こちらでもビデオ判定は取り入れられているが、行司判定への勝負審判親方への配慮はありうる。行司は各相撲部屋に所属しているためである。
しかし、微妙な勝負では取り直しとなることが多い。それで双方が納得するのである。
この仕組みを野球に取り入れることは実は可能である。
阪神ーソフトバンクの場合は、そのワンプレー前まで戻ればよい。
野球では、投手が投げることでプレーは開始されるのだから、ボール、ストライクのカウントを維持したまま、投手が投げる前の状態から再プレーすればいいのである。
この場合、守備側が投手の投球回数が増えるために、やや不利になるかもしれないが、このような微妙な判定が生じるのは数十試合に一回程度だろう。全試合に対する主催チーム数は平等に割り当てられているので、守備側が不利になるか攻撃側が不利になるか、平均すれば関係なくなるはずである。
AI判定導入もいいが、それでも結局はAI判定への疑問は付きまとう。画像処理や判断をAIが間違う確率は0ではないことは、ChatGPTの回答を調べれば良く理解できる。AI判断はモンテカルロ解析と同じで統計確率論に従っているのだから。
日本の国技の仕組みが、欧米由来のスポーツに取り入れられれば、文化交流の良い前例になるだろう。
カウントを
グラウンドでは乱闘参加が推奨されるが家でなら解雇される ― 2026年05月27日 03:11
今回の巨人軍の1件で最大の問題はオーナーの解任判断である。
(辞表を受け取っただけという主張に対しては、会見でのあの涙をみれば実態は解雇であることは誰でも分かることだ。)
プロ野球では試合中の両軍で小競り合いがあるとよく殴りあいがあり、他の選手はそれに参加しないと叱られるという社会であった。オーナーもそれを黙認していて誰も罰さなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=1cbRGsZp_hc
https://www.youtube.com/watch?v=4IDktrRQuTU
NPBがお手本としているはずのMLBでは今年も乱闘騒ぎを起こしているが、NPBがMLBに何らかのコメントをしたという話は聞かない。World Baseball Classicにも引き続き参加するという。乱闘は黙認ということだろう。
だが今回オーナーは家庭内で、殴ってもいない体罰事件を起こしただけで解雇した。
これは明らかな二重基準といえる。
恐ろしい会社だし業界だ。
時代が変わったというなら、いつオーナー会は過去の乱闘事件への反省や基準変更を周知したのだろうか?お手本のはずのMLBにも何か注意したりコメントしたりしたのだろうか。
良識ある弁護士は、テレビでつまらぬ解説やコメントを出していないで是非不当解雇と訴えて欲しい。
社会の雰囲気と自分への悪影響だけ見て関係者を処分する権力者がいるのはどこかの国で好ましからぬ国民を微罪、えん罪で断罪、抹殺するのと同じく、非法治国家、未成熟国家の特徴だ。
(辞表を受け取っただけという主張に対しては、会見でのあの涙をみれば実態は解雇であることは誰でも分かることだ。)
プロ野球では試合中の両軍で小競り合いがあるとよく殴りあいがあり、他の選手はそれに参加しないと叱られるという社会であった。オーナーもそれを黙認していて誰も罰さなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=1cbRGsZp_hc
https://www.youtube.com/watch?v=4IDktrRQuTU
NPBがお手本としているはずのMLBでは今年も乱闘騒ぎを起こしているが、NPBがMLBに何らかのコメントをしたという話は聞かない。World Baseball Classicにも引き続き参加するという。乱闘は黙認ということだろう。
だが今回オーナーは家庭内で、殴ってもいない体罰事件を起こしただけで解雇した。
これは明らかな二重基準といえる。
恐ろしい会社だし業界だ。
時代が変わったというなら、いつオーナー会は過去の乱闘事件への反省や基準変更を周知したのだろうか?お手本のはずのMLBにも何か注意したりコメントしたりしたのだろうか。
良識ある弁護士は、テレビでつまらぬ解説やコメントを出していないで是非不当解雇と訴えて欲しい。
社会の雰囲気と自分への悪影響だけ見て関係者を処分する権力者がいるのはどこかの国で好ましからぬ国民を微罪、えん罪で断罪、抹殺するのと同じく、非法治国家、未成熟国家の特徴だ。
仙台出身のスケーターがオリンピックでメダルを取る理由 ― 2026年02月18日 07:13
ミラノ・コルティナ冬季五輪でも千葉百音選手が活躍しているが、荒川静香選手、羽生結弦選手も仙台出身である。
彼女等の出身校である東北高校の近くに小松島池や与平沼という比較的大きな池塘がある。これらは昭和30年代には氷結しており、高校のスケート部の練習場でもあった。私も子供のころそれらの沼でスケートをしたこともある。与平沼では氷が割れて東北高校の生徒が亡くなったこともあった。
当時の仙台の子供たちは、冬になると金物屋でゴムバンド付きの鉄製のフィギュアのスケートブレードを買ってきて、長靴に括りつけ、近くの池で遊んでいたのである。私の通った小学校では校庭に水を撒いてリンク代わりにしていた。
なぜ仙台でこのようにスケートが流行っていたかと言えば、スキー場まで遠かったこともあるが、青葉城の外堀の一部である五色沼が日本のフィギュアスケート発祥の地だったことが大きい。戦前に仙台を訪れた外国人がこの池でスケートを広めたそうだ。
五色沼も昭和30年代はスケートができたが、その後市内の池は完全氷結しなくなり、今は仙台の奥座敷と呼ばれる秋保温泉の近くにあった屋外のスケートリンクに、スケート好きはこれも廃線になった秋保電鉄というローカル電車で通うようになった。
そのころには私も皮のスケート靴を買ってもらい、姉と秋保に何度も通うようになった。
しかし、昭和40年代になると秋保でも氷結は難しくなり、市内の有名な酒造メーカーが当時の東北大農学部前に勝山スケートセンターという屋内のスケート場を開き、ここがスケーターの練習場になっていった。
その後は、市内北部などにより大きな屋内スケート場が開設され、ご覧のような有名スケーターも多数現れるようになったのである。海外からの訪問者が仙台にスケートを紹介し、今や、仙台出身者が海外で活躍するようになった。
海外との人的交流は重要であることに一例である。
彼女等の出身校である東北高校の近くに小松島池や与平沼という比較的大きな池塘がある。これらは昭和30年代には氷結しており、高校のスケート部の練習場でもあった。私も子供のころそれらの沼でスケートをしたこともある。与平沼では氷が割れて東北高校の生徒が亡くなったこともあった。
当時の仙台の子供たちは、冬になると金物屋でゴムバンド付きの鉄製のフィギュアのスケートブレードを買ってきて、長靴に括りつけ、近くの池で遊んでいたのである。私の通った小学校では校庭に水を撒いてリンク代わりにしていた。
なぜ仙台でこのようにスケートが流行っていたかと言えば、スキー場まで遠かったこともあるが、青葉城の外堀の一部である五色沼が日本のフィギュアスケート発祥の地だったことが大きい。戦前に仙台を訪れた外国人がこの池でスケートを広めたそうだ。
五色沼も昭和30年代はスケートができたが、その後市内の池は完全氷結しなくなり、今は仙台の奥座敷と呼ばれる秋保温泉の近くにあった屋外のスケートリンクに、スケート好きはこれも廃線になった秋保電鉄というローカル電車で通うようになった。
そのころには私も皮のスケート靴を買ってもらい、姉と秋保に何度も通うようになった。
しかし、昭和40年代になると秋保でも氷結は難しくなり、市内の有名な酒造メーカーが当時の東北大農学部前に勝山スケートセンターという屋内のスケート場を開き、ここがスケーターの練習場になっていった。
その後は、市内北部などにより大きな屋内スケート場が開設され、ご覧のような有名スケーターも多数現れるようになったのである。海外からの訪問者が仙台にスケートを紹介し、今や、仙台出身者が海外で活躍するようになった。
海外との人的交流は重要であることに一例である。
ミラノ・コルチナ冬季五輪のスキ-モと日本のスキー場の再生 ― 2026年02月06日 06:15
米国ニュースサイトNPRによれば
今年のミラノ・コルチナ冬季五輪では、スキー登山のデビュー、通称「スキ-モ」が登場し、状況は一変するそうだ。
山をハイキングしたりスキーをしたりするこの競技には、女子スプリント、男子スプリント、混合リレーの3つの競技が開催される。
新スポーツ:スキー登山(略称スキーモskimo)
スキーの登山コースでは、選手たちが険しい地形に設定コースを周回する。登りでは、スキーの底に滑り止めのため、表面は起毛され、裏面は粘着ノリが付いたシールと呼ばれる布を貼り、急斜面ではスキーを担いで徒歩で更に登り、頂上では素早くスキーからシールを剥がして滑降する。
スプリントレースは、タイムトライアルを行い、6人グループで登行と滑降で競う。で構成されています。混合リレーでは、男性1人、女性1人のチームが、長いコースを4周(2回の登りと2回の滑降)を交互に行う。(標高差は460フィート、スプリントの230フィートと比べて高い)。
米国チームによると、スキー登山は「旧史時代にはヨーロッパの雪に覆われた地形を横断する必要がある」ことにルーツを持っており、1897年のスイスのアルプスで最初に行われたらしい。
日本でも、戦前の著名な単独行登山者加藤文太郎は北アルプスなどの登山で、スキーを使っていたことが知られている。
「スキーモ」と呼ばれるこの競技は21世紀になって本格的に発展し、2002年にフランスで初の世界選手権を開催し、2年後にワールドカップを開催した。
2020年には冬季ユースオリンピックに追加され、翌年にはミラノ・コルティナ大会での実施が承認された。フランスが強いが、イタリアも国際チャンピオンがでているらしい。
スキーの登山競技は、アルペンスキーと同じ会場にあるバルテリーナ・バレーのボルミオ町で開催されるとのことである。
ところで私も山スキーは半世紀前から行っていた。加藤文太郎と同様、東北の峰々を皮の登山靴とかかとの上がる締め具を使い、登りではアザラシの皮でできたシールを使っていた。当時はワシントン条約がなかったのでアザラシの皮(これがシールの語源であるが)が使えたのである。スキーの形に合わせて切ったアザラシの皮の各所に要所に平紐が縫い付けられており、平紐先端のフックを縛ってスキーに縛り付けていた。
ある時、3人で北アルプスの黒部川近くの林道をこのシールを付けたまま歩いていた。私がトップで後ろに2人いるはずだったが、叫び声を聞いて振り返ると一人しかいない。林道から左側の谷に滑り落ちていたのだった。
その理由が、この平紐なのである。そこの林道の雪は硬く、左側に傾斜して積もっていたので、本来ならスキーの右側のエッジを効かせて左側に滑り落ちないようにしなければならないのだが、エッジの一部にシールからスキー上面に巻くように伸びた平紐が掛かるため、エッジが十分機能しなくなっていたのである。
幸いなことに、2人目のメンバーは、谷の斜面にまばらに生えていた大木の根元の雪の穴に落ちて、10mくらい下で止まっていた。春先で雪が解け始めていたのである。運が悪ければ谷底まで300メートルは落ちていっただろう。
シールも進歩したが、一番の道具の進歩は締め具である。下記リンクにあるように、選手の足元の締め具は一般のスキーの締め具とは大きく異なる。
https://www.npr.org/2026/02/05/nx-s1-5637261/winter-olympics-new-sports-ski-mountaineering
軽量化とかかとを上げるための複雑だが小さいTLT(tour light tech)と呼ばれるDynafit社が開発した山スキー専用の締め具である。スキー靴のほうもこれに対応した山スキー専用のスキー靴である。
https://wildsnow.com/backcountry-skiing-history/binding-museum-backcountry-skiing/dynafit-tourlite-tech-1993/
靴底先端の両側に円錐状の溝があり、締め具のほうは両側からこの溝に嵌まるように円錐状の突起が出ており、ばねを利用して左右から締める構造になっている。これでかかとが自由に上下できる。
靴のかかとには後方に2本の溝が掘ってあり、その溝の上部は内側に曲がっている。即ち、逆L字状の溝が掘ってってある。一方、かかとを固定するために、かかとの締め具には2本の太い金属棒が前方に突き出ており、かかとを上から押しこむことで、棒が溝に入り、更にばねの力で棒が内側に押され、靴のかかとの逆L字状の溝に嵌まるので、かかとが固定される構造になっている。
これで、かかとが上がる登行とかかと固定の滑降が両方可能になるのである。では、締め具を外すにはどうするか。これは、靴の先端を左右から押し付けているばねを広げることで靴を前方に押して外す;
そのためのてこ状の金具がつま先の金具の先端についており、ストック先端でこのてこ状の金具を下に押せばよい。(転んだ時にこれを行うには体の柔軟性が要求される。特に雪が深いときはスキーからの反力がないので苦労する。)
スキー板自体もかなり軽い。クロスカントリーの板ほどではないが、私の持っているTLT締め具付きBLIZZARD ATTACKというスキーモ用板で片側1.35㎏である。重めの長ブーツといったところだろうか。通常のスキーの3分の1程度だろう。
但し、いいことばかりではない。BLIZZARD ATTACKはカービングはほとんどないので、簡単には曲がらない。急斜面では特に曲げにくいので動画を見ていると選手はほとんどジャンプターンをしているようだ。これは疲れる。また、軽いので、雪を押し込むのに力がいる。雪面が荒れていると弾かれて転倒しやすくなる。トライアスロンのような場面の転換が多いのが見どころだろう。日本からもスキーモに6人参加する予定だったが、アジア予選で落ちたようだ。
https://joc.or.jp/athletes/?name=&sports=&page=2
日程は
13日目2月19日(スプリント)、15日目2月21日(混合リレー)
とのこと。JOCのほうではスキーモではなくスキーマウンテニアリング
と呼んでいるようだ。
https://www.joc.or.jp/milano_cortina2026/schedules/
アルペンでの高速に耐える筋力より持久力のほうが重要なのでアジア人は勝負できるはずだ。頑張って。
ところでスキーモの日本での普及にも役立つはずだが、全国のスキー場をスキーモスキー場にしてはどうだろうか。
各地のスキー場の閉鎖が相次いでいるが、その大きな要因はリフトなどの設備更新に多額の費用が掛かることである。一説には数億かかるとのことだ。先日の栂池のリフト事故に見られるように、昔設置されたリフトは特に安全性に弱いことところある。
スキーモなら、登りは各自の自力なのでリフトやゴンドラは不要だ。山頂で休憩のための展望レストランと下山後の温泉付き民宿のセットで十分に日本の雪山が楽しめるがどうだろうか。スキー場なら本物の冬山のような遭難のリスクは十分抑えられる。
以前、志賀高原を前記の道具と最新のシールでリフトなどを使わずブナ平、西館山、一ノ瀬、東館山と周遊したことがあるがゲレンデ横でのコーヒータイムを含め、最高の半日だった。ゲレンデスキーに飽きた人にはお勧めである。ボーダーもスプリットボードを使えば同じように楽しめるだろう。
今年のミラノ・コルチナ冬季五輪では、スキー登山のデビュー、通称「スキ-モ」が登場し、状況は一変するそうだ。
山をハイキングしたりスキーをしたりするこの競技には、女子スプリント、男子スプリント、混合リレーの3つの競技が開催される。
新スポーツ:スキー登山(略称スキーモskimo)
スキーの登山コースでは、選手たちが険しい地形に設定コースを周回する。登りでは、スキーの底に滑り止めのため、表面は起毛され、裏面は粘着ノリが付いたシールと呼ばれる布を貼り、急斜面ではスキーを担いで徒歩で更に登り、頂上では素早くスキーからシールを剥がして滑降する。
スプリントレースは、タイムトライアルを行い、6人グループで登行と滑降で競う。で構成されています。混合リレーでは、男性1人、女性1人のチームが、長いコースを4周(2回の登りと2回の滑降)を交互に行う。(標高差は460フィート、スプリントの230フィートと比べて高い)。
米国チームによると、スキー登山は「旧史時代にはヨーロッパの雪に覆われた地形を横断する必要がある」ことにルーツを持っており、1897年のスイスのアルプスで最初に行われたらしい。
日本でも、戦前の著名な単独行登山者加藤文太郎は北アルプスなどの登山で、スキーを使っていたことが知られている。
「スキーモ」と呼ばれるこの競技は21世紀になって本格的に発展し、2002年にフランスで初の世界選手権を開催し、2年後にワールドカップを開催した。
2020年には冬季ユースオリンピックに追加され、翌年にはミラノ・コルティナ大会での実施が承認された。フランスが強いが、イタリアも国際チャンピオンがでているらしい。
スキーの登山競技は、アルペンスキーと同じ会場にあるバルテリーナ・バレーのボルミオ町で開催されるとのことである。
ところで私も山スキーは半世紀前から行っていた。加藤文太郎と同様、東北の峰々を皮の登山靴とかかとの上がる締め具を使い、登りではアザラシの皮でできたシールを使っていた。当時はワシントン条約がなかったのでアザラシの皮(これがシールの語源であるが)が使えたのである。スキーの形に合わせて切ったアザラシの皮の各所に要所に平紐が縫い付けられており、平紐先端のフックを縛ってスキーに縛り付けていた。
ある時、3人で北アルプスの黒部川近くの林道をこのシールを付けたまま歩いていた。私がトップで後ろに2人いるはずだったが、叫び声を聞いて振り返ると一人しかいない。林道から左側の谷に滑り落ちていたのだった。
その理由が、この平紐なのである。そこの林道の雪は硬く、左側に傾斜して積もっていたので、本来ならスキーの右側のエッジを効かせて左側に滑り落ちないようにしなければならないのだが、エッジの一部にシールからスキー上面に巻くように伸びた平紐が掛かるため、エッジが十分機能しなくなっていたのである。
幸いなことに、2人目のメンバーは、谷の斜面にまばらに生えていた大木の根元の雪の穴に落ちて、10mくらい下で止まっていた。春先で雪が解け始めていたのである。運が悪ければ谷底まで300メートルは落ちていっただろう。
シールも進歩したが、一番の道具の進歩は締め具である。下記リンクにあるように、選手の足元の締め具は一般のスキーの締め具とは大きく異なる。
https://www.npr.org/2026/02/05/nx-s1-5637261/winter-olympics-new-sports-ski-mountaineering
軽量化とかかとを上げるための複雑だが小さいTLT(tour light tech)と呼ばれるDynafit社が開発した山スキー専用の締め具である。スキー靴のほうもこれに対応した山スキー専用のスキー靴である。
https://wildsnow.com/backcountry-skiing-history/binding-museum-backcountry-skiing/dynafit-tourlite-tech-1993/
靴底先端の両側に円錐状の溝があり、締め具のほうは両側からこの溝に嵌まるように円錐状の突起が出ており、ばねを利用して左右から締める構造になっている。これでかかとが自由に上下できる。
靴のかかとには後方に2本の溝が掘ってあり、その溝の上部は内側に曲がっている。即ち、逆L字状の溝が掘ってってある。一方、かかとを固定するために、かかとの締め具には2本の太い金属棒が前方に突き出ており、かかとを上から押しこむことで、棒が溝に入り、更にばねの力で棒が内側に押され、靴のかかとの逆L字状の溝に嵌まるので、かかとが固定される構造になっている。
これで、かかとが上がる登行とかかと固定の滑降が両方可能になるのである。では、締め具を外すにはどうするか。これは、靴の先端を左右から押し付けているばねを広げることで靴を前方に押して外す;
そのためのてこ状の金具がつま先の金具の先端についており、ストック先端でこのてこ状の金具を下に押せばよい。(転んだ時にこれを行うには体の柔軟性が要求される。特に雪が深いときはスキーからの反力がないので苦労する。)
スキー板自体もかなり軽い。クロスカントリーの板ほどではないが、私の持っているTLT締め具付きBLIZZARD ATTACKというスキーモ用板で片側1.35㎏である。重めの長ブーツといったところだろうか。通常のスキーの3分の1程度だろう。
但し、いいことばかりではない。BLIZZARD ATTACKはカービングはほとんどないので、簡単には曲がらない。急斜面では特に曲げにくいので動画を見ていると選手はほとんどジャンプターンをしているようだ。これは疲れる。また、軽いので、雪を押し込むのに力がいる。雪面が荒れていると弾かれて転倒しやすくなる。トライアスロンのような場面の転換が多いのが見どころだろう。日本からもスキーモに6人参加する予定だったが、アジア予選で落ちたようだ。
https://joc.or.jp/athletes/?name=&sports=&page=2
日程は
13日目2月19日(スプリント)、15日目2月21日(混合リレー)
とのこと。JOCのほうではスキーモではなくスキーマウンテニアリング
と呼んでいるようだ。
https://www.joc.or.jp/milano_cortina2026/schedules/
アルペンでの高速に耐える筋力より持久力のほうが重要なのでアジア人は勝負できるはずだ。頑張って。
ところでスキーモの日本での普及にも役立つはずだが、全国のスキー場をスキーモスキー場にしてはどうだろうか。
各地のスキー場の閉鎖が相次いでいるが、その大きな要因はリフトなどの設備更新に多額の費用が掛かることである。一説には数億かかるとのことだ。先日の栂池のリフト事故に見られるように、昔設置されたリフトは特に安全性に弱いことところある。
スキーモなら、登りは各自の自力なのでリフトやゴンドラは不要だ。山頂で休憩のための展望レストランと下山後の温泉付き民宿のセットで十分に日本の雪山が楽しめるがどうだろうか。スキー場なら本物の冬山のような遭難のリスクは十分抑えられる。
以前、志賀高原を前記の道具と最新のシールでリフトなどを使わずブナ平、西館山、一ノ瀬、東館山と周遊したことがあるがゲレンデ横でのコーヒータイムを含め、最高の半日だった。ゲレンデスキーに飽きた人にはお勧めである。ボーダーもスプリットボードを使えば同じように楽しめるだろう。
つが第2ペアリフト事故原因推定 ― 2026年01月31日 18:06
報道によれば、旧栂池高原スキー場の最上部にあるつが第2ペアリフトで20代女性の宙づり事故があり、心肺停止で病院に運ばれたらしい。
一部報道では女性はザックを担いでいたようだ。
山スキーではスキー場のゴンドラやリフトを利用して山に入ることも多い。昔、栂池から白馬大池、蓮華温泉経由で二泊三日のツエルト利用山スキーを楽しんだことがあるが、その時も栂池スキー場のゴンドラを使ったはずだ。ただ、ザックは20キロ詰められる大型ザックなので、リフトを使ったかどうかは定かでない。
本格的な山スキーでない場合も小型のサブザックを担いでリフトに乗ることはよくある。日帰りであっても体温調節のための衣類を入れたり、カメラ、食料、飲料、スマホ、予備電源など、ポケットに入れにくい装備はザックで担いだ方が有利な場合も多い。
事故当事者がスキー場外に出る計画を立てていた様子はないので当該女性のザックは小型のサブザックではないかと推定する。
サブザックを担いだ場合のリフト乗車時の問題は何度も感じたことがある。背中の後ろに担いでいるので、リフトのチェアに座った時に深く腰掛けられないのである。その結果、チェアの前のほうに座ることになり、特に降りるときには不安定な体勢になりやすい。紐などがチェアに挟まるとうまく降りることもできない。
リフトから降りるとき、必ず、お尻でチェアを押してその反力で立ち上がる必要がある。この動作はスキーでもスノーボードでも同じである。特に、若い女性が良く使うスノーボードの場合には、スノーボードに付けた片脚を前に出し、反対側のフリーの脚はその補助として体を支えながら同時に立ち上がらなければならない。しかし、スノーボードに固定された側の脚とブーツのみでフリーになっている反対脚は雪面の滑走性が全く異なるので、うまく立ち上がれないことがあり、降り口で横向きになることも多い。そして、チェアのひじ掛けに意図せずに手をついてしまう可能性もある。
その時にザックを担いでいるとその肩ベルトがひじ掛けに絡まり、そのまま、チェアに体が縛り付けられることになる。このまま、チェアがリフト終点を過ぎて降り始めると体が宙に浮き、肩ベルトに全体重がかかるため胸を圧迫し呼吸ができなくなる。
このような状態に彼女はなったのではないか。
詳細は今後の捜査により明らかになるはずだが、ザックを担いでリフトに乗るスキーヤー、ボーダーは明日からでもチェアに絡めとられないよう、気を付ける必要がある。
一部報道では女性はザックを担いでいたようだ。
山スキーではスキー場のゴンドラやリフトを利用して山に入ることも多い。昔、栂池から白馬大池、蓮華温泉経由で二泊三日のツエルト利用山スキーを楽しんだことがあるが、その時も栂池スキー場のゴンドラを使ったはずだ。ただ、ザックは20キロ詰められる大型ザックなので、リフトを使ったかどうかは定かでない。
本格的な山スキーでない場合も小型のサブザックを担いでリフトに乗ることはよくある。日帰りであっても体温調節のための衣類を入れたり、カメラ、食料、飲料、スマホ、予備電源など、ポケットに入れにくい装備はザックで担いだ方が有利な場合も多い。
事故当事者がスキー場外に出る計画を立てていた様子はないので当該女性のザックは小型のサブザックではないかと推定する。
サブザックを担いだ場合のリフト乗車時の問題は何度も感じたことがある。背中の後ろに担いでいるので、リフトのチェアに座った時に深く腰掛けられないのである。その結果、チェアの前のほうに座ることになり、特に降りるときには不安定な体勢になりやすい。紐などがチェアに挟まるとうまく降りることもできない。
リフトから降りるとき、必ず、お尻でチェアを押してその反力で立ち上がる必要がある。この動作はスキーでもスノーボードでも同じである。特に、若い女性が良く使うスノーボードの場合には、スノーボードに付けた片脚を前に出し、反対側のフリーの脚はその補助として体を支えながら同時に立ち上がらなければならない。しかし、スノーボードに固定された側の脚とブーツのみでフリーになっている反対脚は雪面の滑走性が全く異なるので、うまく立ち上がれないことがあり、降り口で横向きになることも多い。そして、チェアのひじ掛けに意図せずに手をついてしまう可能性もある。
その時にザックを担いでいるとその肩ベルトがひじ掛けに絡まり、そのまま、チェアに体が縛り付けられることになる。このまま、チェアがリフト終点を過ぎて降り始めると体が宙に浮き、肩ベルトに全体重がかかるため胸を圧迫し呼吸ができなくなる。
このような状態に彼女はなったのではないか。
詳細は今後の捜査により明らかになるはずだが、ザックを担いでリフトに乗るスキーヤー、ボーダーは明日からでもチェアに絡めとられないよう、気を付ける必要がある。
スキーモと歩くスキーによるスキー場の再興策 ― 2026年01月17日 15:49
報道によれば、スキー場の閉鎖が続いている。新潟のあるスキー場では老朽化したリフトの架け替えに数億掛かるがその費用を回収できる見通しが得られないため、再興策に悩んでいるらしい。
ところで、2月からのミラノ・コルチナ冬季五輪ではスキーモという新競技が採用されている。スキーとマウンテニアリング(登山)の合成語のようである。スキーを担いだり、シールという滑り止めをつけて登ったりして、頂上についたら滑り降りるという単純だがスリルのある競技である。
これならば、リフトもゴンドラも不要である。
ではスキー場はどうして運営するか。レストランと温泉である。特に山頂付近にレストランは絶対に欲しい。汗をかいて登ってきて一息ついて食事をする場所は冬山では必須である。温泉はスキーで疲れた体を休めるのに最適だ。今の日本なら主要スキー場には近場に温泉は多い。
スキーモほど体力がない客のためには、スキー場周辺の既存の林道などを使った歩くスキーコースを用意して、ノルディックスキーが楽しめるようにする方法もある。これもコース整備に費用は掛からないだろう。
日本のスキー場の多くは森林を切り開いて開設されているが、スキーモであれ、ノルディックスキーであれ、コース整備は比較的容易だ。
都会ではウオーキングやジョギングが流行っている。冬の雪の中でのスキーモや歩くスキーはそれらの愛好者の冬のアクティビティとして、今後急成長が期待できる。それはイタリアなど欧州のスキーの発展傾向を観察していればよく分かると思う。アルペン種目とジャンプだけがスキーではない。
ところで、2月からのミラノ・コルチナ冬季五輪ではスキーモという新競技が採用されている。スキーとマウンテニアリング(登山)の合成語のようである。スキーを担いだり、シールという滑り止めをつけて登ったりして、頂上についたら滑り降りるという単純だがスリルのある競技である。
これならば、リフトもゴンドラも不要である。
ではスキー場はどうして運営するか。レストランと温泉である。特に山頂付近にレストランは絶対に欲しい。汗をかいて登ってきて一息ついて食事をする場所は冬山では必須である。温泉はスキーで疲れた体を休めるのに最適だ。今の日本なら主要スキー場には近場に温泉は多い。
スキーモほど体力がない客のためには、スキー場周辺の既存の林道などを使った歩くスキーコースを用意して、ノルディックスキーが楽しめるようにする方法もある。これもコース整備に費用は掛からないだろう。
日本のスキー場の多くは森林を切り開いて開設されているが、スキーモであれ、ノルディックスキーであれ、コース整備は比較的容易だ。
都会ではウオーキングやジョギングが流行っている。冬の雪の中でのスキーモや歩くスキーはそれらの愛好者の冬のアクティビティとして、今後急成長が期待できる。それはイタリアなど欧州のスキーの発展傾向を観察していればよく分かると思う。アルペン種目とジャンプだけがスキーではない。
ある脳トレ練習法 ― 2025年11月08日 05:19
右手と左手を個別に動かす脳トレでは、右手の動きを突き出し、左手は手のひらを前に見せながら丸く動かすものがある。これは比較的やさしい。
ところが、右手を2回突き出す間に左手は1回丸く動かすという脳トレがある。これは人によってはできないことがある。
その場合の練習法であるが、まず最初に、イチニと言いながら右手を2回突き出し、イチで左手を1回突き出すことから始める。
これに慣れたら、左手を丸く動かす運動に移行すれば最初の目的が果たせる。
なんでもそうだが難しいことは段階を踏んで行うことが結局はマスターへの早道だ。
ところが、右手を2回突き出す間に左手は1回丸く動かすという脳トレがある。これは人によってはできないことがある。
その場合の練習法であるが、まず最初に、イチニと言いながら右手を2回突き出し、イチで左手を1回突き出すことから始める。
これに慣れたら、左手を丸く動かす運動に移行すれば最初の目的が果たせる。
なんでもそうだが難しいことは段階を踏んで行うことが結局はマスターへの早道だ。
大谷選手はトランプを表敬訪問すべきではない ― 2025年04月07日 15:15
先ほど、テレビで大谷選手がトランプ大統領を表敬訪問するというニュースが流れていた。
これはトランプに間違ったシグナルを送ることになる。
スライディングで肩を痛めたという理由で表敬訪問に参加すべきではない。
ロシアのプーチン大統領を羽生選手が表敬訪問するようなものである。これは絶対やらないだろうが、それと同じく、敬意を表すべきタイミングではないのである。仮病をつかってでも間違ったシグナルを送るべきではない。
地元、岩手県の主要産業は実は車関連なのである。
https://www.joho-iwate.or.jp/wp/assets/uploads/2021/02/0e857309108701d1666ebbcef0bc4bef.pdf
を見ればほぼ全市町村において100社以上の車関連企業がある。トヨタと名の付く会社も数十社ある。その同じ地元出身のMLB1の選手が表敬訪問するということは、日本も今回の相互関税を是認したというシグナルを送ることになるのである。
地元に何億寄付をしたとしても、今回の自動車業界のマイナスをカバ^することは不可能である。そのトランプ政策を支持しているかのように受け取れる表敬訪問はすべきではない。
これを欠席できれば、地元の意見を代表して今回の関税政策には日本は反対だというシグナルを送ることができるのにもったいないことになる。
有名スポーツ選手といえども社会の一員なのだから、政治と無縁ではいられないはずだ。
これはトランプに間違ったシグナルを送ることになる。
スライディングで肩を痛めたという理由で表敬訪問に参加すべきではない。
ロシアのプーチン大統領を羽生選手が表敬訪問するようなものである。これは絶対やらないだろうが、それと同じく、敬意を表すべきタイミングではないのである。仮病をつかってでも間違ったシグナルを送るべきではない。
地元、岩手県の主要産業は実は車関連なのである。
https://www.joho-iwate.or.jp/wp/assets/uploads/2021/02/0e857309108701d1666ebbcef0bc4bef.pdf
を見ればほぼ全市町村において100社以上の車関連企業がある。トヨタと名の付く会社も数十社ある。その同じ地元出身のMLB1の選手が表敬訪問するということは、日本も今回の相互関税を是認したというシグナルを送ることになるのである。
地元に何億寄付をしたとしても、今回の自動車業界のマイナスをカバ^することは不可能である。そのトランプ政策を支持しているかのように受け取れる表敬訪問はすべきではない。
これを欠席できれば、地元の意見を代表して今回の関税政策には日本は反対だというシグナルを送ることができるのにもったいないことになる。
有名スポーツ選手といえども社会の一員なのだから、政治と無縁ではいられないはずだ。
やはりラジオ体操が良さそう ― 2024年09月11日 17:08
暑くならない早朝にウオーキングを毎日1時間ほど10日間続けていたら、なんと、時々感じていた踵の痛みが消えてきた。また、歩くのも早くなった気がする。上り坂でもそれほど息が上がらない。
ただ、歩いた後、どうも腰が痛い。靴を脱ぐのに体が前に曲がらない。
1時間も直立姿勢をたもっているのだから、体幹が硬くなってしまうのだろう。
思い立って、ウオーキング経路の途中の公園で毎日開かれているラジオ体操の集まりに参加してみた。(といっても、端っこで適当にラジオに合わせるだけだが)
最初の前屈で思いのほか曲がらない。それまで30分ほど速足・直立姿勢でウオーキングをしているのだから当然かもしれない。
だが、体を回す体操など繰り返しているうちに次第に楽に上体が曲がるようになってきた。ラジオ体操第二ではそれほど痛みなく、体を動かせるようになった。
公園から戻ってきて靴や靴下を脱ぐときも昨日に比べ、楽に脱げる。ウオーキングの途中の休息にもなる。明日からは毎日ラジオ体操を途中に挟むようにしよう。ちょっと離れた公園でも体操会をしているはずだから、ラジオ体操のはしごもできる。夜の酒場のはしごよりは相当健康的だろう。
ただ、歩いた後、どうも腰が痛い。靴を脱ぐのに体が前に曲がらない。
1時間も直立姿勢をたもっているのだから、体幹が硬くなってしまうのだろう。
思い立って、ウオーキング経路の途中の公園で毎日開かれているラジオ体操の集まりに参加してみた。(といっても、端っこで適当にラジオに合わせるだけだが)
最初の前屈で思いのほか曲がらない。それまで30分ほど速足・直立姿勢でウオーキングをしているのだから当然かもしれない。
だが、体を回す体操など繰り返しているうちに次第に楽に上体が曲がるようになってきた。ラジオ体操第二ではそれほど痛みなく、体を動かせるようになった。
公園から戻ってきて靴や靴下を脱ぐときも昨日に比べ、楽に脱げる。ウオーキングの途中の休息にもなる。明日からは毎日ラジオ体操を途中に挟むようにしよう。ちょっと離れた公園でも体操会をしているはずだから、ラジオ体操のはしごもできる。夜の酒場のはしごよりは相当健康的だろう。
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