台風進路予測用個人作成情報サイト2023年06月02日 14:47

 先日ネットサーフィンをしていたら、米国の個人のサイトに地球シミュレータ的全世界対象天気予報サイトがあった。元々は、ハリケーン予測に用いるために作成したようだが、西太平洋もシミュレーション範囲に含まれている。  これは、公的なものではないので、単なる個人の予測以上のものではないが、気象庁の予報と比べてみるのも面白い。最近では、テレビの台風進路予想で、米国や、欧州の天気予測を比較して示す例もある。このサイトも微妙に進路予想が異なるが、初期条件データやアルゴリズムの差としての進路予想の相違が現れてくるのだろう。

https://www.tropicaltidbits.com/analysis/models/?model=gfs®ion=wpac&pkg=mslp_wind&runtime=2023060200&fh=24

 数十年前、高校の地学の先生が授業で、「既に理論的には天気予報は正確にできるようになっている。後は、初期条件をどれだけ細かく観測できるか、計算精度、計算速度をどこまで上げられるかだけの問題だ。」と話していたが、まさに、計算機と観測技術の高度化で短期的な予測は可能になってきたわけである。それが個人でも可能になっているという米国のITレベルに、日本は何時追いつけるのだろうか。デジタル庁を応援したいところだが。

         

         

         

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ハラスメントとは自由の抑圧の事2023年06月06日 04:18

色々なハラスメントがあるが、これを明確な法律や規則に規定されていないが、個人の自由を抑圧する行為であると定義すれば、統一した理解が出来る。 オジサンは、規則に違反しなければ弱者になにをしても、何を言っても構わないと信じている。それが現代では通用しなくなっている。 従来の法規が個人の尊厳性、自由を守れないほど、社会が進歩、複雑化している結果だろう。 また、法規で維持するほどの全体主義的社会にする必要がないほど豊かな社会になってきたとも言える。 小田実が言ったような、中国に自由は無くなったが、飢餓も無くなった〜というレベルの状況から、数段上の社会になってきたのである。 それは日本だけではなく、中国人も感じられるようになる。天安門事件の再来がいずれは起こるだろう。飢えなければ法規がどうだろうと、自由が欲しくなるのが、ヒトの特性なのだから。

マイナカード問題をAIが上手く処理できるのか?2023年06月08日 21:17

 下記リンクYahooニュースによれば、フリガナ銀行口座名とフリガナ無し戸籍抄本名との個人同定問題に関し、戸籍に読み仮名を付けるとの法改正を6月2日におこなったが、既存の戸籍抄本が簡単に変えられるわけはないので、当面はAIによる個人名読み仮名支援に期待するらしい。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6465854  しかし、常識的には漢字の読みをAIで同定するというのはほぼ不可能であろう。デジタル庁の上層部は常識外れの集まりらしい。(断定はできないが、日本語よりも英語の方が得意なトップでは仕方がない。)  ではどうするべきか。やはり、時間をかけて、銀行システムを漢字と読み仮名の両方が扱えるようにするか、または、マイナカードに現行口座用の読み仮名データを登録できるようシステム変更するいがいに論理的な解はないだろう。AIは統計処理が優秀なだけであって、論理にはほぼ無力である。そこのところを理解できないデジタル庁は算数はできるが、数学ができない集団だとみなされても仕方ないだろう。  ともかく、現行マイナカード制度設計の論理的な構成は破綻している。それを記者会見ですら認めないようなトップ及びその取り巻きは、大丈夫だろうか。家柄も良く、有名大学を出ていても意味はない。そのような裸の王様を許してきた選挙制度システム、自民党システム、日本社会について異議申し立てをしなければ、多くの被害者が出るのは目に見えている。  デジタル化自体は効率化のために必須であろう。しかし、その制度設計をあのような素人集団に任せておくことは、ひろゆきが言うように、デジタル化の論理構成すら分からない派閥均衡人事の結果なのだろう。適材適所というのは口先だけなのである。それが今回のトラブル続出という結果に現れただけである。政治は結果がすべてなのだ。  早急に関係人事を専門家集団にできるよう法整備するほうが先決だ。マイナカード普及はそのあとでよい。海難事故が起こった時に、海難審判所という専門家集団の組織が事故の判断をする。 デジタル庁はデザイナーがトップだし、TVのマイナカードコメンテイターも文系のプログラムすら分からない公務員OBである。  早急にシステムと法規、論理が纏められる組織を作るべきである。コロナ対策で台湾のデジタル制作は上手くいったようだ。少なくとも今の日本のマイナカードのような惨状は示さなかった。  デジタル庁長官は、当面台湾からアサインしたほうが、国民のためだろう。民主主義とは事前の策をさいようすることなのである。残念ながら仕方ない。

全仏オープンではボールガールをどのように選抜しているのか?2023年06月09日 18:08

 加藤未唯選手の混合ダブルス優勝で、先日のダブルス失格問題が再炎上しているらしい。  そこで、再度、加藤選手がボールガールに返球をした際の画像を見てみた。  沢松奈生子さんの解説では、その前のプレーで、加藤選手がバックハンドをミスしたため、バックで返球した際、無意識に力が入ったようだとのことである。それがボールガールまでノーバウンドで届いてしまった背景にあった。  しかし、よく見ると、ボールガールはその返球されたボールを加藤選手が打った時点からしっかり見ているのである。そして、体が強張り、身動きができなくなって頭だけ回して、後頭部にボールが当たったという状況である。  ボールガールは返球だけを受けるためにコート内にいるのではない。オンプレーの際もコート内にいるのである。即ち、もっと強い打ちそこないの打球が彼女を襲うことは十分可能性として考えておかなければならないということになる。サーブの球が間違って彼女を襲うこともある。その際彼女はまた固まってしまうのだろうか。  気になるのは、全仏オープン主催者のボールガールなど会場スタッフの選抜方法である。ボランティアだからといって安易にテニス好きの子どもたちを利用しているのではないのか。ちゃんと高速ボールに対応できるだけの身体能力をチェックしているのだろうか。  彼女はボールを頭に受けた後、暫く泣き続けていた。このような精神的にもひ弱で緊張しやすい子を安易に、何のテストもせず、選抜もせずに、時速100キロ超のボールが常に行きかうコートに立たせていたのではないのか。    主催者はそのような自身に不都合な問題にまで発展しないように加藤選手を失格にしたのではないか。  ボールガール、ボールボーイの選抜方法を質問したいところである。

ドニプロ川カホフカダムは誰が破壊したのか?2023年06月10日 04:42

 カホフカダムの破壊工作については、Wikipediaによれば、すでに昨秋からウクライナ、ロシア双方から、相手が破壊することに対する警告がされている。

また、BBCによれば
 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65830004
にあるように、旧ソ連が、ドイツ軍の進撃を阻止するためにドニプロ川のダムを破壊した実績がある。

 それほど、このダムの破壊が戦略的価値がある大きな出来事なのである。ウクライナの反攻を止める簡単な方法である。一方、ロシアにとっては、クリミア半島の給水が止まるという長期的な不利益がある。それは昨秋のロシア側の警告の理由でもある。

 実は、あるロシアの元KGBから聞いた話だが、モスクワは世界中の海と水路で繋がっているそうである。確かに、モスクワ近辺の地図をよく見ると、運河が縦横に周辺の川と連携しており、ドニプロ川にもドニエプロ側にもアゾフ海にも水路で到達することができる。

 プーチンにとっては、クリミア半島の農民が灌漑用水が無くて困ったとしても、今回のウクライナ反攻を阻止できれば、一帯の水路を支配でき、最終的にクリミアも支配下におけるのだから、旧ソ連時代のやり方をもう一度繰り返せばよいと思ったであろう。

 何しろプーチンもKGBの将校だったのだから、旧ソ連のやり方は十分承知しているはずだ。戦争で自国の民衆の犠牲のもとに戦局を有利に進めようとするのは、世界の常識だろう。



 ところで、ザポリージャ原発6号機の冷却問題だが、ドニプロ川の水位が下がれば、冷却は困難になる。昨年9月11日に停止したそうだが、その後の崩壊熱はどの程度だろうか。
長時間照射軽水炉燃料の、炉停止後9か月目の崩壊熱は、定格時に比べ、0.05%程度である。
ザポリージャ6号は熱出力が約3000MWだから、現在の崩壊熱は約15MWである。まだ自然循環では除熱出来そうもないが、非常用電源設備が生きていれば十分除熱可能だろう。運転員の頑張りに頼らざるを得ない。

Googleレンズの活用法2023年06月11日 04:19

スマホにGoogleレンズをインストールし、スマホを見知らぬ花に向ければ、その花の名前などが一瞬にして分かるというのが、基本的な活用法なのだが、他の活用法を考えてみた。

(1)静かな図書館で、テキストデータのコピーが可能。
 Googleレンズでは、スマホの写真を撮影する必要はない。スマホの画面の文字データをコピーするだけで、テキストデータとして取り込むことができる。それをメモなどに保存して、或いは、メールで別メディアに転送することができる。従って、本をかりたその場でPCなどにテキストデータに転送できる。容量が小さいこと、音がしないことが大きなメリットである。

(2)手書き文字のテキストデータ化と様々な再生
 急いでいるときは、手帳などに手書きでメモすることが増える。そのメモをテキストデータ化し、スマホメモにコピペすればよい。また、PCにも転送できる。手書きメモをスキャナーを通して読取ソフトを使う場合よりも100分の1の時間でテキスト化できる。

(3)手が塞がっている場合の買い物メモ代わり
 Googleソフトでは手帳の文字をテキストデータ化する上、音声読み上げもしてくれる。
 例えば、買い物メモを手書きしておき、Googleレンズでテキスト化してイヤホンなどで再生すれば、忙しい最中に耳から重要な事項が入ってくる。うっかりミスが簡単に防げる。特に、両手が塞がっている場合、買い物メモをイチイチ見る必要がない。

(4)物忘れ防止
 (3)の応用だが、重要な事項の手書きメモを、音声テキストで耳から再生できるので、運転時、会議中など、目と手が塞がっているときに、他人に気づかれずに重要なキーワードを耳からインプットし、思い出すことができる。これは、うっかりミスの防止にも応用できる。

(5)英語サイトの日本語化ブラウザ
 英検一級を取ってない人間には、英語サイトを読むのは時間がかかる。しかし、Googleレンズで翻訳を選択し、スマホを向ければ一瞬にして日本語に翻訳してくれる。多少誤訳があっても常識がカバーしてくれる。この機能による時間節約は忙しいビジネスパーソン、学生には大きな福音だろう。

被ばく量とがん発生率の相関関係の謎2023年06月11日 16:10

二つの放射線被ばく量とがん発生率に関する論文がある。

一つは英国原子力作業従事者のがん発生率に関する論文で

https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwi72KCkjbL_AhWB0mEKHUPHDlAQFnoECA0QAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.rea.or.jp%2Fwakaruhon%2Fhonbun%2FNo12honbun.pdf&usg=AOvVaw1YAUV1yMHamGbobK562fDZ

まとめとして、
「英国では原子力施設で働く放射線業務従事者について、死亡原因
と放射線被ばくの関係を調べるための調査を行っています。(この
ような統計的調査を一般に疫学調査といいます)放射線業務従事者
約10万人を調査対象としており、1945年から1988年まで
の調査では調査対象者の平均線量は33.6ミリシーベルトでした
が、「がん」および「がん以外の病気」による死亡率はいずれも英国
国民平均に比べて15%以上低い値でした。」

と記載されている。
即ち、自然からの被ばく線量2.1ミリシーベルト(日本の場合)を考慮すると、
英国では、日本の自然放射線の15倍程度の人口放射線を浴びた原子力業務従事者のがん発生率が一般人より15%低くなるという統計データがあるということになる。


ふたつ目の論文は、米国の航空機客室乗務員に関する調査で、

https://www.arpansa.gov.au/cancer-prevalence-among-flight-attendants-compared-general-population

客室乗務員の年間電離放射線量は3.07ミリシーベルトで、乳がん、子宮頸がんの有病率は一般人の約1.5倍となっている。


即ち、英国のデータでは、年間約34ミリシーベルト浴びるとがんによる死亡率は15%減るが、米国のデータでは、年間約3ミリシーベルト浴びるとがんは約1.5倍増えるということになる。地上の自然放射線は約2ミリシーベルトだから、ちょっと浴びるよりも15倍浴びたほうが健康によいというデータに見える。

この関係は一種の謎であり、その理由は両論文では明らかにはされていない。


このような一見矛盾した統計データが出てくる原因についての、私の推定は以下のとおりである。

それは、日本国政府も採用している基準である、国際放射線防護委員会(ICRP)の被ばく基準の設定に問題があるということである。

ICRPの基準は、広島・長崎の生存者におけるがん発生率に基づき、原爆の被ばく線量とがん発生率に比例関係があると仮定している。
この仮定のもと、自然被ばく線量の地域的揺らぎの範囲内として、一般人の被ばく許容線量を年間1ミリシーベルトとし、また、原子力作業従事者は職業であることから年間50ミリシーベルトにしている。

しかし、広島・長崎の原爆は爆発の時間である約1ミリ秒で浴びた瞬間的な被ばく事象による放射線量であり、年間(365×24×3600×1000ミリ秒)における被ばく線量ではない。

一方、客室乗務員は年間5回程度発生する太陽フレア(太陽表面の短時間核融合反応増大現象)による被ばくを浴びる。これはガンマ線も含まれ、それは秒単位で浴びる瞬間被ばくとなる。

上記、原子力作業者の1秒当たりの被ばく量は、
年間被ばく労働時間を約1000時間と想定した場合、総計34ミリシーベルト浴びるので

 34/(1000*3600)=9.4×10のマイナス6乗ミリシーベルト/秒
となる。

一方、上記、客室乗務員の1秒当たりの被ばく量は、
太陽フレアが年5回発生、被ばく時間が1秒とすると、客室乗務員の単位時間当たり被ばく量は

 3/5=6×10のマイナス1乗ミリシーベルト/秒

となる。

即ち、客室乗務員は5桁も大きな瞬間被ばくを受けている。即ち、広島・長崎の被ばく者に近い被ばく形態なのである。

このパラドックスは、1.8リットルの醤油を1年間でゆっくり飲めば健康に良いが、一気飲みをすれば重大な健康被害があるという議論に似ている。

生物学的には、がん抑制遺伝子が機能し、ゲノム損傷を修復するためには有限の時間が必要なのである。瞬間の大量被ばくではがん抑制遺伝子が十分機能できないのではないだろうか。

何故なら、原爆も高空での太陽フレアも、生物の進化の歴史でこれまで経験したことのない被ばく形態なのである。免疫機能であるがん抑制遺伝子が働く可能性は小さい。

このように瞬間被ばくのデータをもとに長時間の被ばくの影響を単に時間積分総線量のみで規定するICRPの基準自体に大きな欠陥があると考える。

念のために言うと、客室乗務員だけでなく、国際線で高空を飛行する一般乗客も同じ被ばくを受けるのである。

2025年は太陽フレアの活動が活発化すると言われている。

早めにこの問題の対策を行い、太陽フレアによる瞬間被ばくによるがん発生増加を抑制しなければならない。しかし、太陽フレアからのガンマ線は光と同じ速度で地球の大気上層に到達するのだから、今のパイロット並みの対策しかないのかもしれない。
(太陽フレアが発生したときに乗務していたことが分かったパイロットはしばらく乗務を停止する勤務調整をしているそうである。)

このままでは、がん発生のリスクに関し、最も危ないのは客室乗務員と頻回の一般利用客だけということになるのかもしれない。

6月13日追記
ではなぜ一般人より被ばく量の多い原子力従事者のがんが少ないか、という理由だが、これには2つの理由が考えられる。

ひとつは、ある程度、放射線を浴びている事で、がん抑制遺伝子の活動が活発化し、免疫機能が向上することである。

もう一つは、紫外線消毒と同様、ガンマ線を浴びることで、体内外の細菌が死滅し免疫機能に余裕ができて、前癌状態に対する応答に対応することが容易になると考えられることである。

太陽光パネルが発熱源になる可能性の検討2023年06月12日 11:41

 田舎のほどほどのサイズの山林が無価値で放置されているので、周囲の土地に倣って、メガソーラーにならないかと調べてみたが、どうも億単位の投資が必要になるらしい。残念ながら諦めた。
 そのついでと言っては何だが、本当に太陽光発電が環境に良いのか再検討してみた。それも良く言われるパネルのリサイクル問題ではなく、エネルギー収支そのものの話である。

 太陽光は地球に吸収されるが、それがすべて熱エネルギーになる訳ではない。地球が反射し、宇宙に逃げていく分もある。地球温暖化に関し、地球の熱収支がどうなるのかはかなり微妙な問題らしい。

 ここでは、山林を削り、太陽光パネルで発電した場合の熱収支について検討してみたい。太陽光パネルの熱効率(電気への変換効率)は90%程度はあるらしい。即ち、殆どの太陽光を電気エネルギーに変換できることになる。一方、電気エネルギーになったエネルギーは送電ロスが場所にもよるが10%はある。これは全て熱として送電系から大気や地面に放熱される。家庭や工場、電車などで使われる電気はこれまた機械の摩擦エネルギや電線内の抵抗により最終的に熱エネルギに変換される。エネルギー保存則が正しければ、太陽光パネルで吸収された太陽光エネルギーは基本的に熱エネルギーとなってしまう。これは地球を暖めるということではないだろうか。

 翻って、山林のままだったとする。山林というのは殆どが木と下草から構成されている。それらは、所謂植物である。(動物もたまにはいるが無視する。)植物は殆どが光合成反応により細胞分裂し、成長する生物である。即ち、太陽光エネルギーを物質に変換する機能を持つ。この変換効率はどの程度なのか、無学で分からないが、少なくとも0%ではありえない。例えば50%と仮定すれば、地面への熱放出は残りの50%であるはずだ。

 これを太陽光パネルの熱エネルギ放出と比較すれば、明らかに山林を太陽光パネルにすることで地球にその時点で吸収される熱エネルギーは50%程度は増えてしまうということになる。

 ゆくゆくはその増殖した山林も燃やすことで熱にはなるとは思うが、少なくとも短期的には山林を削って作った太陽光パネルは地球を温暖化する方向に働くはずである。

 このようにして、私は田舎のヤマのメガソーラー化を諦めたことに対する正当性を理由づけることに成功した(ことになっている)。

飲む時は亜鉛を摂取することが重要という話2023年06月13日 06:05

 先日、Zoom飲み会に参加していたら、突然ある参加者が怒りだし、暴言を吐くようになった。どうも他の参加者の発言が気に入らなかったらしい。ただ、それまでの彼の発言は普通だったので、全員が驚いてしまった。それは、開始後3時間くらいたった後だった。飲みすぎだったようだ。

 これは推測するに、彼の体内亜鉛濃度が異常に低くなったためであろう。ネット情報によれば、アルコール分解のために、亜鉛が使われる。一方、血中の亜鉛が不足するとヒトは前頭葉の作用が異常になり、理性が働くなるのである。勿論これは全員がそうなる訳ではなく、栄養状態が悪かったり、偏ったりしているヒトがたまたま飲みすぎで怒り出すことがある。飲むと人が変わるという話はよく聞くが、多分亜鉛不足、栄養不良が関係しているのであろう。

 ちなみに亜鉛の含有量が最も高い食品は、牡蠣であり、レバーも相当高いらしい。明日、焼き鳥屋で飲み会があるのだが、普段の行ないの反省から、レバーをたくさん注文することに決めた。

 スマートウォッチに血中亜鉛濃度測定機能があれば、直ぐに購入したい。また、関係者の開発に期待したい。これは日本では大量に売れるだろう。運動不足だが飲むのは好きという人種は日本には多いのだから。

シーサイドラインと自動運転車の事故責任2023年06月15日 12:52

 Yahooニュースによれば、2019年に起こった横浜シーサイドラインの逆走事故(16人負傷)について、設計・製造過程で過失があったとして、関係会社の3人が書類送検されたとのことである。

 これは国土交通省の運輸安全委員会の報告では、ターミナルの新杉田駅に到着した際、列車の連結部で断線が起こっており、駅からの転換指令が社内制御装置に伝わっていなかったということで、設計製造ブロセスで安全性の検証が十分行われていなかったとも記載されているらしい。

 しかし、ちょっと待ってほしい。より大きな責任があるのは、国土交通省の方なのではないか。国土交通省が許可したから運行が可能になったのではないのか。

 運行開始は1989年である。事故まですでに30年経過している。30年前の基本設計システムや経年劣化の責任を設計製造会社の担当者が取らされているのは明らかに問題がある。

 まずは、国土交通省の認可、審査、監督責任が問われるべきであろう。次は、30年間も運行管理を続けてきたシーサイドライン会社の関係者が十分な点検を続けてきたのかという運行管理者責任だろう。その次ぐらいが設計製造責任であろう。

 常識的に考えてみてもらいたい。30年前に購入・設計された自動車があったとして、その30年後の経年劣化による交通事故の責任を、その車の設計、製造責任者に問えるのもなのだろうか。車であれ、公共交通機関であれ、車検は何のためにあるのか。運行許可は何だったのか。国土交通省と神奈川県警はどこかで忖度しあっているのではないかとも疑いたくなるニュースだ。

 そして、自動運転自動車の設計製造担当の頭の良い者はこのニュースを聞いて、30年後の我が身を考え、みな転職を考えだすのではないだろうか。もう少し分かり易く言えば、今回の神奈川県警の対応は、日本の自動車産業の将来=日本の製造業の将来を潰す可能性もある過ちなのではないだろうか。これが極端な意見なのか実際にそうなのか、現役の設計製造担当に尋ねてみたいところだ。