エクセル記憶法2023年09月01日 02:16

高齢者講習では無意味な記憶テストがあるらしい。無意味な事物の記憶には、無理やり二つの事物を結合した場面を想像するのが定番の記憶法である。これを繰り返して複数の事物を順に記憶、想起出来るようになる。

しかし、この方法には、一つ問題がある。どうしても自然な結合が想像出来ないので時間がかかる場合があるのである。

ここでこの場合は、無理に結合せず、一番最初の事物の隣にその事物が置かれている場面を想像する。これは簡単にイメージ出来るので時間が掛からない。このように縦系列の結合が切れたら、最初の事物の横に置かれたイメージを繰り返せば、数十の無関係な事物の記憶も容易に出来る。

この縦横配置をエクセル記憶法と呼んでみた。パソコンは持ち込めなさそうだが、スマホ持ち込みカンニング防止は出来ているのだろうか?

関東大震災時に台風が来ていたのは偶然か?2023年09月02日 14:24

 先ほどテレビ朝日で関東大震災での火災拡大には当時の台風が大きく影響したとの報道がされていた。

 半世紀前、蔵王山中で、東北大理学部の研究員が火山性地震活動と気圧変動の相関を調査していたが、低気圧による火山活動変動があるのならば、台風による地殻変動影響も考えられる。

 数年前、駿河湾に大型台風が上陸したその直後に、千葉県南東沖で震度4の地震発生があり、この相関がある程度の確率であるのではないかと思った。敦賀湾では高波発生で地殻への圧力は高かっただろうが、千葉付近では高波がなかったので地殻への負圧が生じていた可能性がある。

 阪神大震災も関西国際空港開港数年後に発生したが、大阪湾では断層が関空島で止まっていたらしい。これも関空島の近くへの局所的な圧力が影響しているのではないだろうか。

 このような単純な地殻への圧力変化と地震発生の相関はどこかで今も研究しているのだろうか。東北大が今後研究資金を潤沢に使えるのであれば、理学部での上記研究を拡大して実施してもらいたいものだ。

メルカリの損失リスク2023年09月04日 18:32

 メルカリで本を購入しようとしたらどうも100円は損したようだ。

 経緯は以下のようなものである。

(1)ある科学書をメルカリで購入手続きをした。
(2)購入費用を振り込めとの指示があり、コンビニで手続き費用+1007円込みで振り込んだ。
(3)帰宅しメールを見たら出品者が品物がないのでキャンセルするとの通告が出ていた。振込金は返金するとのコメントがあったが、このメールには返信できないとのコメントもついていた。返金方法は何もし際されていなかった。
(4)調べてみると返金は登録口座に返金されるようだ。これまで口座登録はしていないので、一応、登録してみた。どうもコンビニ手数料百円は戻ってこないようだ。
(5)これで書籍振込金は本当に戻ってくるのだろうか。

というネット購入リスクを実感した一日だった。

京アニと相模原の共通点2023年09月05日 19:33

社会的な関心を呼んだ大量殺人事件に関し、月刊創の篠田博之編集長のブログは分かりやすい。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/bdfa4cacfe3ef6193de819f11583b0f6d4dbf0b3
特に、相模原事件の死刑囚が社会との接点を求めてアニメにこだわるのは、京アニ事件の被告とかなり似ているように思う。

日本は形式的には言論の自由が認められている。社会に不満があれば、言論で戦うべきだろう。

事件の当事者はそこを短絡的に自分でしかやれない復讐の形をとることで、犯罪者になってしまたとも言える。

アニメの空間と現実空間との違いを十分には認識できないのは、現代社会の特性であろう。彼らはそこを十分認識しないまま、犯罪に走ってしまった。

心理的には社会や家族への大きな不満があったことは確かだろう。しかし、それを事故承認の形が欲しいからといえども、ほとんど責任のない一般市民の犠牲のもとでアピールするというのは、ある意味、プーチンがウクライナ国民の犠牲のもとに彼の主張を認めさせようとしていることにもつながる心理的な悲劇である。

このような悲劇は最近ますます増えているように思う。それは、確かに玉川氏のいう強権的社会での息苦しさからきている。

日本は言論の自由は保障されてはいるが、一市民が一人でデモをすることはできないし、世に警告を発することもできない。他の国も似たようなものかもしれないが、米国や仏国に比べれば、そのような自由度はかなり低いように思える。

即ち、このような事件を起こす前に、いかに彼らの意見に対する受け皿が少ないか、デモも主張も一人ではできないし、野党も、地域の団体も自分の不満を相手にしてはくれないと思わせるような状況が続いている。

警察は、このような人物は逆に取り締まりの対象としてしか見ない。
要するに不審者という扱いである。

ロンドンのトラファルガー広場には言いたいことを自由に言えるストリートピアノのようなお立ち台があったという。各地の警察もこのようなお立ち台を大都市の各区にひとつづつ作れば、悲惨な事件はだいぶ減るのではないだろうか。

新社名?2023年09月27日 06:55

ファンの皆さま、怒らないでください。

ジャニーズ事務所→ジャパニーズ事務所

ジャニーズJr.→ジャパニーズJr.

関ジャニ8→関ジャパ8

シンプソンのパラドックスとがんパラドックスの関係性2023年09月27日 09:21

統計論ではシンプソンのパラドックスというものがあるそうで、
治療法          方式A               方式B
効 果   なし   あり   あり割合   なし    あり   あり割合
女      3     37    0.925      1    19     0.950
男      8    12    0.600      12    28     0.700
合 計   11   49     0.817     13     47     0.783

の表で女性、男性とも方式Bが方式Aより優れているが
女性と男性の合計で見れば方式Aのほうが方式Bより優れているということになる。
出典)https://www.krsk-phs.com/entry/simpsonparadox

この解釈はいろいろあるそうだが、仮にY染色体上のDNAに治療Aの治療法が作用し、方式BがX染色体上のDNAに作用していると考えれば、Y染色体を男性より2倍持つ女性がより恩恵を受けるため、上記の結果になっても不思議ではない。

 特性の異なる女と男を合計すること自体が無意味なのである。

これと同じかどうかはわからないが、がんパラドックスというものもありうる。

これは、1ミリシーベルト以上でがん発生リスクがあるという法律の下、放射線を恐れながら、1000ミリシーベルト以上の放射線の被ばくでがん治療を受けるというパラドックスのことである。

このパラドックスの元は、国際放射線防護委員会(ICRP)の決めた放射線防護基準に各国が従っているためである。ICRPは広島・長崎の原爆生存者のがん発生率が、被ばく線量で300ミリシーベルト~4000ミリシーベルトの範囲で、1000ミリシーベルト当たり30%程度増加することを根拠に被ばくが数ミリシーベルトでもリスクがあるとして、1ミリシーベルトの基準を設定した。

しかし、原爆による放射線は爆発時間1ミリ秒以内で受ける放射線量である。

一方、がん治療では10時間程度(36000秒程度)で最大60000ミリシーベルトの放射線を照射する。即ち、時間当たりの線量率は、1.7ミリシーベルト/秒となる。広島・長崎被ばく者では最小でも時間当たりの線量率は、300000ミリシーベルト/秒である。

この時間当たりの線量率の差ががん発生を生じるかどうかの違いなのである。人類は太古から放射線を浴びてきたが、その結果、数ミリシーベルト/秒程度の線量率に対してはがん発生に対する免疫機能を持つようになった。しかし、原爆のような時間線量率が高い被ばくは人類の歴史にはなかったことである。したがって、300ミリシーベルト程度の被ばくでもがん発生を生じたのである。この時間線量率の両者の大きな差を無視して、ICRPは被ばく基準を原爆被ばく者のがん発生データを根拠として設定した。

これが、このパラドックスの原因である。

このICRP基準は必ずしも安全側ではない。時間線量率を無視しているがゆえに、近年増えている航空機利用での高空での被ばく、特に、太陽フレアの発生時の瞬間高エネルギX線被ばくによるがん発生を防ぐことができない。成田とニューヨークの往復飛行で被ばくする線量は平均0.2ミリシーベルトであったとしても、太陽フレア発生(これは太陽表面での異常核融合爆発に由来する)時には原爆と同様の瞬間的な高線量率被ばくを受ける。これが米国で報告されているCAの異常な乳がん発生率の増加の原因と考えられる。

出典)https://www.arpansa.gov.au/cancer-prevalence-among-flight-attendants-compared-general-population

2025年はこの太陽フレアの頻発期となっている。早めに基準の見直しをすべきであろう。

補足)がんが放射線治療で治る理由は、がん細胞が正常細胞より放射線に弱いためである。がん細胞はがん抑制遺伝子がなくなっている異常な細胞であるが、その結果、細胞の増殖周期が正常細胞より数ケタ大きい。即ち、細胞分裂の頻度が高い。細胞分裂時には核内のDNAが安定な2重らせん構造がほぐれる必要があるので、一重らせんになる。この一重らせん状態の時間が長いのでがん細胞は放射線により簡単に損傷を受け、がんが消滅することになる。一方、正常細胞はがん抑制遺伝子が機能するので、がん化が抑制される。この組み合わせにより、がん治療の適切な照射条件が決まる。

A新聞の科学用語忖度疑惑2023年09月29日 09:49

今日のA新聞朝刊には福島トリチウム処理水の再放出とともに核融合炉開発推進のニュースも大きく取り上げられていた。

この二つのニュースの間に用語の忖度の疑惑が感じられた。

それは核融合炉の燃料が重水素と三重水素と書かれていたことである。

三重水素とはトリチウムのことである。しかし、核融合炉の記事には何回か三重水素ということばが出てくるが、トリチウムという注釈は出てこない。これは何かの忖度ではないのだろうか。関係者もあえてトリチウムという用語を使わなかったのだろうか。

このようにして、A新聞自身が国民の科学知識レベルを下げ、無用な混乱と風評被害を招き、将来のエネルギー政策の混乱の元となっているのではないだろうか。

科学用語を忖度して用いるのは重大な罪だという認識を持ってもらいたい。

まあ、政治家は英語と日本語の間で論理のすり替えをするのは普通のことではあるが、A新聞までまねる必要はない。