ワクチンパスポート対策2021年09月04日 03:57

 ワクチン2度接種者への旅行解禁方策が提案されている。
いわゆるワクチンパスポートだが、具体的には様々な問題点が指摘される。有効期間とか、接種証明方法などだが、これらは性善説に立てば解決できるだろう。
 一番の問題は、ワクチン接種拒否者への対策である。
 ある種の差別問題がどうしても生じる。グループ旅行を企画した場合、その中に、ワクチン未接種者がいた場合には、一緒に飲食をしたくないというものが必ず現れるであろう。
 オリンピックのバブル方式のような強制力を持たせてワクチンや感染対策を講じるのが簡単だが、一般には無理だろう。
 考えられる対策としては、移動中の換気、距離の確保と、宿泊時、飲食時の分離である。少なくとも、接種拒否者同士は同室を拒否しないのではないかと考えられる。
 あとは、未接種者にPCR検査、抗原検査を受けてもらい、証明書をパスポート代わりに使うことである。いずれにせよ100%非感染方策というものはないので、未接種者がいることを前提にルールを周知し、参加者の了解をとる以外にない。
 この具体的なルール作りを旅行関係者は早急に作成しなければならない。
 また、デルタ株ではマスク以外に換気対策が重要になる。バス、自家用車はある程度乗客が換気を制御できるが、問題は新幹線などの車両、飛行機である。
 新幹線の場合、換気配管、空気流路構成は車両系統で大きく異なっている。JR各社は、未接種者が上流側に来ないように座席配置を決められるよう、主要車両タイプごとの空調系の設計データの詳細を公開すべきだろう。

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