t分布とp値の悩ましい関係 ― 2025年07月16日 19:24
p値がどうしても感覚的に理解できないので、ChatGPTに質問したら下記のような質問と回答であった。
以下のQ&Aを定性的に解釈してみる。
ここでt値とは仮定した平均値と標本平均の差を標本分散、標本数で割った形になっている。
即ち仮定した平均というのは帰無仮説という、実際にはありえないほど極端な仮定での平均値である。例えば、ある薬を飲ませたところ、血圧は標本平均と同じだったという場合、この薬の効果はゼロなので、帰無仮説での仮定した平均値は標本平均と同じ値になる。従ってt値は非常に大きな値になる。
t分布とは中心極限定理により、標本平均の分布が正規分布に近づくことを利用した分布であり、標本数や標本分散にも依存する。
t値が異常におおきいということはt分布の端に来ていることになる。すなわち、それ以上の値となる確率の積分値ーこれがp値なのだがーが非常に小さくなることを意味する。
p値の基準は一般的には5%を採用することになっている。すなわち、t値およびt分布から得られるp値が0.05以下であれば、ありえない平均値であるとして、その帰無仮説自体が棄却、即ち帰無仮説が否定される。
その結果として、帰無仮説の反対の対立仮設が正しいと採択される。
(薬が血圧変動を生じないことが帰無仮説なので)ここでは、薬が血圧の変動をもたらしたことが対立仮設である。
すなわち、不正確な言い方ではあるが、薬が何らかの血圧変動を生じたという説が妥当だということをp値の評価により証明されたことを示している。
***************************
Q:
t分布とt値、p値の関係をわかりやすくお願い
ChatGPT:
もちろんです!「t分布」「t値」「p値」の関係を、初学者にもわかりやすく説明します。
🔷 1. そもそも何をしたいのか?
私たちは「ある主張が正しいか?」をデータを使って調べたい。
たとえば:
「薬Aは効果があるか?(効果なし=帰無仮説 H₀、効果あり=対立仮説 H₁)」
🔷 2. t分布とは?
「標本の平均と母平均の差」が偶然起こる範囲かどうかを判断するために使う分布。
標本が小さい(n < 30)ときや、母分散が分からないときに登場します。
「正規分布」に似ているけど、裾(端っこ)が広い分布です(小さいデータでは不確かさがあるため)。
🔷 3. t値とは?
t値 = 標本平均と母平均の差を、ばらつきで割ったもの
具体的には:
t=xˉ−μ0s/n
t=s/n
xˉ−μ0
ここで:
xˉxˉ:標本平均
μ0μ0:仮定された母平均(帰無仮説の値)
ss:標本の標準偏差
nn:標本サイズ
👉 t値は「母平均からどれだけズレているか?」を表す指標。
🔷 4. p値とは?
その t値 以上のズレが、偶然で起こる確率です。
小さければ小さいほど、「偶然とは考えにくい」=「差が有意である」。
たとえば:
p=0.03p=0.03 → 偶然でこんな差が出る確率は 3%。
よく使う基準: 5%(= 0.05)未満なら有意と判断。
🔷 5. 3つの関係をまとめると:
t値をデータから計算する
自由度に応じたt分布を使って、そのt値に対応するp値を求める
p値が小さいなら、「帰無仮説は怪しい」と判断
🔶 例:薬の効果を見るt検定
帰無仮説 H₀:「薬の効果はない(差はゼロ)」
標本平均 = 105、母平均 = 100、標準偏差 = 5、n = 25
計算すると:
t=105−1005/25=51=5
t=5/25
105−100=15=5
→ 自由度24のt分布で、t=5のp値は めちゃくちゃ小さい(p < 0.001)
→ 結論:「効果がない」は棄却、「薬は効果がある」かもしれない!
✅ まとめ
用語 意味
t分布 t値がどれくらいの確率で起こるかを示す分布
t値 標本のズレの大きさ(どれだけ母平均と違うか)
p値 そのズレ(t値)が偶然起こる確率
Q:
仮定された母平均とは
ChatGPT:
「仮定された母平均」というのは、検定の出発点(帰無仮説)で「正しい」と仮定している母集団の平均値のことです。これは t検定やz検定をする際の基準になる値です。
🔶 例で説明します
💡 たとえば:
ある薬を飲んだ後の血圧の平均を測ったとしましょう。
健康な人の平均血圧(治療前の状態)は 120 mmHg だとします。
🔷 1. 仮定された母平均とは?
この場合の「仮定された母平均」とは:
「この薬には効果がないとしたら(=帰無仮説),
血圧の平均は 120 mmHg のままであるはず」
という仮定の下での 母平均 = 120 を指します。
🔷 2. t値を計算する式の中の「μ₀」
t=xˉ−μ0s/n
t=s/n
xˉ−μ0
ここでの μ0μ0(ミューゼロ)が、仮定された母平均です。
🔶 なぜ「仮定された」なのか?
実際の母平均はわからない。
そこで「ある値(例えば 120)」を仮に正しいと置いて、
**それと自分のデータがどれくらい違うのか?**を評価する。
🔷 目的は?
その仮定(μ₀)は、データと比べておかしくないか?
つまり:
データがその仮定から大きくズレていたら → 「その仮定、怪しい」となる
ズレが小さければ → 「その仮定でもおかしくない」
✅ 要するに…
用語 意味
仮定された母平均(μ₀) 「帰無仮説で正しいとされている平均値」
t検定の目的 「この μ₀ に比べて、データの平均は有意にズレているか?」を判断
🔚 例まとめ:
仮定された母平均 μ0μ0 = 120
標本平均 xˉxˉ = 125
標準偏差 s = 5、n = 10
⇒ t値を計算し、p値を見て判断!
他にも、「2群の差を見るt検定(二標本t検定)」では「差がゼロ(μ₁−μ₂=0)」が仮定される、というバージョンもあります。そちらも必要なら説明します。
以下のQ&Aを定性的に解釈してみる。
ここでt値とは仮定した平均値と標本平均の差を標本分散、標本数で割った形になっている。
即ち仮定した平均というのは帰無仮説という、実際にはありえないほど極端な仮定での平均値である。例えば、ある薬を飲ませたところ、血圧は標本平均と同じだったという場合、この薬の効果はゼロなので、帰無仮説での仮定した平均値は標本平均と同じ値になる。従ってt値は非常に大きな値になる。
t分布とは中心極限定理により、標本平均の分布が正規分布に近づくことを利用した分布であり、標本数や標本分散にも依存する。
t値が異常におおきいということはt分布の端に来ていることになる。すなわち、それ以上の値となる確率の積分値ーこれがp値なのだがーが非常に小さくなることを意味する。
p値の基準は一般的には5%を採用することになっている。すなわち、t値およびt分布から得られるp値が0.05以下であれば、ありえない平均値であるとして、その帰無仮説自体が棄却、即ち帰無仮説が否定される。
その結果として、帰無仮説の反対の対立仮設が正しいと採択される。
(薬が血圧変動を生じないことが帰無仮説なので)ここでは、薬が血圧の変動をもたらしたことが対立仮設である。
すなわち、不正確な言い方ではあるが、薬が何らかの血圧変動を生じたという説が妥当だということをp値の評価により証明されたことを示している。
***************************
Q:
t分布とt値、p値の関係をわかりやすくお願い
ChatGPT:
もちろんです!「t分布」「t値」「p値」の関係を、初学者にもわかりやすく説明します。
🔷 1. そもそも何をしたいのか?
私たちは「ある主張が正しいか?」をデータを使って調べたい。
たとえば:
「薬Aは効果があるか?(効果なし=帰無仮説 H₀、効果あり=対立仮説 H₁)」
🔷 2. t分布とは?
「標本の平均と母平均の差」が偶然起こる範囲かどうかを判断するために使う分布。
標本が小さい(n < 30)ときや、母分散が分からないときに登場します。
「正規分布」に似ているけど、裾(端っこ)が広い分布です(小さいデータでは不確かさがあるため)。
🔷 3. t値とは?
t値 = 標本平均と母平均の差を、ばらつきで割ったもの
具体的には:
t=xˉ−μ0s/n
t=s/n
xˉ−μ0
ここで:
xˉxˉ:標本平均
μ0μ0:仮定された母平均(帰無仮説の値)
ss:標本の標準偏差
nn:標本サイズ
👉 t値は「母平均からどれだけズレているか?」を表す指標。
🔷 4. p値とは?
その t値 以上のズレが、偶然で起こる確率です。
小さければ小さいほど、「偶然とは考えにくい」=「差が有意である」。
たとえば:
p=0.03p=0.03 → 偶然でこんな差が出る確率は 3%。
よく使う基準: 5%(= 0.05)未満なら有意と判断。
🔷 5. 3つの関係をまとめると:
t値をデータから計算する
自由度に応じたt分布を使って、そのt値に対応するp値を求める
p値が小さいなら、「帰無仮説は怪しい」と判断
🔶 例:薬の効果を見るt検定
帰無仮説 H₀:「薬の効果はない(差はゼロ)」
標本平均 = 105、母平均 = 100、標準偏差 = 5、n = 25
計算すると:
t=105−1005/25=51=5
t=5/25
105−100=15=5
→ 自由度24のt分布で、t=5のp値は めちゃくちゃ小さい(p < 0.001)
→ 結論:「効果がない」は棄却、「薬は効果がある」かもしれない!
✅ まとめ
用語 意味
t分布 t値がどれくらいの確率で起こるかを示す分布
t値 標本のズレの大きさ(どれだけ母平均と違うか)
p値 そのズレ(t値)が偶然起こる確率
Q:
仮定された母平均とは
ChatGPT:
「仮定された母平均」というのは、検定の出発点(帰無仮説)で「正しい」と仮定している母集団の平均値のことです。これは t検定やz検定をする際の基準になる値です。
🔶 例で説明します
💡 たとえば:
ある薬を飲んだ後の血圧の平均を測ったとしましょう。
健康な人の平均血圧(治療前の状態)は 120 mmHg だとします。
🔷 1. 仮定された母平均とは?
この場合の「仮定された母平均」とは:
「この薬には効果がないとしたら(=帰無仮説),
血圧の平均は 120 mmHg のままであるはず」
という仮定の下での 母平均 = 120 を指します。
🔷 2. t値を計算する式の中の「μ₀」
t=xˉ−μ0s/n
t=s/n
xˉ−μ0
ここでの μ0μ0(ミューゼロ)が、仮定された母平均です。
🔶 なぜ「仮定された」なのか?
実際の母平均はわからない。
そこで「ある値(例えば 120)」を仮に正しいと置いて、
**それと自分のデータがどれくらい違うのか?**を評価する。
🔷 目的は?
その仮定(μ₀)は、データと比べておかしくないか?
つまり:
データがその仮定から大きくズレていたら → 「その仮定、怪しい」となる
ズレが小さければ → 「その仮定でもおかしくない」
✅ 要するに…
用語 意味
仮定された母平均(μ₀) 「帰無仮説で正しいとされている平均値」
t検定の目的 「この μ₀ に比べて、データの平均は有意にズレているか?」を判断
🔚 例まとめ:
仮定された母平均 μ0μ0 = 120
標本平均 xˉxˉ = 125
標準偏差 s = 5、n = 10
⇒ t値を計算し、p値を見て判断!
他にも、「2群の差を見るt検定(二標本t検定)」では「差がゼロ(μ₁−μ₂=0)」が仮定される、というバージョンもあります。そちらも必要なら説明します。
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