躓くのは足を上げないからだという誤解2023年10月18日 08:00

 時々一寸した道の出っ張りに引っかかることがある。
 何故なのか、歩きながら考えた。明治の文豪のようには文学作品はできなかったが、その理由が分かった(つもりになった)。

 それは、足が上がらないからではない。着地するときにつま先が上がっていないからだーということにやっと気が付いた。(これは常識らしい。)

 いつも躓くのは右足で、左足ではなかった。実は左足のほうが0.5㎝程長いのだが、躓くのはいつも短い右足のほうである。足が上がらないのが原因なら左足が躓くはずなのだ。だが、躓くときはいつも右足なのだ。

 これは、左足が利き足なので、右足のほうが多少力がはいらないためだ。力が入らないので、右足のほうはつま先が上に向いていない状態で歩いていたことになる。

 即ち、右足のほうは、無意識のままでは足首に力が入らないので、つま先が上を向かないまま着地する。その結果、右足の下をすりながら着地して躓きにつながる。

 そういえば、スキーでも左ターンが不得意だった。これは、右スキーの先端が十分に浮かないためだった(と思う)。右足が短いためとか、左腕の振りが弱いためと思っていたのは誤解だった。右のつま先を上に向くように足首に力を入れながらターンすればよりスムーズに曲がれるはずだ。(カービングスキーでも悪雪では先端を浮かせる必要がある。)今シーズン雪が降れば試してみたい新説(新雪)である。