スタッドレスタイヤなのになぜスタックするのか ― 2025年02月06日 07:13
スタッドレスタイヤを履いて、しかも平地なのにスタックする車の映像が連日放送されている。
よく見ているとスタックする車はエンジンをふかして脱出しようとしている。実は、これが主たる原因である。昔はマニュアル車だったので、セカンドで発進せよと言われていた。車を静止状態からゆっくりと動かせばよいのである。しかし、最近の車はオートマなので車輪の摩擦が少ないと自動的に回転数が上がるようにできている。オートマでも下り坂で使うセカンドモードに入れれば回転数は減るので脱出しやすくなるはずである。
もう少し、物理的に分析すると、スタックには2つの要因がある。
(1)スタッドレスタイヤの水排除能力不足と回転数の相関
タイヤと接地面の間に水があると、水が潤滑油のような役割をして摩擦が減る。スタッドレスタイヤはその水を排除するために、細かい溝を表面につけて横方向に排泄するようにできている。しかし、下手な運転手はスタックしたとたんに回転数を上げるので、回転する摩擦熱で雪が解け更に接地面に大量の水を生み出す。このため水が排除できなくなる。
(2)静摩擦係数と動摩擦係数の相関
一般に、相対運動する物体との摩擦係数(動摩擦係数)は静止しているときの摩擦係数(静摩擦係数)より小さい。
相対運動というのは、空回りしているタイヤと静止している雪面の関係やスリップしているタイヤと静止している雪面では相対運動していることになり、動摩擦係数が適用される。
一方、タイヤが地面と相対運動していない場合、即ち、タイヤの回転による外周の距離が車の移動距離と同一である場合は、常に雪面とタイヤが密着しているので雪面とタイヤの相対運動がないことになり静摩擦係数が適用される。
ChatGPTによれば、
***************************
動摩擦係数が静摩擦係数より小さい理由は、以下のような物理的な要因によります。
1. 静止時の微視的な結合(接着効果)
物体が静止しているとき、接触面の凹凸が互いにかみ合ったり、分子間力(ファンデルワールス力や化学結合)による接着効果が働いたりします。このため、動かし始めるにはこれらの結合を断ち切るだけの力が必要になり、静摩擦力が大きくなります。
2. 動作中の接触点の減少
物体が動き始めると、接触面の微細な突起が滑り、接触点が一時的に減少します。これにより、面同士の引っかかりが減り、摩擦力が小さくなります。
3. 局所的な温度上昇と潤滑効果
動いている間に摩擦熱が発生し、接触面の微小な部分で温度が上昇することで、表面の分子構造がわずかに変化し、滑りやすくなる場合があります。これが一種の自己潤滑効果を生み、動摩擦係数が低くなります。
4. 動的効果による力の分散
物体が動いている間は、接触点が連続的に変化するため、静止時のように特定の点で強い摩擦力が働くことがなくなります。その結果、平均的な摩擦力が低下します。
これらの要因により、一般に 動摩擦係数(μ_k)は静摩擦係数(μ_s)より小さくなる のです。
*****************************
といくつかの理由を挙げている。動摩擦係数はこれらの理由から相対速度が速いほど一般には小さくなる。
エンジンを踏み込むほどタイヤが空回りして摩擦が小さくなるのである。これがタイヤをできるだけゆっくり動かすことの重要性を示している。
従って、スリップするような雪面では空回りによるスタックを防ぐためにも車輪をゆっくり回すように工夫する必要がある。
一旦、スタックしてしまったら、オートマ車ならエンジンブレーキモード(2とかBとか書かれている)、マニュアルモードが選べる車ならば低速ギア) に入れて、アクセルを踏んでもスリップして車輪の回転数が上がったりしないようなモードにすると、動摩擦係数は小さくなり、静摩擦係数に近くなる。即ち、スタックから脱出の可能性が増えるのである。
実際上は、前車の轍にはまり、抉れた溝に落ちて動かなくなって慌ててアクセルを踏み込む状態になるのがスタック状態の始まりであろう。このスタック状態になる前のアクセルワークが重要である。オートマならばエンジンブレーキモードに入れて置き不整地ではできるだけアクセルを踏まないように、すなわち、車輪を空回りさせないようにして凹凸を乗り越える必要がある。一旦凹地にはまっても、アクセルを踏んで空回り状態にすると上記のように摩擦が減る一方なので、その前にバックしてみる。そして、ゆっくり前進して凹凸を乗り越えられるかトライするほうが、アクセル全開するよりはスタックから抜け出せる可能性が増えることになる。
スタック穴が深くなって前後に動かなくなってしまった場合に、簡単に脱出する方法は、不要な毛布を積んで置き駆動輪の下に敷いて摩擦を増やすことだろう。
なお、雪道などでブレーキを強く踏んだ際の車のスリップを防ぐために、車体の速度と車の回転速度の不整合を検知して自動的にブレーキを緩めて静摩擦係数に近づけるようにした装置が、所謂ABS(アンチロックブレーキシステム)ということになる。
よく見ているとスタックする車はエンジンをふかして脱出しようとしている。実は、これが主たる原因である。昔はマニュアル車だったので、セカンドで発進せよと言われていた。車を静止状態からゆっくりと動かせばよいのである。しかし、最近の車はオートマなので車輪の摩擦が少ないと自動的に回転数が上がるようにできている。オートマでも下り坂で使うセカンドモードに入れれば回転数は減るので脱出しやすくなるはずである。
もう少し、物理的に分析すると、スタックには2つの要因がある。
(1)スタッドレスタイヤの水排除能力不足と回転数の相関
タイヤと接地面の間に水があると、水が潤滑油のような役割をして摩擦が減る。スタッドレスタイヤはその水を排除するために、細かい溝を表面につけて横方向に排泄するようにできている。しかし、下手な運転手はスタックしたとたんに回転数を上げるので、回転する摩擦熱で雪が解け更に接地面に大量の水を生み出す。このため水が排除できなくなる。
(2)静摩擦係数と動摩擦係数の相関
一般に、相対運動する物体との摩擦係数(動摩擦係数)は静止しているときの摩擦係数(静摩擦係数)より小さい。
相対運動というのは、空回りしているタイヤと静止している雪面の関係やスリップしているタイヤと静止している雪面では相対運動していることになり、動摩擦係数が適用される。
一方、タイヤが地面と相対運動していない場合、即ち、タイヤの回転による外周の距離が車の移動距離と同一である場合は、常に雪面とタイヤが密着しているので雪面とタイヤの相対運動がないことになり静摩擦係数が適用される。
ChatGPTによれば、
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動摩擦係数が静摩擦係数より小さい理由は、以下のような物理的な要因によります。
1. 静止時の微視的な結合(接着効果)
物体が静止しているとき、接触面の凹凸が互いにかみ合ったり、分子間力(ファンデルワールス力や化学結合)による接着効果が働いたりします。このため、動かし始めるにはこれらの結合を断ち切るだけの力が必要になり、静摩擦力が大きくなります。
2. 動作中の接触点の減少
物体が動き始めると、接触面の微細な突起が滑り、接触点が一時的に減少します。これにより、面同士の引っかかりが減り、摩擦力が小さくなります。
3. 局所的な温度上昇と潤滑効果
動いている間に摩擦熱が発生し、接触面の微小な部分で温度が上昇することで、表面の分子構造がわずかに変化し、滑りやすくなる場合があります。これが一種の自己潤滑効果を生み、動摩擦係数が低くなります。
4. 動的効果による力の分散
物体が動いている間は、接触点が連続的に変化するため、静止時のように特定の点で強い摩擦力が働くことがなくなります。その結果、平均的な摩擦力が低下します。
これらの要因により、一般に 動摩擦係数(μ_k)は静摩擦係数(μ_s)より小さくなる のです。
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といくつかの理由を挙げている。動摩擦係数はこれらの理由から相対速度が速いほど一般には小さくなる。
エンジンを踏み込むほどタイヤが空回りして摩擦が小さくなるのである。これがタイヤをできるだけゆっくり動かすことの重要性を示している。
従って、スリップするような雪面では空回りによるスタックを防ぐためにも車輪をゆっくり回すように工夫する必要がある。
一旦、スタックしてしまったら、オートマ車ならエンジンブレーキモード(2とかBとか書かれている)、マニュアルモードが選べる車ならば低速ギア) に入れて、アクセルを踏んでもスリップして車輪の回転数が上がったりしないようなモードにすると、動摩擦係数は小さくなり、静摩擦係数に近くなる。即ち、スタックから脱出の可能性が増えるのである。
実際上は、前車の轍にはまり、抉れた溝に落ちて動かなくなって慌ててアクセルを踏み込む状態になるのがスタック状態の始まりであろう。このスタック状態になる前のアクセルワークが重要である。オートマならばエンジンブレーキモードに入れて置き不整地ではできるだけアクセルを踏まないように、すなわち、車輪を空回りさせないようにして凹凸を乗り越える必要がある。一旦凹地にはまっても、アクセルを踏んで空回り状態にすると上記のように摩擦が減る一方なので、その前にバックしてみる。そして、ゆっくり前進して凹凸を乗り越えられるかトライするほうが、アクセル全開するよりはスタックから抜け出せる可能性が増えることになる。
スタック穴が深くなって前後に動かなくなってしまった場合に、簡単に脱出する方法は、不要な毛布を積んで置き駆動輪の下に敷いて摩擦を増やすことだろう。
なお、雪道などでブレーキを強く踏んだ際の車のスリップを防ぐために、車体の速度と車の回転速度の不整合を検知して自動的にブレーキを緩めて静摩擦係数に近づけるようにした装置が、所謂ABS(アンチロックブレーキシステム)ということになる。
下水道管陥没対策用ミューオン宇宙線検出装置 ― 2025年02月08日 11:49
知人の土木工学専門家に聞いたところ、地下の空洞を検出するのはマイクロ波の反射波検出だそうである。
下水道の内部に潜って、マイクロ波を放出、空洞検出するのも可能かもしれないが、マイクロ波は一般にも使用されている電磁波なのでノイズで精度良い映像が撮れない場合も多いのではないだろうか。
一方、福島事故の燃料デブリの位置を検出する技術として開発されたミューオン(宇宙線の一種)検出装置を下水道管上部の空洞検出に応用するという案はどうだろうか。
福島で対応したような大型装置もあるが、下記リンクのような超小型のものもあるようだ。
https://engineer.fabcross.jp/archeive/171204_cosmicwatch.html
これなら、ドローンに載せて下水管上部の空洞を検出するのもそれほど難しくはない。東電も多額の予算を使った事故対応技術を多分野にも応用すれば、世間の批判も和らげられるかもしれない。
下水道の内部に潜って、マイクロ波を放出、空洞検出するのも可能かもしれないが、マイクロ波は一般にも使用されている電磁波なのでノイズで精度良い映像が撮れない場合も多いのではないだろうか。
一方、福島事故の燃料デブリの位置を検出する技術として開発されたミューオン(宇宙線の一種)検出装置を下水道管上部の空洞検出に応用するという案はどうだろうか。
福島で対応したような大型装置もあるが、下記リンクのような超小型のものもあるようだ。
https://engineer.fabcross.jp/archeive/171204_cosmicwatch.html
これなら、ドローンに載せて下水管上部の空洞を検出するのもそれほど難しくはない。東電も多額の予算を使った事故対応技術を多分野にも応用すれば、世間の批判も和らげられるかもしれない。
レアアースは核のゴミの中に大量にあるのだが ― 2025年02月16日 07:36
トランプ大統領がウクライナなどに要求しているレアアースは日本には殆どないことになっている。
しかし、実は、レアアースは下記リンクに示すように所謂核のゴミの中に大量に存在している。これが日本ではゴミと言われて嫌われているというのが現状である。
https://drive.google.com/file/d/1hv8dsQU3Wy-r9i2mtBvYK31k5FaDxy0e/view?usp=sharing
地殻に存在するレアアース自体が、太陽の祖先の中性子星の核爆発でできた宇宙塵の中に存在していたものなのだから、核のゴミの中にあることも当然である。
生物の発生は地球が生まれてから約1億年後(現在から35憶念前)で、その当時の放射線レベルは現在より数10倍は高かった。(下記ChatGPT回答参照)
このレアアースを分離・変換技術でレアアース金属として利用できるように使用というのがこのリンクした研究開発の主旨である。
なぜかこの方向の議論には電力は後ろ向きである。この国は他国がやることしかできない後追い国家になっているとよく言われるが、この使用済み燃料の処理についても同じような状況なのだろう。
***************************
ChatGPT:への質問
地球が生まれて1億年後の放射線レベルは現在に比べどの程度高いですか?
ChatGPT:
地球が誕生してから約1億年後(約45億年前の時点)の放射線レベルは、現在と比べて 数十倍から100倍以上 高かったと考えられています。
主な要因:
宇宙線の影響
地球の磁場や大気が未発達であったため、現在よりも多くの宇宙線が地表に到達していた。
放射性元素の崩壊
地球内部の カリウム40(K-40)、ウラン238(U-238)、トリウム232(Th-232) などの放射性同位体の存在量が現在よりも多かった。
これらの元素は時間とともに崩壊するため、現在よりも強い放射線を放出していた。
地殻の形成と大気の発達
まだ地殻が完全には形成されておらず、地表からのガス放出が活発であった。
地球の大気が薄く、宇宙線の遮蔽効果が低かった。
超新星やガンマ線バーストの影響
初期の太陽系は、比較的活発な星形成領域に存在していた可能性があり、近隣の超新星爆発の影響を受けた可能性がある。
どのくらい高かったか?
ウランやトリウムの半減期から推測すると、地球誕生直後の内部放射線量は 現在の約4~5倍 だったとされる。
しかし、大気や磁場が未発達だったため、宇宙線の影響も含めると 地表の放射線レベルは数十倍~100倍程度 だった可能性がある。
現在の地表の自然放射線量は 年間約2.4ミリシーベルト(mSv) だが、当時はこれが 100mSv以上 であった可能性も考えられます。
しかし、実は、レアアースは下記リンクに示すように所謂核のゴミの中に大量に存在している。これが日本ではゴミと言われて嫌われているというのが現状である。
https://drive.google.com/file/d/1hv8dsQU3Wy-r9i2mtBvYK31k5FaDxy0e/view?usp=sharing
地殻に存在するレアアース自体が、太陽の祖先の中性子星の核爆発でできた宇宙塵の中に存在していたものなのだから、核のゴミの中にあることも当然である。
生物の発生は地球が生まれてから約1億年後(現在から35憶念前)で、その当時の放射線レベルは現在より数10倍は高かった。(下記ChatGPT回答参照)
このレアアースを分離・変換技術でレアアース金属として利用できるように使用というのがこのリンクした研究開発の主旨である。
なぜかこの方向の議論には電力は後ろ向きである。この国は他国がやることしかできない後追い国家になっているとよく言われるが、この使用済み燃料の処理についても同じような状況なのだろう。
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ChatGPT:への質問
地球が生まれて1億年後の放射線レベルは現在に比べどの程度高いですか?
ChatGPT:
地球が誕生してから約1億年後(約45億年前の時点)の放射線レベルは、現在と比べて 数十倍から100倍以上 高かったと考えられています。
主な要因:
宇宙線の影響
地球の磁場や大気が未発達であったため、現在よりも多くの宇宙線が地表に到達していた。
放射性元素の崩壊
地球内部の カリウム40(K-40)、ウラン238(U-238)、トリウム232(Th-232) などの放射性同位体の存在量が現在よりも多かった。
これらの元素は時間とともに崩壊するため、現在よりも強い放射線を放出していた。
地殻の形成と大気の発達
まだ地殻が完全には形成されておらず、地表からのガス放出が活発であった。
地球の大気が薄く、宇宙線の遮蔽効果が低かった。
超新星やガンマ線バーストの影響
初期の太陽系は、比較的活発な星形成領域に存在していた可能性があり、近隣の超新星爆発の影響を受けた可能性がある。
どのくらい高かったか?
ウランやトリウムの半減期から推測すると、地球誕生直後の内部放射線量は 現在の約4~5倍 だったとされる。
しかし、大気や磁場が未発達だったため、宇宙線の影響も含めると 地表の放射線レベルは数十倍~100倍程度 だった可能性がある。
現在の地表の自然放射線量は 年間約2.4ミリシーベルト(mSv) だが、当時はこれが 100mSv以上 であった可能性も考えられます。
なぜ医師免許には認知症のチェック更新が入っていないのか ― 2025年02月16日 21:24
青森県の病院で認知症を疑われる医師が死亡診断書を書いたとされることから、刑事事件に発展している。
ChatGPTによる医師免許取得者の認知症チェックに関する回答は以下の通りである。
運転免許よりもさらに直接的に命を左右する医師免許でこのチェックがないということは大きな問題である。今回の事件で大きく変更されるかもしれないが、これまでも議論されてきたらしいのでそれほど期待はできない。
ChatGPT
***************************
医師免許に認知症テストなどによる資格停止の仕組みがない理由には、日本医師会の圧力というよりも、法制度の仕組みや医師の職業的特性が関係していると考えられます。
1. 医師免許は終身制だが、更新制ではない
日本の医師免許は終身有効であり、運転免許のような定期的な更新制度が存在しません。そのため、免許更新時に認知機能をチェックする仕組みがそもそも存在しないのが大きな要因です。
他の国家資格(弁護士、公認会計士など)も同様に、免許取得後に認知機能テストを義務づける制度はありません。
2. 医師は個別に管理される
実際に認知機能の低下が業務に影響する場合、病院や医療機関が医師の業務を制限したり、自主的に引退するケースが多い。
特に手術などの技術が必要な分野では、医師同士の評価や病院の管理体制が影響を与える。
3. 医師免許の停止・取り消しは行政処分として行われる
医道審議会(厚生労働省の機関)が、医師の違反行為や重大な健康問題(精神疾患、薬物依存など)を審査し、必要なら免許停止・取消を行う。
認知症による免許停止の制度はないが、重度の認知症が疑われる場合、勤務先や家族が医療機関や厚生労働省に相談することは可能。
4. 認知症検査導入の議論はあるが、実現していない
高齢医師の増加に伴い、認知症や能力低下による医療ミスのリスクが問題視されている。
ただし、医師不足の問題や、認知症テストの適用範囲(何歳から?どの診療科に適用?)の議論があり、具体的な制度化には至っていない。
日本医師会の影響はある?
日本医師会が直接的に「認知症テストを阻止している」との証拠はありませんが、医師免許の更新制導入には慎重な立場をとっているため、間接的に影響を与えている可能性はあります。
日本医師会は医師の権利を守る立場にあるため、免許制度の厳格化には消極的な傾向があります。
結論
医師免許に認知症テストが導入されていない理由は、日本医師会の圧力というよりも、日本の免許制度の構造や、医師の業務管理の仕組みによるものが大きいと考えられます。ただし、今後の高齢医師の増加に伴い、認知症リスクへの対応が求められる可能性は十分にあります。
************************
ChatGPTによる医師免許取得者の認知症チェックに関する回答は以下の通りである。
運転免許よりもさらに直接的に命を左右する医師免許でこのチェックがないということは大きな問題である。今回の事件で大きく変更されるかもしれないが、これまでも議論されてきたらしいのでそれほど期待はできない。
ChatGPT
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医師免許に認知症テストなどによる資格停止の仕組みがない理由には、日本医師会の圧力というよりも、法制度の仕組みや医師の職業的特性が関係していると考えられます。
1. 医師免許は終身制だが、更新制ではない
日本の医師免許は終身有効であり、運転免許のような定期的な更新制度が存在しません。そのため、免許更新時に認知機能をチェックする仕組みがそもそも存在しないのが大きな要因です。
他の国家資格(弁護士、公認会計士など)も同様に、免許取得後に認知機能テストを義務づける制度はありません。
2. 医師は個別に管理される
実際に認知機能の低下が業務に影響する場合、病院や医療機関が医師の業務を制限したり、自主的に引退するケースが多い。
特に手術などの技術が必要な分野では、医師同士の評価や病院の管理体制が影響を与える。
3. 医師免許の停止・取り消しは行政処分として行われる
医道審議会(厚生労働省の機関)が、医師の違反行為や重大な健康問題(精神疾患、薬物依存など)を審査し、必要なら免許停止・取消を行う。
認知症による免許停止の制度はないが、重度の認知症が疑われる場合、勤務先や家族が医療機関や厚生労働省に相談することは可能。
4. 認知症検査導入の議論はあるが、実現していない
高齢医師の増加に伴い、認知症や能力低下による医療ミスのリスクが問題視されている。
ただし、医師不足の問題や、認知症テストの適用範囲(何歳から?どの診療科に適用?)の議論があり、具体的な制度化には至っていない。
日本医師会の影響はある?
日本医師会が直接的に「認知症テストを阻止している」との証拠はありませんが、医師免許の更新制導入には慎重な立場をとっているため、間接的に影響を与えている可能性はあります。
日本医師会は医師の権利を守る立場にあるため、免許制度の厳格化には消極的な傾向があります。
結論
医師免許に認知症テストが導入されていない理由は、日本医師会の圧力というよりも、日本の免許制度の構造や、医師の業務管理の仕組みによるものが大きいと考えられます。ただし、今後の高齢医師の増加に伴い、認知症リスクへの対応が求められる可能性は十分にあります。
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下りでスリップしたらハンドルとブレーキから手足を離せ ― 2025年02月20日 14:02
先日の旭山動物園近くの大型バスと軽自動車のスリップ追突事故の動画を見て思ったことである。
バスは下り坂で追突を避けようとハンドルを左に切ってブレーキをかけ続けたが、スリップは止まらず、軽自動車に追突し、更に押し続けながら別のバスに押し付けて止まっている。
追突を避けようとハンドルを左に一杯切っているので前車輪は車体の進行方向に対し、左に45度の方向を向いている。これで、前方方向へのタイヤの摩擦力はほぼない状態になるのである。
タイヤと氷面との間にできる水の膜を、タイヤ表面のサイプ(小さな細い溝)がタイヤの左右に排除することで、タイヤと氷の間の摩擦力を維持するのがスタッドレスタイヤの溝の役割である。
45度方向に向けるとサイプの方向が車の進行方向と同じになるので、この水排除ができなくなる。逆にタイヤの下に排除すべき水が入り込んだ状態を作ることになるのである。即ち、ハンドルを一杯に切ることで、サイプのないような普通タイヤ以上に路面とタイヤ間の摩擦がない状態を意図せずに作っている。
更に、このバスは何とか止めようとブレーキを一杯に踏んでいたようである。これは後輪の摩擦力を動摩擦状態にして下げているということである。(2月6日付け本ブログ)
この結果、前後の4つのタイヤの摩擦が効かなくなって、前方の軽自動車に追突し、そのまま押し続けて、前方の大型バスとの間に軽自動車を押し付けたのであろう。
即ち、ここで主張したいのは、下り坂でスリップしたらハンドルとブレーキから一旦手足を離すことで、ハンドルとブレーキのコントロールが回復するのを一瞬待つべきということである。その方がより確実に止める可能性が出てくる。
これは心理的には恐怖感から難しいことではあるが、追突まであれだけの時間があれば一度試してみる価値があった。 普段からタイヤの摩擦特性を意識し、雪道ではハンドルとブレーキに過度に頼らない運転に慣れておくことが重要だ。
バスは下り坂で追突を避けようとハンドルを左に切ってブレーキをかけ続けたが、スリップは止まらず、軽自動車に追突し、更に押し続けながら別のバスに押し付けて止まっている。
追突を避けようとハンドルを左に一杯切っているので前車輪は車体の進行方向に対し、左に45度の方向を向いている。これで、前方方向へのタイヤの摩擦力はほぼない状態になるのである。
タイヤと氷面との間にできる水の膜を、タイヤ表面のサイプ(小さな細い溝)がタイヤの左右に排除することで、タイヤと氷の間の摩擦力を維持するのがスタッドレスタイヤの溝の役割である。
45度方向に向けるとサイプの方向が車の進行方向と同じになるので、この水排除ができなくなる。逆にタイヤの下に排除すべき水が入り込んだ状態を作ることになるのである。即ち、ハンドルを一杯に切ることで、サイプのないような普通タイヤ以上に路面とタイヤ間の摩擦がない状態を意図せずに作っている。
更に、このバスは何とか止めようとブレーキを一杯に踏んでいたようである。これは後輪の摩擦力を動摩擦状態にして下げているということである。(2月6日付け本ブログ)
この結果、前後の4つのタイヤの摩擦が効かなくなって、前方の軽自動車に追突し、そのまま押し続けて、前方の大型バスとの間に軽自動車を押し付けたのであろう。
即ち、ここで主張したいのは、下り坂でスリップしたらハンドルとブレーキから一旦手足を離すことで、ハンドルとブレーキのコントロールが回復するのを一瞬待つべきということである。その方がより確実に止める可能性が出てくる。
これは心理的には恐怖感から難しいことではあるが、追突まであれだけの時間があれば一度試してみる価値があった。 普段からタイヤの摩擦特性を意識し、雪道ではハンドルとブレーキに過度に頼らない運転に慣れておくことが重要だ。
大容量繰り返しテキストデータからのエクセル用データ抽出Pythonスクリプト ― 2025年02月21日 20:32
複数行からなる繰り返しのあるテキストデータから指定したWORDを含む任意の行データを抽出し、連結して1行のテキストデータとするためのPythonプログラムである。
この程度のプログラムはChatGPTに頼むと1分程度で作成してくれる。実際に使ってみて不具合があれば、プログラムとエラー内容を再度ChatGPTにそのまま入力することで修正プログラムを提示してくれる。これは無料版のChatGPTである。
ChatGPTにログインアカウントを作れば、依頼した簡単なプログラムを記憶、記録してくれるので、再度ログインしたときにその記録(AIが要約した文として表示される)をクリックすることで、以前の記録作業のもとに新たな改良プログラムを作成することも可能である。
このPythonスクリプトで対象となるデータはあるプログラムの出力データであり、繰り返し計算した結果を出力する。この出力データファイルの中にある任意の文字を含む行を連結し、このPythonスクリプトは連結された1行のテキストデータとして出力する。
この1行のテキストデータは同じ長さを持っており、エクセルで読み込んで区切りをつけることで表データに変換し、元データの分析することを目的としている。
元データはFile.txtでこのpythonスクリプトと同じフォルダーにあることを前提としている。
検索文字はword1~word4の4文字列としている。File.txtはこれらの文字列が繰り返し現れるtextファイルであることを前提としている。
データ抽出Pythonスクリプト
def extract_lines_with_words(file_path, target_word, next_word, next2_word, next3_word):
with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file:
lines = file.readlines()
result = []
all_lines = [] # 各ステップの行を格納するリスト
line1 = None # target_word を含む行
line2 = None # next_word を含む行
line3 = None # next2_word を含む行
line4 = None # next3_word を含む行
for line in lines:
line = line.strip() # 前後の空白や改行を削除
if target_word in line:
line1 = line # target_word を含む行を保存
line2 = None # リセット
elif next_word in line and line1:
line2 = line # 次の単語を含む行(連結しない)
line3 = None # 状態リセット
elif next2_word in line and line2:
line3 = line # 3つ目の単語を含む行(連結しない)
line4 = None # 状態リセット
elif next3_word in line and line3:
line4 = line # 4つ目の単語を含む行(連結しない)
all_lines.append((line1, line2, line3, line4)) # 各ステップをリストに保存
# 文字数の最大値を求める(空のデータがあってもエラーにならないようにする)
max_len1 = max((len(l[0]) for l in all_lines if l[0]), default=0)
max_len2 = max((len(l[1]) for l in all_lines if l[1]), default=0)
max_len3 = max((len(l[2]) for l in all_lines if l[2]), default=0)
max_len4 = max((len(l[3]) for l in all_lines if l[3]), default=0)
# 各行を最大文字数に揃えて空白区切りでフォーマット
formatted_results = []
for l1, l2, l3, l4 in all_lines:
l1 = l1.ljust(max_len1) if l1 else " " * max_len1
l2 = l2.ljust(max_len2) if l2 else " " * max_len2
l3 = l3.ljust(max_len3) if l3 else " " * max_len3
l4 = l4.ljust(max_len4) if l4 else " " * max_len4
formatted_results.append(f"{l1} {l2} {l3} {l4}") # タブの代わりにスペースを使用
return formatted_results
# ファイルとキーワードを指定
file_path = "File.txt"
target_word = "word1"
next_word = "word2"
next2_word = "word3:"
next3_word = "word4:"
# 関数を実行して結果を取得
extracted_lines = extract_lines_with_words(file_path, target_word, next_word, next2_word, next3_word)
# 結果を表示
print(file_path)
for line in extracted_lines:
print(line)
この程度のプログラムはChatGPTに頼むと1分程度で作成してくれる。実際に使ってみて不具合があれば、プログラムとエラー内容を再度ChatGPTにそのまま入力することで修正プログラムを提示してくれる。これは無料版のChatGPTである。
ChatGPTにログインアカウントを作れば、依頼した簡単なプログラムを記憶、記録してくれるので、再度ログインしたときにその記録(AIが要約した文として表示される)をクリックすることで、以前の記録作業のもとに新たな改良プログラムを作成することも可能である。
このPythonスクリプトで対象となるデータはあるプログラムの出力データであり、繰り返し計算した結果を出力する。この出力データファイルの中にある任意の文字を含む行を連結し、このPythonスクリプトは連結された1行のテキストデータとして出力する。
この1行のテキストデータは同じ長さを持っており、エクセルで読み込んで区切りをつけることで表データに変換し、元データの分析することを目的としている。
元データはFile.txtでこのpythonスクリプトと同じフォルダーにあることを前提としている。
検索文字はword1~word4の4文字列としている。File.txtはこれらの文字列が繰り返し現れるtextファイルであることを前提としている。
データ抽出Pythonスクリプト
def extract_lines_with_words(file_path, target_word, next_word, next2_word, next3_word):
with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file:
lines = file.readlines()
result = []
all_lines = [] # 各ステップの行を格納するリスト
line1 = None # target_word を含む行
line2 = None # next_word を含む行
line3 = None # next2_word を含む行
line4 = None # next3_word を含む行
for line in lines:
line = line.strip() # 前後の空白や改行を削除
if target_word in line:
line1 = line # target_word を含む行を保存
line2 = None # リセット
elif next_word in line and line1:
line2 = line # 次の単語を含む行(連結しない)
line3 = None # 状態リセット
elif next2_word in line and line2:
line3 = line # 3つ目の単語を含む行(連結しない)
line4 = None # 状態リセット
elif next3_word in line and line3:
line4 = line # 4つ目の単語を含む行(連結しない)
all_lines.append((line1, line2, line3, line4)) # 各ステップをリストに保存
# 文字数の最大値を求める(空のデータがあってもエラーにならないようにする)
max_len1 = max((len(l[0]) for l in all_lines if l[0]), default=0)
max_len2 = max((len(l[1]) for l in all_lines if l[1]), default=0)
max_len3 = max((len(l[2]) for l in all_lines if l[2]), default=0)
max_len4 = max((len(l[3]) for l in all_lines if l[3]), default=0)
# 各行を最大文字数に揃えて空白区切りでフォーマット
formatted_results = []
for l1, l2, l3, l4 in all_lines:
l1 = l1.ljust(max_len1) if l1 else " " * max_len1
l2 = l2.ljust(max_len2) if l2 else " " * max_len2
l3 = l3.ljust(max_len3) if l3 else " " * max_len3
l4 = l4.ljust(max_len4) if l4 else " " * max_len4
formatted_results.append(f"{l1} {l2} {l3} {l4}") # タブの代わりにスペースを使用
return formatted_results
# ファイルとキーワードを指定
file_path = "File.txt"
target_word = "word1"
next_word = "word2"
next2_word = "word3:"
next3_word = "word4:"
# 関数を実行して結果を取得
extracted_lines = extract_lines_with_words(file_path, target_word, next_word, next2_word, next3_word)
# 結果を表示
print(file_path)
for line in extracted_lines:
print(line)
女性が瞬間放射線被ばくに弱いワケ ― 2025年02月22日 05:13
瞬間被ばくとは、原爆による被ばく(広島・長崎で殆どの被ばくを占める即発ガンマ線の被ばく時間は1マイクロ秒以下)や太陽フレアによる被ばく(プロパルシブ相と呼ばれるフレア本体に先立つX線被ばくでミリ秒以下)で、慢性被ばく(長時間一様に受ける被ばく)とは異なる。
現在の被ばく規制は主に広島;長崎の瞬間被ばくのデータから得られたデータを慢性被ばく(年間被ばく量規制)に適用しているので、一気飲みの酒量制限を年間制限に適用しているようなもので意味はないのだが、広島・長崎の被ばく評価自体も大きな問題を抱えている。(本ブログ1月27日参照)
広島・長崎の被ばくによる人体影響が年間被ばくの基準作成に適用されていることは異常なことだが、ここでは、瞬間被ばくで男性より女性に発がんなどの影響が強く出る傾向があることに絞って理由を推定した。
ジェット機で高空を飛ぶことで太陽フレアによる被ばくを受ける可能性がある。太陽フレアは太陽内部での瞬間的な核融合爆発反応に起因しているが、年数回の発生なので運悪くこの被ばくを受けると発がん確率が高くなる可能性がある。調査結果では、これがパイロットよりも女性CAの方に影響が大きいようだ。
https://www.arpansa.gov.au/cancer-prevalence-among-flight-attendants-compared-general-population
また、広島原爆でも固形がん発生のしきい値の線量は男性よりも女性の方が低い傾向がある。
この理由は以下の2つだろうと推定している。
(1)人類学的にホモサピエンスの女性と男性の役割分担が育児と狩猟に分かれたため、男性の方が放射線被ばくへの免疫が強化された。
(2)解剖学的に女性の主要な発がん要因である乳房が上部からの放射線照射を受けやすい。
(1)であるが、ChatGPTによる回答は以下のようになっており、このような性別分業の傾向は否定されていない。
***************************
ヒトの狩猟採集時代は、おおよそ 250万年前の石器時代(旧石器時代)から約1万年前の農耕の開始 まで続きました。この期間は、ヒトの進化の大部分を占め、現代のヒトの生理的・行動的な特徴の多くが形成された時代です。
狩猟採集社会における性別の役割
狩猟採集社会では、性別に応じた分業が一般的でしたが、柔軟性もありました。
男性の役割(狩猟・漁労)
大型動物の狩猟(シカ、マンモスなど)
魚や小動物の捕獲(罠や槍を使用)
武器や道具の製作
女性の役割(採集・育児)
果実、木の実、根、野菜の採集
昆虫や貝類の収集
乳幼児の世話や食材の調理
性別分業の柔軟性
最近の研究では、女性も狩猟を行う例があり(例えば、南米の先住民の墓から女性用の狩猟道具が出土)、一概に男性=狩猟、女性=採集とは言えません。
小型動物の狩猟や漁労は、女性や高齢者も参加していた可能性があります。
現代社会への影響
ヒトの進化の99%が狩猟採集社会だったため、このライフスタイルが現代の行動や健康にも影響を及ぼしています。例えば、運動量の多い生活や多様な食事が健康に良いとされるのは、この時代の適応によるものかもしれません。
**************************
では、(2)についてはどうか。
ICRP Publication 116表B.2 に光子による女性の乳房の吸収線量
同 表B.28に光子による男性の精巣、膀胱壁の吸収線量が各種の照射方向を考慮したファントム(各臓器の元素組成及び形状を模擬した平均的男女の人体模擬モデル)に対する計算値として表示されている。
https://www.icrp.org/docs/P116_Japanese.pdf
残念ながら上方からの吸収線量のデータは明示されていないが、AP方向照射(前方ー後方)はPA方向照射(後方-前方)より2MeVガンマ線で24%女性の乳房では大きい。男性の精巣も同様に25%大きいが。膀胱壁では18%にとどまる。即ち、照射方向、臓器の露出度により大きく異なる。
従って、慢性被ばくや、福島での被ばくの要因である地表側からの被ばくと、ジェット機搭乗の際に受ける太陽フレアによる被ばくでは男女ともに人体影響が異なるが、現在のICRPなどの基準ではそこまで考慮されているわけではない。
今後、太陽フレアや原爆被ばく評価を考慮した上方被ばくについても明示してもらえると女性のこれらの被ばくにおけるがん発生率評価に有益な情報となろう。
現在の被ばく規制は主に広島;長崎の瞬間被ばくのデータから得られたデータを慢性被ばく(年間被ばく量規制)に適用しているので、一気飲みの酒量制限を年間制限に適用しているようなもので意味はないのだが、広島・長崎の被ばく評価自体も大きな問題を抱えている。(本ブログ1月27日参照)
広島・長崎の被ばくによる人体影響が年間被ばくの基準作成に適用されていることは異常なことだが、ここでは、瞬間被ばくで男性より女性に発がんなどの影響が強く出る傾向があることに絞って理由を推定した。
ジェット機で高空を飛ぶことで太陽フレアによる被ばくを受ける可能性がある。太陽フレアは太陽内部での瞬間的な核融合爆発反応に起因しているが、年数回の発生なので運悪くこの被ばくを受けると発がん確率が高くなる可能性がある。調査結果では、これがパイロットよりも女性CAの方に影響が大きいようだ。
https://www.arpansa.gov.au/cancer-prevalence-among-flight-attendants-compared-general-population
また、広島原爆でも固形がん発生のしきい値の線量は男性よりも女性の方が低い傾向がある。
この理由は以下の2つだろうと推定している。
(1)人類学的にホモサピエンスの女性と男性の役割分担が育児と狩猟に分かれたため、男性の方が放射線被ばくへの免疫が強化された。
(2)解剖学的に女性の主要な発がん要因である乳房が上部からの放射線照射を受けやすい。
(1)であるが、ChatGPTによる回答は以下のようになっており、このような性別分業の傾向は否定されていない。
***************************
ヒトの狩猟採集時代は、おおよそ 250万年前の石器時代(旧石器時代)から約1万年前の農耕の開始 まで続きました。この期間は、ヒトの進化の大部分を占め、現代のヒトの生理的・行動的な特徴の多くが形成された時代です。
狩猟採集社会における性別の役割
狩猟採集社会では、性別に応じた分業が一般的でしたが、柔軟性もありました。
男性の役割(狩猟・漁労)
大型動物の狩猟(シカ、マンモスなど)
魚や小動物の捕獲(罠や槍を使用)
武器や道具の製作
女性の役割(採集・育児)
果実、木の実、根、野菜の採集
昆虫や貝類の収集
乳幼児の世話や食材の調理
性別分業の柔軟性
最近の研究では、女性も狩猟を行う例があり(例えば、南米の先住民の墓から女性用の狩猟道具が出土)、一概に男性=狩猟、女性=採集とは言えません。
小型動物の狩猟や漁労は、女性や高齢者も参加していた可能性があります。
現代社会への影響
ヒトの進化の99%が狩猟採集社会だったため、このライフスタイルが現代の行動や健康にも影響を及ぼしています。例えば、運動量の多い生活や多様な食事が健康に良いとされるのは、この時代の適応によるものかもしれません。
**************************
では、(2)についてはどうか。
ICRP Publication 116表B.2 に光子による女性の乳房の吸収線量
同 表B.28に光子による男性の精巣、膀胱壁の吸収線量が各種の照射方向を考慮したファントム(各臓器の元素組成及び形状を模擬した平均的男女の人体模擬モデル)に対する計算値として表示されている。
https://www.icrp.org/docs/P116_Japanese.pdf
残念ながら上方からの吸収線量のデータは明示されていないが、AP方向照射(前方ー後方)はPA方向照射(後方-前方)より2MeVガンマ線で24%女性の乳房では大きい。男性の精巣も同様に25%大きいが。膀胱壁では18%にとどまる。即ち、照射方向、臓器の露出度により大きく異なる。
従って、慢性被ばくや、福島での被ばくの要因である地表側からの被ばくと、ジェット機搭乗の際に受ける太陽フレアによる被ばくでは男女ともに人体影響が異なるが、現在のICRPなどの基準ではそこまで考慮されているわけではない。
今後、太陽フレアや原爆被ばく評価を考慮した上方被ばくについても明示してもらえると女性のこれらの被ばくにおけるがん発生率評価に有益な情報となろう。
平均余命とこれからの対応 ― 2025年02月27日 21:33
厚労省の平均余命のサイトには下記のデータが表示されている
表1 主な年齢の平均余命とその延び
(単位:年) 年齢 男 女
平成22年 平成21年 前年との差 平成22年 平成21年 前年との差
0歳 79.64 79.59 0.05 86.39 86.44 △ 0.05
5 74.90 74.87 0.03 81.64 81.69 △ 0.05
10 69.94 69.90 0.04 76.67 76.73 △ 0.06
15 64.98 64.93 0.05 71.70 71.75 △ 0.05
20 60.07 60.04 0.03 66.75 66.81 △ 0.06
25 55.24 55.20 0.04 61.83 61.90 △ 0.07
30 50.41 50.37 0.04 56.92 57.00 △ 0.08
35 45.59 45.55 0.04 52.03 52.11 △ 0.08
40 40.81 40.78 0.03 47.17 47.25 △ 0.08
45 36.10 36.09 0.01 42.36 42.44 △ 0.08
50 31.51 31.51 0.00 37.61 37.70 △ 0.09
55 27.07 27.09 △ 0.02 32.95 33.04 △ 0.09
60 22.84 22.87 △ 0.03 28.37 28.46 △ 0.09
65 18.86 18.88 △ 0.02 23.89 23.97 △ 0.08
70 15.08 15.10 △ 0.02 19.53 19.61 △ 0.08
75 11.58 11.63 △ 0.05 15.38 15.46 △ 0.08
80 8.57 8.66 △ 0.09 11.59 11.68 △ 0.09
85 6.18 6.27 △ 0.09 8.30 8.41 △ 0.11
90 4.41 4.48 △ 0.07 5.76 5.86 △ 0.10
仮にあなた75歳ならば統計的には
平成22年 平成21年 前年との差 平成22年 平成21年 前年との差
75 11.58 11.63 △ 0.05 15.38 15.46 △ 0.08
となり、あなたは後11年は生きられる。ではあなたはその11年を以下に生きるべきか、統計は何も教えてkれない。
統計とはそのようなレベルのデータなのである。
統計や医師の推奨値に左右されずにじっと我が手を見て判断できるだけの教養を身に着けたいものである。
これは教養に裏付けられた直観でしかないのだろう。
国税庁を騙るフィッシングメールが来た ― 2025年02月28日 09:57
メールタイトルは
税務署からのお知らせ【固定資産税の評価額確認に関するお知らせ】
e-Tax(国税電子申告?納税システム)
で
送信者は
<pjxaxgubo@jp3.06jsjs.com>
となっている。
内容はE-tax登録者は2月末までに
ログインして情報登録しろというもので個人情報を入力させるフィッシングメールだった。
タイミングが良すぎる。危なく登録タブをクリックするところだった。
国税庁のサイトには同様のフィッシングメールの例が大量に表示されている。
税務署からのお知らせ【固定資産税の評価額確認に関するお知らせ】
e-Tax(国税電子申告?納税システム)
で
送信者は
<pjxaxgubo@jp3.06jsjs.com>
となっている。
内容はE-tax登録者は2月末までに
ログインして情報登録しろというもので個人情報を入力させるフィッシングメールだった。
タイミングが良すぎる。危なく登録タブをクリックするところだった。
国税庁のサイトには同様のフィッシングメールの例が大量に表示されている。
PCのバッテリー交換後のファン不具合対策 ― 2025年02月28日 22:15
HPノートパソコンのバッテリーをショップで交換してもらったが、起動時にファンが動かない状態なので使用中止勧告する旨のメッセージが表示されるようになった。
ChatGPTの対応策は以下の通りである。
HPのノートPCでバッテリー交換後に冷却ファンが作動しないというメッセージが出る場合、いくつかの対処法を試してみると修復できる可能性があります。
1. BIOS設定をリセットする
バッテリー交換後にBIOSが正しく認識できていない可能性があります。
手順:
PCの電源をオフにする。
ACアダプターとバッテリーを取り外す。
電源ボタンを 15秒以上 長押しする(放電)。
バッテリーとACアダプターを再接続し、PCを起動する。
BIOSをリセット する:
起動時に F10 キーを連打してBIOSセットアップを開く。
「Restore Defaults(デフォルトの設定に戻す)」を選択。
設定を保存して再起動。
2. HPのハードウェア診断ツールを実行
HPのノートPCには「HP PC Hardware Diagnostics UEFI」が搭載されていることが多いので、冷却ファンの動作確認ができます。
手順:
PCの電源を切る。
電源を入れてすぐに F2 キーを連打。
「コンポーネントテスト」→「冷却ファンのテスト」を実行。
3. Windowsの電源管理をリセット
バッテリー交換により、Windowsが正しく電源管理できていない可能性があります。
手順:
デバイスマネージャーを開く:
Win + X を押して「デバイスマネージャー」を選択。
システムファームウェアの更新:
「ファームウェア」または「BIOS」カテゴリを探し、「ドライバーの更新」を実行。
電源オプションのリセット:
Win + R → powercfg.cpl を入力。
「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」→「プロセッサの電源管理」→「システム冷却ポリシー」を「アクティブ」に変更。
4. BIOSアップデート
HP公式サイトから最新のBIOSをダウンロードして更新することで、問題が解決する可能性があります。
HPのサポートページ(HP公式サイト)にアクセス。
**「製品の型番」**を入力。
「BIOSの更新」がある場合はダウンロードして適用。
5. ファンの物理的な接続を確認
もし上記の方法で改善しない場合、バッテリー交換時に冷却ファンのコネクタが緩んでいないか 確認する必要があります。
自分で分解できる場合は、以下をチェック:
冷却ファンのケーブルがしっかり接続されているか
ほこりが詰まっていないか
ただし、保証期間内なら HPサポートに問い合わせる ほうが安全です。
まとめ
BIOSをリセット(F10キーでデフォルト設定)
HPの診断ツールで冷却ファンの動作チェック
デバイスマネージャーと電源管理のリセット
BIOSを最新に更新
ファンの接続を物理的に確認
この手順を試しても改善しない場合は、HPのサポートに相談することをおすすめします。
ChatGPTの対応策は以下の通りである。
HPのノートPCでバッテリー交換後に冷却ファンが作動しないというメッセージが出る場合、いくつかの対処法を試してみると修復できる可能性があります。
1. BIOS設定をリセットする
バッテリー交換後にBIOSが正しく認識できていない可能性があります。
手順:
PCの電源をオフにする。
ACアダプターとバッテリーを取り外す。
電源ボタンを 15秒以上 長押しする(放電)。
バッテリーとACアダプターを再接続し、PCを起動する。
BIOSをリセット する:
起動時に F10 キーを連打してBIOSセットアップを開く。
「Restore Defaults(デフォルトの設定に戻す)」を選択。
設定を保存して再起動。
2. HPのハードウェア診断ツールを実行
HPのノートPCには「HP PC Hardware Diagnostics UEFI」が搭載されていることが多いので、冷却ファンの動作確認ができます。
手順:
PCの電源を切る。
電源を入れてすぐに F2 キーを連打。
「コンポーネントテスト」→「冷却ファンのテスト」を実行。
3. Windowsの電源管理をリセット
バッテリー交換により、Windowsが正しく電源管理できていない可能性があります。
手順:
デバイスマネージャーを開く:
Win + X を押して「デバイスマネージャー」を選択。
システムファームウェアの更新:
「ファームウェア」または「BIOS」カテゴリを探し、「ドライバーの更新」を実行。
電源オプションのリセット:
Win + R → powercfg.cpl を入力。
「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」→「プロセッサの電源管理」→「システム冷却ポリシー」を「アクティブ」に変更。
4. BIOSアップデート
HP公式サイトから最新のBIOSをダウンロードして更新することで、問題が解決する可能性があります。
HPのサポートページ(HP公式サイト)にアクセス。
**「製品の型番」**を入力。
「BIOSの更新」がある場合はダウンロードして適用。
5. ファンの物理的な接続を確認
もし上記の方法で改善しない場合、バッテリー交換時に冷却ファンのコネクタが緩んでいないか 確認する必要があります。
自分で分解できる場合は、以下をチェック:
冷却ファンのケーブルがしっかり接続されているか
ほこりが詰まっていないか
ただし、保証期間内なら HPサポートに問い合わせる ほうが安全です。
まとめ
BIOSをリセット(F10キーでデフォルト設定)
HPの診断ツールで冷却ファンの動作チェック
デバイスマネージャーと電源管理のリセット
BIOSを最新に更新
ファンの接続を物理的に確認
この手順を試しても改善しない場合は、HPのサポートに相談することをおすすめします。
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