ソ連最後の宇宙飛行士と松尾太源 ― 2026年09月07日 10:17
今朝の朝日新聞にソ連崩壊時に国際宇宙ステーションに滞在していた旧ソ連の宇宙飛行士セルゲイ・クリカリョフ氏の話がでていた。宇宙に行っている間に世の中が変わっていたという話である。
このようなことが江戸時代に起こった。慶長遣欧使節団での伊達藩の武士たちの話だ。伊達政宗に命じられて海外と直接取引ができるようにと欧州まで航路で出かけ、法王に謁見するためにキリスト教に改宗したが、何の成果もなく、六年後に帰国したときには日本はキリスト禁令の時代になっていたのである。その使節団の中に松尾太源という若い武士がいた。
彼がどのようにこの世の変遷と無常を感じたのかは分からないが、幽閉されていた伊達藩の村田村から虚無僧姿で脱藩し、何かを残そうと長崎まで陸路を徒歩で出かけた。
その一つが宮城県の名産品白石ウーメンだったという話はこのブログの
「不連続連載小説 松尾大源」
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2024/02/09/
~
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2024/06/29/
に長々と書いた。
要点は下記にある。
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2020/06/05/9254404
ところでクリカリョフ氏は宇宙でどう感じ、何をこの世に残したのだろうか。それを知りたいところだ。
このようなことが江戸時代に起こった。慶長遣欧使節団での伊達藩の武士たちの話だ。伊達政宗に命じられて海外と直接取引ができるようにと欧州まで航路で出かけ、法王に謁見するためにキリスト教に改宗したが、何の成果もなく、六年後に帰国したときには日本はキリスト禁令の時代になっていたのである。その使節団の中に松尾太源という若い武士がいた。
彼がどのようにこの世の変遷と無常を感じたのかは分からないが、幽閉されていた伊達藩の村田村から虚無僧姿で脱藩し、何かを残そうと長崎まで陸路を徒歩で出かけた。
その一つが宮城県の名産品白石ウーメンだったという話はこのブログの
「不連続連載小説 松尾大源」
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2024/02/09/
~
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2024/06/29/
に長々と書いた。
要点は下記にある。
https://yokoyamashindo.asablo.jp/blog/2020/06/05/9254404
ところでクリカリョフ氏は宇宙でどう感じ、何をこの世に残したのだろうか。それを知りたいところだ。
天災と天皇制の関係 ― 2026年08月20日 07:12
芥川の羅生門を読むまでもなく、日本の歴史は地震や台風などの天災による大きな影響を受けてきた。
皇族が被災地を訪問し、被災者と面会するのは、首相が被災地を視察するのとは大きな違いがある。
それは首相という実務者、実権者がどうしようもなかった天災に対し、天皇といういわば日本の心理的最高権威者が安らぎと赦しと寛容を与える行為だ。これは天皇、皇族でしかできないことだろう。それが日本の実質的、心理的な一体感を保持するための重要な機能だ。
これが韓国のような共和制の中で大統領、元大統領が対立する構図とは大きく異なるところだろう。
皇族が被災地を訪問し、被災者と面会するのは、首相が被災地を視察するのとは大きな違いがある。
それは首相という実務者、実権者がどうしようもなかった天災に対し、天皇といういわば日本の心理的最高権威者が安らぎと赦しと寛容を与える行為だ。これは天皇、皇族でしかできないことだろう。それが日本の実質的、心理的な一体感を保持するための重要な機能だ。
これが韓国のような共和制の中で大統領、元大統領が対立する構図とは大きく異なるところだろう。
プーチンが択捉島に行ったもう一つの理由 ― 2026年08月16日 10:23
国土地理院の択捉島の地図の北部を見ると硫黄岳とい火山がある。
ここに2000年ごろ大量のレニウムがあることが分かった。火山というものは金と同様、有史以前に太陽系が超新星核爆発で生成した崩壊生成物による崩壊熱がマグマを作り、地下水が温泉化している場所だが、核分裂で生成したレアアースであるレニウムも火山で地下の物質が地表に出てくる場所なので必然的にある程度の量が含まれることになる。
レニウムは地殻内では希少金属の一つだが、ジェットエンジンの高温耐性を増加するうえで必須の元素であり、様々な材料強度を高温強度を保ったまま軽量化するために用いられる重要な金属なのである。
これがロシア国内で大量に埋蔵されていることが分かった択捉島を日本側に渡すことはできないとこの訪問は暗示しているのである。
これら独裁者が跋扈する諸国に囲まれたわが国はどうやって資源エネルギーを確保していくか、原子力の有効利用も含めて考えるべきだろう。
ここに2000年ごろ大量のレニウムがあることが分かった。火山というものは金と同様、有史以前に太陽系が超新星核爆発で生成した崩壊生成物による崩壊熱がマグマを作り、地下水が温泉化している場所だが、核分裂で生成したレアアースであるレニウムも火山で地下の物質が地表に出てくる場所なので必然的にある程度の量が含まれることになる。
レニウムは地殻内では希少金属の一つだが、ジェットエンジンの高温耐性を増加するうえで必須の元素であり、様々な材料強度を高温強度を保ったまま軽量化するために用いられる重要な金属なのである。
これがロシア国内で大量に埋蔵されていることが分かった択捉島を日本側に渡すことはできないとこの訪問は暗示しているのである。
これら独裁者が跋扈する諸国に囲まれたわが国はどうやって資源エネルギーを確保していくか、原子力の有効利用も含めて考えるべきだろう。
天皇制の意義は宗教と一寸異なる(その2) ― 2026年07月18日 17:13
「天皇制の意義は宗教と一寸異なる」
と以前書いたが、その真意は、宗教はこの世にない教祖や教義を信じることであり、天皇制は生身のヒトが象徴となることである。
ともに、国家や社会の統一の原動力にはなるが、宗教と異なり、生身のヒトが象徴の役割を果たすのは当人の多大な犠牲の精神に依存しているのであり、その役割を負う生身の人々の意向を無視することはその制度の存続を毀損することになる。
男系男子論者は2千年間続いたという教義を信じる信者ではある。但しその信心には女性天皇が8代あったという歴史を無視した教義、即ち、妄信に近い教義を信じているとしか思えない。
生身のヒトが教祖となっている宗教、例えば、自民党が頼っていた旧統一教会の教祖様は男性から女性に性を転換をしている。
そのような宗教を頼って政治家になった人々が、天皇の性別にこだわるとということは自己矛盾しているのではないだろうか。
まして、国事行為という厳しい役割を担う生身の天皇の性を民間人が決めるということ自体が天皇制の教義に反するようなものだろう。2000年の伝統というイリュージョンに拘るのは単なる郷愁ではないだろうか。
天皇制の役割は日本国民の統一の象徴としての役割であり、その統一の原動力が一部の人の郷愁で毀損されようとしているのが現状だろう。
上野千鶴子氏は象徴天皇制に反対なので、天皇制の維持がより容易な女性天皇も当然反対だそうだ。用紙案ならより早く天皇制が維持できなくなるというアイロニー的考えだ。
民主主義国に天皇制のような例外があるのはおかしいと考えるのは正論かもしれない。しかし、それならば日本は現在、共和制に移行できるのだろうか。それは民主主義の理想だが、宗教に代わるものが日本の統合として必要なことは各国の状況を見てもわかる。あのソ連でさえ、ロシア正教が必要だったのである。残念ながら立憲君主性が日本の現在の民度としては相応しい。天皇制にかわる統一の象徴を持たない限り、日本はソ連崩壊以上の大混乱になるだろう。それは韓国の大統領制を見ていれば容易に想像できる。
天皇制を維持するには性に拘らないことが現在最も重要なことである。現在の皇室の構成や国民の人気がどうであろうと。
と以前書いたが、その真意は、宗教はこの世にない教祖や教義を信じることであり、天皇制は生身のヒトが象徴となることである。
ともに、国家や社会の統一の原動力にはなるが、宗教と異なり、生身のヒトが象徴の役割を果たすのは当人の多大な犠牲の精神に依存しているのであり、その役割を負う生身の人々の意向を無視することはその制度の存続を毀損することになる。
男系男子論者は2千年間続いたという教義を信じる信者ではある。但しその信心には女性天皇が8代あったという歴史を無視した教義、即ち、妄信に近い教義を信じているとしか思えない。
生身のヒトが教祖となっている宗教、例えば、自民党が頼っていた旧統一教会の教祖様は男性から女性に性を転換をしている。
そのような宗教を頼って政治家になった人々が、天皇の性別にこだわるとということは自己矛盾しているのではないだろうか。
まして、国事行為という厳しい役割を担う生身の天皇の性を民間人が決めるということ自体が天皇制の教義に反するようなものだろう。2000年の伝統というイリュージョンに拘るのは単なる郷愁ではないだろうか。
天皇制の役割は日本国民の統一の象徴としての役割であり、その統一の原動力が一部の人の郷愁で毀損されようとしているのが現状だろう。
上野千鶴子氏は象徴天皇制に反対なので、天皇制の維持がより容易な女性天皇も当然反対だそうだ。用紙案ならより早く天皇制が維持できなくなるというアイロニー的考えだ。
民主主義国に天皇制のような例外があるのはおかしいと考えるのは正論かもしれない。しかし、それならば日本は現在、共和制に移行できるのだろうか。それは民主主義の理想だが、宗教に代わるものが日本の統合として必要なことは各国の状況を見てもわかる。あのソ連でさえ、ロシア正教が必要だったのである。残念ながら立憲君主性が日本の現在の民度としては相応しい。天皇制にかわる統一の象徴を持たない限り、日本はソ連崩壊以上の大混乱になるだろう。それは韓国の大統領制を見ていれば容易に想像できる。
天皇制を維持するには性に拘らないことが現在最も重要なことである。現在の皇室の構成や国民の人気がどうであろうと。
正しい錯覚 ― 2026年03月25日 02:01
NHK支局長がイラン当局に逮捕されたままだ。その理由はどこからも公表されていない。
先日のNHKスペシャル臨界世界でシベリアを横断して中国製品をモスクワに届ける大型トラック運転手たちの同行ドキュメンタリーが放送された。その中にロシアの交通取り締まり警備に当たる警察官たちが運転手から賄賂を受け取る姿が何度か放送された。また、シベリアの貧しい家庭の青年が高い報酬に惹かれてウクライナとの戦線に応募しているとの映像も流れた。
ロシアとイランは同盟関係にあるという。
ロシア当局の依頼で支局長が拘束されたという話は錯覚であってほしい。
インテリジェンス機関は錯覚を利用して彼らの意図を相手国に暗示するもののようだから。
先日のNHKスペシャル臨界世界でシベリアを横断して中国製品をモスクワに届ける大型トラック運転手たちの同行ドキュメンタリーが放送された。その中にロシアの交通取り締まり警備に当たる警察官たちが運転手から賄賂を受け取る姿が何度か放送された。また、シベリアの貧しい家庭の青年が高い報酬に惹かれてウクライナとの戦線に応募しているとの映像も流れた。
ロシアとイランは同盟関係にあるという。
ロシア当局の依頼で支局長が拘束されたという話は錯覚であってほしい。
インテリジェンス機関は錯覚を利用して彼らの意図を相手国に暗示するもののようだから。
勝敗と善悪は別か ― 2026年02月09日 05:39
ケネディ家の遺訓にも佐藤優氏が言うように「勝ち負けと善悪は別のカテゴリーである」という趣旨の言葉がある。「常に正しいものが勝つとは限らない」という言葉である。
ミラノ・コルチナ冬季五輪では勝ったものが正しい選択をしたというところだろうが、社会はより複雑だ。
今回の衆院選では与党が圧勝し、中道は壊滅的敗戦だった。このようにして、日本は普通の国になっていくのだろうか。米国が普通の国ならば、戦後一貫してその後追いをしてきた日本はその通り普通の国になる選択をしたのかもしれない。
自分の信じる道を進むーそれしかない。そのためには、修業が必要だ。宇宙のあらゆる現象を勉強し、善悪とは何か、それを実践するには何が必要か修業を通して把握することが生き残る道だ。戦争が起こったら弱いものから死んでいく。
ミラノ・コルチナ冬季五輪では勝ったものが正しい選択をしたというところだろうが、社会はより複雑だ。
今回の衆院選では与党が圧勝し、中道は壊滅的敗戦だった。このようにして、日本は普通の国になっていくのだろうか。米国が普通の国ならば、戦後一貫してその後追いをしてきた日本はその通り普通の国になる選択をしたのかもしれない。
自分の信じる道を進むーそれしかない。そのためには、修業が必要だ。宇宙のあらゆる現象を勉強し、善悪とは何か、それを実践するには何が必要か修業を通して把握することが生き残る道だ。戦争が起こったら弱いものから死んでいく。
それでもなぜ、トランプは支持されるのか ― 2026年01月08日 06:20
下記はChatGPTの要約だが本書は格差社会になりつつある日本の将来を暗示しているように思える必読書だ。
Q;それでもなぜトランプは支持されるのか という本の要約は
ChatGPT:
こちらが 『それでもなぜ、トランプは支持されるのか ― アメリカ地殻変動の思想史』(会田弘継 著 、東洋経済新報社) の**要約(日本語)**です:
📘 概要
この本は、ドナルド・トランプが刑事訴追や民主主義への批判にも関わらず、なぜアメリカで強い支持を受け続けているのかを、単なる人物評価にとどまらず、アメリカ社会の深層にある構造的・思想的背景から解き明かそうとする政治思想史の分析書です。
🧠 本書の主要な主張
トランプは現象であり、原因ではない
トランプ支持の根底には個人としての魅力や言動以上に、アメリカ社会の二極化・不満・絶望といった「地殻変動」(社会構造の大変動)があると著者は見る。つまりトランプはその結果として支持されているに過ぎず、社会の深刻な問題の象徴でもある。
経済的格差と階層の分断が支持の基盤をつくる
トランプ支持地域を調べると、経済的にも大きな格差があることが示され、中間層や不満を抱える層が政治的不満を強めている。そこで直接的政策よりも、「これまでの政治体制からの破壊・再出発」を望む声が支持へとつながっている、と分析される。
「革命的」な政治への憧れとしてのトランプ現象
トランプ支持は単なる保守票ではなく、既存の政治システムへの怒りと失望の表れとして捉えられ、著者はこれを「革命」と表現する。既存の政党(民主・共和)の共犯的な新自由主義路線が階層格差を拡大し、多くの人々を政治的不満へと導いた、とする見方が展開されている。
思想史的背景の掘り下げ
トランプ支持は単に感情的なものではなく、米国の保守思想や歴史的伝統とも関係があるという視点から、保守主義思想家(例えばラッセル・カーク)の考えが挙げられ、アメリカの思想潮流として現象を理解する枠組みが提示されている。
📚 結論 — なぜトランプは支持されるのか?
単にカリスマやポピュリズムのせいではない
トランプの支持は社会構造の問題や思想的背景によるものであり、アメリカ社会の「病状」として理解するべきだ、と著者は強調します。
支持は個人への熱狂ではなく社会の反映
格差や政治への失望、不満が強い層がトランプ現象を支持することで、既存体制への挑戦として受け取られていると解釈されるのです。
もし「もっと詳しい章ごとの要点」や、「本書で紹介されている思想家・例証」「日本にとっての示唆」という観点でもまとめたい場合は、それもできますよ。希望があれば教えてください。
ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。
Q;それでもなぜトランプは支持されるのか という本の要約は
ChatGPT:
こちらが 『それでもなぜ、トランプは支持されるのか ― アメリカ地殻変動の思想史』(会田弘継 著 、東洋経済新報社) の**要約(日本語)**です:
📘 概要
この本は、ドナルド・トランプが刑事訴追や民主主義への批判にも関わらず、なぜアメリカで強い支持を受け続けているのかを、単なる人物評価にとどまらず、アメリカ社会の深層にある構造的・思想的背景から解き明かそうとする政治思想史の分析書です。
🧠 本書の主要な主張
トランプは現象であり、原因ではない
トランプ支持の根底には個人としての魅力や言動以上に、アメリカ社会の二極化・不満・絶望といった「地殻変動」(社会構造の大変動)があると著者は見る。つまりトランプはその結果として支持されているに過ぎず、社会の深刻な問題の象徴でもある。
経済的格差と階層の分断が支持の基盤をつくる
トランプ支持地域を調べると、経済的にも大きな格差があることが示され、中間層や不満を抱える層が政治的不満を強めている。そこで直接的政策よりも、「これまでの政治体制からの破壊・再出発」を望む声が支持へとつながっている、と分析される。
「革命的」な政治への憧れとしてのトランプ現象
トランプ支持は単なる保守票ではなく、既存の政治システムへの怒りと失望の表れとして捉えられ、著者はこれを「革命」と表現する。既存の政党(民主・共和)の共犯的な新自由主義路線が階層格差を拡大し、多くの人々を政治的不満へと導いた、とする見方が展開されている。
思想史的背景の掘り下げ
トランプ支持は単に感情的なものではなく、米国の保守思想や歴史的伝統とも関係があるという視点から、保守主義思想家(例えばラッセル・カーク)の考えが挙げられ、アメリカの思想潮流として現象を理解する枠組みが提示されている。
📚 結論 — なぜトランプは支持されるのか?
単にカリスマやポピュリズムのせいではない
トランプの支持は社会構造の問題や思想的背景によるものであり、アメリカ社会の「病状」として理解するべきだ、と著者は強調します。
支持は個人への熱狂ではなく社会の反映
格差や政治への失望、不満が強い層がトランプ現象を支持することで、既存体制への挑戦として受け取られていると解釈されるのです。
もし「もっと詳しい章ごとの要点」や、「本書で紹介されている思想家・例証」「日本にとっての示唆」という観点でもまとめたい場合は、それもできますよ。希望があれば教えてください。
ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。
核を保有したら貧困国になるワケ ― 2025年12月21日 06:24
2025年08月02日の本ブログ記事「核保有で軍事費を安くできるという幻想」でも記載したが、某首相補佐官は核保有の困難さと不利益について理解ができていない。それは一部マスコミと国民も同じだろう。
整理すれば核兵器開発には以下の課題があり、これを行えば日本は北朝鮮やパキスタン以下の貧乏国になり果てるということである。
(1)日本には核兵器に使えるプルトニウムはない。
(2)核兵器を運搬できる手段もない。
(3)核兵器の小型化技術もない。
(4)他国から小型化技術を入手する方法もない。
独自にこれらの課題を解決しようとすれば長期かつ膨大な予算が必要になり、諜報能力のない日本国は北朝鮮以上の貧困国になる。核兵器を保有しても経済的な利益はゼロに等しいうえ、その維持には膨大な軍事費が必要になる。以下、上記の課題の詳細を示す。
(1)プルトニウム問題
一部国民には日本がプルトニウムを保有しているので原爆は簡単に作れるとの誤解がある。ところが実際には日本の保有しているプルトニウムは原爆にはなりえない組成のものである。これは軽水炉で生成されるプルトニウムの同位体の中のプルトニウム-240が自発核分裂をすることに起因する。プルトニウム原爆が爆発するにはプルトニウム-240比率をプルトニウム全体の3%以下にする必要がある。(米DOEの核兵器プルトニウム組成基準)
原爆は超臨界(実効増倍率が2以上)になった後に中性子を投入することで爆発するのであるが、自発核分裂により発生する中性子が超臨界になる前に自然に発生するため、核分裂による熱膨張のためすぐに未臨界になり爆発できないのである。
しかし、軽水炉で生成されるプルトニウム-240比率は20%以上であり、核兵器用のプルトニウムを生産するには新たな原子炉を建設し、長期間運転する必要がある。米国ワシントン州には発電しないプルトニウム生産専用の原子炉が6基ほどあるが、これを日本が国家予算で開発しようとすれば十兆円以上の費用を超える。
広島型の濃縮ウラン原爆はどうかと言えば、ウラン-235を93%以上に濃縮する必要があり、軽水炉ウラン(ウラン-235約5%以下)より20倍以上の大きい濃縮プラントが必要になるため、米国でもこの開発はあきらめ、長崎型のプルトニウム原爆に絞っているのである。
(2)運搬手段問題
運搬手段は核兵器の実用化に欠かせない。自国においてあるだけではかえって自分自身が危ない。暴発の危険があるためである。現在、実用化されている運搬手段はICBMと原潜である。これらはいずれも日本は保有していない。大型輸送機はあるが、他国からのロケット攻撃で国内で落下する可能性のほうが大きい。ではICBMの開発にどの程度の費用が掛かるのか、H-8型ロケットで苦労しているJAXAに聞いても答えられないのではないだろうか。北朝鮮のような貧困国になる覚悟が必要だろう。原潜も米国が核兵器つきで日本に渡すとは考えられない。
(3)小型化技術問題
仮にICBMや原潜が開発できたとしても原爆を小型化できなければ乗せることはできない。現在、米国やロシアの原爆はテラー型という小型水爆とプルトニウム原爆を組み合わせた精密な中性子制御技術を用いて小型化を図っているが、その詳細は機微技術そのものである。自主開発にはテラー並みの天才と高度なIT技術が必要である。現在の日本にはそのような人材も技術も見当たらない。国立大学の予算を削らざるを得ない日本政府にその能力を期待することは幻想だろう。
(4)他国からの導入
北朝鮮はその諜報能力の高さでこの技術を何処かから入手したと思われるが、日本の諜報能力では世界最低レベルである。
現在の日本に核技術を提供してくれる国がどこかにあるだろうか。同盟国であったとしても、核兵器を安全に維持することに手間と技術と費用が掛かることは常識である。
そんな費用があるのならそれを我々核保有国に提供してくれと日本に要求するはずだ。
核保有の能力も余力もない日本が核保有と言い出すことは、北朝鮮のような国が一つ増えるだけであり、非現実的でどこの国にとっても利益にならないことである。
整理すれば核兵器開発には以下の課題があり、これを行えば日本は北朝鮮やパキスタン以下の貧乏国になり果てるということである。
(1)日本には核兵器に使えるプルトニウムはない。
(2)核兵器を運搬できる手段もない。
(3)核兵器の小型化技術もない。
(4)他国から小型化技術を入手する方法もない。
独自にこれらの課題を解決しようとすれば長期かつ膨大な予算が必要になり、諜報能力のない日本国は北朝鮮以上の貧困国になる。核兵器を保有しても経済的な利益はゼロに等しいうえ、その維持には膨大な軍事費が必要になる。以下、上記の課題の詳細を示す。
(1)プルトニウム問題
一部国民には日本がプルトニウムを保有しているので原爆は簡単に作れるとの誤解がある。ところが実際には日本の保有しているプルトニウムは原爆にはなりえない組成のものである。これは軽水炉で生成されるプルトニウムの同位体の中のプルトニウム-240が自発核分裂をすることに起因する。プルトニウム原爆が爆発するにはプルトニウム-240比率をプルトニウム全体の3%以下にする必要がある。(米DOEの核兵器プルトニウム組成基準)
原爆は超臨界(実効増倍率が2以上)になった後に中性子を投入することで爆発するのであるが、自発核分裂により発生する中性子が超臨界になる前に自然に発生するため、核分裂による熱膨張のためすぐに未臨界になり爆発できないのである。
しかし、軽水炉で生成されるプルトニウム-240比率は20%以上であり、核兵器用のプルトニウムを生産するには新たな原子炉を建設し、長期間運転する必要がある。米国ワシントン州には発電しないプルトニウム生産専用の原子炉が6基ほどあるが、これを日本が国家予算で開発しようとすれば十兆円以上の費用を超える。
広島型の濃縮ウラン原爆はどうかと言えば、ウラン-235を93%以上に濃縮する必要があり、軽水炉ウラン(ウラン-235約5%以下)より20倍以上の大きい濃縮プラントが必要になるため、米国でもこの開発はあきらめ、長崎型のプルトニウム原爆に絞っているのである。
(2)運搬手段問題
運搬手段は核兵器の実用化に欠かせない。自国においてあるだけではかえって自分自身が危ない。暴発の危険があるためである。現在、実用化されている運搬手段はICBMと原潜である。これらはいずれも日本は保有していない。大型輸送機はあるが、他国からのロケット攻撃で国内で落下する可能性のほうが大きい。ではICBMの開発にどの程度の費用が掛かるのか、H-8型ロケットで苦労しているJAXAに聞いても答えられないのではないだろうか。北朝鮮のような貧困国になる覚悟が必要だろう。原潜も米国が核兵器つきで日本に渡すとは考えられない。
(3)小型化技術問題
仮にICBMや原潜が開発できたとしても原爆を小型化できなければ乗せることはできない。現在、米国やロシアの原爆はテラー型という小型水爆とプルトニウム原爆を組み合わせた精密な中性子制御技術を用いて小型化を図っているが、その詳細は機微技術そのものである。自主開発にはテラー並みの天才と高度なIT技術が必要である。現在の日本にはそのような人材も技術も見当たらない。国立大学の予算を削らざるを得ない日本政府にその能力を期待することは幻想だろう。
(4)他国からの導入
北朝鮮はその諜報能力の高さでこの技術を何処かから入手したと思われるが、日本の諜報能力では世界最低レベルである。
現在の日本に核技術を提供してくれる国がどこかにあるだろうか。同盟国であったとしても、核兵器を安全に維持することに手間と技術と費用が掛かることは常識である。
そんな費用があるのならそれを我々核保有国に提供してくれと日本に要求するはずだ。
核保有の能力も余力もない日本が核保有と言い出すことは、北朝鮮のような国が一つ増えるだけであり、非現実的でどこの国にとっても利益にならないことである。
核のゴミからレアアースを大量に取り出す方法 ― 2025年11月18日 06:37
嫌われているいわゆる核のゴミ(放射性廃棄物)には種々の核分裂生成物が含まれているが、その大半は非放射性である。
核分裂生成物にはレアアースも大量に含まれている(レアアース全体は装荷燃料重量に対し約2.1%)が、最重要なネオジウムNdはどうだろうか。
モンテカルロ法で高速炉でネオジウムの核分裂による収率を計算すると
装荷燃料重量に対し3年で0.62%となった。その同位体の内訳は
同位体比 半減期
Nd-142 8.16E-03 安定
Nd-143 2.67E-01 安定
Nd-144 1.80E-01 2.4E15年
Nd-145 1.87E-01 安定
Nd-146 1.82E-01 安定
Nd-147 1.92E-03 11日
Nd-148 1.10E-01 安定
Nd-150 6.46E-02 安定
このうち、放射性のものはNd-144とNd-147だが、Nd-144は天然のNdにも含まれており、これを問題にするとネオジウムは使えないことになる。
(地球が超新星核爆発の生成物なのでこのような半減期240兆年の核種も残ってしまう。ただ、半減期が長いので崩壊はほとんどしない、即ち、放射能は微小で被ばくは無視できるのである。)
N-147は半減期11日であるが、1年保管すれば最初の11桁下の放射能となり、これも無視できる。
従って、再処理工場で年間800トンの使用済燃料を処理できる予定なので、年間約5トンのネオジウムを抽出できることになる。
これを地層処理してしまうのは経済安保の点からもモッタイナイことと言えるだろう。
核分裂生成物にはレアアースも大量に含まれている(レアアース全体は装荷燃料重量に対し約2.1%)が、最重要なネオジウムNdはどうだろうか。
モンテカルロ法で高速炉でネオジウムの核分裂による収率を計算すると
装荷燃料重量に対し3年で0.62%となった。その同位体の内訳は
同位体比 半減期
Nd-142 8.16E-03 安定
Nd-143 2.67E-01 安定
Nd-144 1.80E-01 2.4E15年
Nd-145 1.87E-01 安定
Nd-146 1.82E-01 安定
Nd-147 1.92E-03 11日
Nd-148 1.10E-01 安定
Nd-150 6.46E-02 安定
このうち、放射性のものはNd-144とNd-147だが、Nd-144は天然のNdにも含まれており、これを問題にするとネオジウムは使えないことになる。
(地球が超新星核爆発の生成物なのでこのような半減期240兆年の核種も残ってしまう。ただ、半減期が長いので崩壊はほとんどしない、即ち、放射能は微小で被ばくは無視できるのである。)
N-147は半減期11日であるが、1年保管すれば最初の11桁下の放射能となり、これも無視できる。
従って、再処理工場で年間800トンの使用済燃料を処理できる予定なので、年間約5トンのネオジウムを抽出できることになる。
これを地層処理してしまうのは経済安保の点からもモッタイナイことと言えるだろう。
マイナカード更新の危ない話 ― 2025年11月14日 15:10
マイナカードの暗証番号更新期限があと2か月に迫っていることは、クリニックや薬局でマイナカードを出すたびに自動音声が流れるので分かってはいた。
しかし、私は2拠点生活者であるが、現在の転居先にマイナカード暗証番号更新手続きのお知らせがなぜか来ない。郵便物の転送手続きを郵便局に出しているのでいつかは来るものと思っていた。
この更新手続きお知らせがないとネットでの更新手続き(これは区役所でやることになっている)の予約ができない仕組みになっている。なぜなら予約番号がそのお知らせに書いてあるからである。
仕方なく、区役所や市役所に電話して予約番号無しでも予約可能か聞いてみた。その結果、大変な事態になっていることが分かった。
区役所担当者の話では、この更新手続きのお知らせは、国のほうから各マイナカード所有者に直接送付されるとのことである。しかし、そのお知らせには転送不要と書かれているとのことだ。2拠点生活をしており、主に転居後の住まいに住んでいる私には転送されなかったわけだ。
(転送不要と書かれたお知らせの郵便物がどこに行ってしまったのか、私も、区役所の担当者もあずかり知らないことである。国の担当者なら把握しているのかもしれないが。)
今回は区役所担当者との電話で更新手続きの予約ができたが、もし、国からの更新手続きのお知らせが来るものと思い込んでいて、いつまでもそのお知らせを待っていたらマイナカードの有効期限が切れる可能性も十分にあった。
この国からのマイナカード暗証番号のお知らせが転送不要という扱いになっていることを知らない2拠点生活者は多いのではないだろうか。
恐ろしい話ではある。やはりマイナカードに頼る生活はできそうにない。
保険証をマイナカードに切り替えるのはこのような状況も考慮したほうがいいだろう。物事は細部に神が宿るというが、公務員は全体と細部の関係を把握できるだけの余裕がないのかもしれない。
なお、ChatGPTによる対処法は以下の通り。
Q:自分宛の転送不要郵便が受け取れなかった場合どうすればいいか
自分宛の「転送不要」郵便が受け取れなかった場合、状況に応じて次のように対応します。
◆ ケース別の対処方法
【1】転居していて旧住所に届いた → 差出人に返送される
転送不要は転居届による転送ができないため、郵便局は差出人へ返送します。
■ 対処
差出人(企業・役所など)に連絡する
新住所へ再発送してもらうよう依頼
※ 郵便局では再配達や取り置きはできません(返送されるため)。
【2】今の住所に住んでいるのに「宛所不明」で返送された
原因として多いのは、
表札に名前がない
旧姓・別名義で届いた
共有住宅で名前が複数あって確認できなかった
など。
■ 対処
差出人に連絡して再発送を依頼
郵便受け・表札に 受取人の名前(または併記) を明記しておく
旧姓/別名義で届くことがある場合は 両方の名前 を表記すると確実です。
【3】不在票が入っていたが受け取れなかった(保管期限切れ)
通常郵便と同じで、局で一定期間保管されます。
■ ただし注意!
転送不要でも 現在の住所に正しく配達された場合 は、不在時は
再配達
局受取
ができます。
■ 対処
不在票の案内に従い、再配達を依頼(ネット・電話)
または郵便局窓口で受け取る
【4】郵便局に残っているか確認したい場合
正しく配達された郵便なら受取可能ですが、
旧住所宛で返送処理中の場合は郵便局では受け取れません。
問い合わせる場合は
郵便の追跡番号(あれば)
差出人名
配達予定日
を持ってお近くの郵便局(配達担当局)に問い合わせできます。
◆ まとめ
状況 郵便局の扱い 受取方法
旧住所へ届いた 転送不可 → 差出人に返送 差出人に再発送依頼
現住所だが宛所不明扱い 差出人に返送 差出人に再発送依頼+表札確認
不在だった 保管 → 再配達可 不在票で再配達依頼
局に問い合わせたい 返送中は不可 差出人へ確認が確実
しかし、私は2拠点生活者であるが、現在の転居先にマイナカード暗証番号更新手続きのお知らせがなぜか来ない。郵便物の転送手続きを郵便局に出しているのでいつかは来るものと思っていた。
この更新手続きお知らせがないとネットでの更新手続き(これは区役所でやることになっている)の予約ができない仕組みになっている。なぜなら予約番号がそのお知らせに書いてあるからである。
仕方なく、区役所や市役所に電話して予約番号無しでも予約可能か聞いてみた。その結果、大変な事態になっていることが分かった。
区役所担当者の話では、この更新手続きのお知らせは、国のほうから各マイナカード所有者に直接送付されるとのことである。しかし、そのお知らせには転送不要と書かれているとのことだ。2拠点生活をしており、主に転居後の住まいに住んでいる私には転送されなかったわけだ。
(転送不要と書かれたお知らせの郵便物がどこに行ってしまったのか、私も、区役所の担当者もあずかり知らないことである。国の担当者なら把握しているのかもしれないが。)
今回は区役所担当者との電話で更新手続きの予約ができたが、もし、国からの更新手続きのお知らせが来るものと思い込んでいて、いつまでもそのお知らせを待っていたらマイナカードの有効期限が切れる可能性も十分にあった。
この国からのマイナカード暗証番号のお知らせが転送不要という扱いになっていることを知らない2拠点生活者は多いのではないだろうか。
恐ろしい話ではある。やはりマイナカードに頼る生活はできそうにない。
保険証をマイナカードに切り替えるのはこのような状況も考慮したほうがいいだろう。物事は細部に神が宿るというが、公務員は全体と細部の関係を把握できるだけの余裕がないのかもしれない。
なお、ChatGPTによる対処法は以下の通り。
Q:自分宛の転送不要郵便が受け取れなかった場合どうすればいいか
自分宛の「転送不要」郵便が受け取れなかった場合、状況に応じて次のように対応します。
◆ ケース別の対処方法
【1】転居していて旧住所に届いた → 差出人に返送される
転送不要は転居届による転送ができないため、郵便局は差出人へ返送します。
■ 対処
差出人(企業・役所など)に連絡する
新住所へ再発送してもらうよう依頼
※ 郵便局では再配達や取り置きはできません(返送されるため)。
【2】今の住所に住んでいるのに「宛所不明」で返送された
原因として多いのは、
表札に名前がない
旧姓・別名義で届いた
共有住宅で名前が複数あって確認できなかった
など。
■ 対処
差出人に連絡して再発送を依頼
郵便受け・表札に 受取人の名前(または併記) を明記しておく
旧姓/別名義で届くことがある場合は 両方の名前 を表記すると確実です。
【3】不在票が入っていたが受け取れなかった(保管期限切れ)
通常郵便と同じで、局で一定期間保管されます。
■ ただし注意!
転送不要でも 現在の住所に正しく配達された場合 は、不在時は
再配達
局受取
ができます。
■ 対処
不在票の案内に従い、再配達を依頼(ネット・電話)
または郵便局窓口で受け取る
【4】郵便局に残っているか確認したい場合
正しく配達された郵便なら受取可能ですが、
旧住所宛で返送処理中の場合は郵便局では受け取れません。
問い合わせる場合は
郵便の追跡番号(あれば)
差出人名
配達予定日
を持ってお近くの郵便局(配達担当局)に問い合わせできます。
◆ まとめ
状況 郵便局の扱い 受取方法
旧住所へ届いた 転送不可 → 差出人に返送 差出人に再発送依頼
現住所だが宛所不明扱い 差出人に返送 差出人に再発送依頼+表札確認
不在だった 保管 → 再配達可 不在票で再配達依頼
局に問い合わせたい 返送中は不可 差出人へ確認が確実
最近のコメント