マイナカード問題をAIが上手く処理できるのか?2023年06月08日 21:17

 下記リンクYahooニュースによれば、フリガナ銀行口座名とフリガナ無し戸籍抄本名との個人同定問題に関し、戸籍に読み仮名を付けるとの法改正を6月2日におこなったが、既存の戸籍抄本が簡単に変えられるわけはないので、当面はAIによる個人名読み仮名支援に期待するらしい。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6465854  しかし、常識的には漢字の読みをAIで同定するというのはほぼ不可能であろう。デジタル庁の上層部は常識外れの集まりらしい。(断定はできないが、日本語よりも英語の方が得意なトップでは仕方がない。)  ではどうするべきか。やはり、時間をかけて、銀行システムを漢字と読み仮名の両方が扱えるようにするか、または、マイナカードに現行口座用の読み仮名データを登録できるようシステム変更するいがいに論理的な解はないだろう。AIは統計処理が優秀なだけであって、論理にはほぼ無力である。そこのところを理解できないデジタル庁は算数はできるが、数学ができない集団だとみなされても仕方ないだろう。  ともかく、現行マイナカード制度設計の論理的な構成は破綻している。それを記者会見ですら認めないようなトップ及びその取り巻きは、大丈夫だろうか。家柄も良く、有名大学を出ていても意味はない。そのような裸の王様を許してきた選挙制度システム、自民党システム、日本社会について異議申し立てをしなければ、多くの被害者が出るのは目に見えている。  デジタル化自体は効率化のために必須であろう。しかし、その制度設計をあのような素人集団に任せておくことは、ひろゆきが言うように、デジタル化の論理構成すら分からない派閥均衡人事の結果なのだろう。適材適所というのは口先だけなのである。それが今回のトラブル続出という結果に現れただけである。政治は結果がすべてなのだ。  早急に関係人事を専門家集団にできるよう法整備するほうが先決だ。マイナカード普及はそのあとでよい。海難事故が起こった時に、海難審判所という専門家集団の組織が事故の判断をする。 デジタル庁はデザイナーがトップだし、TVのマイナカードコメンテイターも文系のプログラムすら分からない公務員OBである。  早急にシステムと法規、論理が纏められる組織を作るべきである。コロナ対策で台湾のデジタル制作は上手くいったようだ。少なくとも今の日本のマイナカードのような惨状は示さなかった。  デジタル庁長官は、当面台湾からアサインしたほうが、国民のためだろう。民主主義とは事前の策をさいようすることなのである。残念ながら仕方ない。