新幹線にエアバッグとシートベルトを付けるべきだ2023年02月24日 05:31

 また、のぞみで異常が検知された。空気バネの異常らしいが、台車そのものの問題かもしれない。台車にひびがはいったまま、走行していたという過去もある。神戸大震災があと1時間後だったら、新幹線は脱線していた。そろそろ新幹線で大事故が発生してもおかしくはない。

 では、受動安全性として、どのような対策があるだろうか。
現在、飛行機や車などで実用化されている設備を付けるのが最も安価で容易だろう。

 即ち、エアバッグとシートベルトである。車と違って、新幹線の事故ではほぼ進行方向への衝撃だろうから、エアバッグの有効性は高いが、速度も3倍だからシートベルトへの衝撃力は9倍になるはずだ。これに耐えられるシートベルトの形状、材質の開発が必要だ。また、エアバッグを組み込んだシートの開発も必要になる。シート自体を後ろ向きにするという形態もあり得るが、それは乗客に受け入れられないだろう。慰安旅行でボックス席配置にしたい客も必ずいる。

 いずれにせよ、高速道路でなくても、多くの日本人はシートベルトには慣れている。後は、JR側が至急高速に耐えられるシートベルト、エアバッグの開発を進め、想定される脱線事故状況での客の命を守れるよう設備の改善を行う時期である。

 多少の体表面へのダメージは許容しても良い。車の事故でも100キロで衝突した場合に無傷ということはあり得ないのだから。ただ、致命的な障害だけは生じないよう早急に開発をしてもらいたい。

 昔、ある地震学者の先生が、新幹線には乗らず、出張は必ず空の便を使っていたという話を思い出したが、地震だけではなく、台車など車両の不具合もあり得る時代になってきたのだから。

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