喫煙ホルミシス仮説 ― 2023年11月04日 10:07
放射線ホルミシスという仮説がある。
これは低線量被ばくであれば、免疫が活性化され、がんなどの病気にかかりにくくなるという効果である。
近年この仮説が多くの科学者からある程度支持されるようになってきた。
佐渡俊彦著「放射線と免疫・ストレス・がん」医療科学社、第5章、他
また、
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2006/061051/200606048A/200606048A0001.pdf
によれば、国内の家屋では、ラドンの濃度がある程度高いと肺がんリスクが低下するらしい。
これは、玉川温泉とか有馬温泉など放射能泉でのがん患者の緩解効果と相通じるところがある。
それならば、喫煙もホルミシス効果はあるのではないだろうか。
がんの主犯と言われて久しい喫煙習慣にこのような効果は本当にないのだろうか。
これは、少量の喫煙ならば発がんへの免疫効果があるという仮説である。
しかし、この話を複雑にしている要因に、紙巻きたばことリン肥料の二つがある。これらはたばこの発がん性を刻みたばこから大きく変えた可能性がある。
江戸時代以前に、我が国に喫煙の習慣を持ち込んだのはキリスト教宣教師だったらしいが、その時代は刻みたばこが普通だった。
舘かおる編「女性とたばこの文化誌」(世織書房)によれば、明治天皇の皇后(昭憲皇太后)は喫煙習慣があり当時としては長命だった。当時は刻みたばこが普通だった。しかし、1926年に紙巻きたばこ生産量が刻みたばこを上回ったそうだ。
紙巻きたばこでは紙の燃焼によるタールなどの影響があるし、キセルによる刻みたばこの少量燃焼とは燃焼温度も異なるだろう。
さらに、戦後はたばこ増産のためリン肥料が大量に使われ、リン肥料の原料である火山性のリン鉱石に含まれるポロニウム210放射能も含まれるようになった。
http://seneca21st.eco.coocan.jp/working/ogushi/59_05.html
によれば、現在も輸入リンの半分はリン肥料用である。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes/59/12/59_12_733/_pdf
によれば、標準的な吸い方ならば年間の被ばく影響は基準値以下になってはいるが昔の刻みたばこでリン肥料を用いなかった時代に比べれば大幅な増加であろう。リン肥料を大量に用いる米国では紙巻きたばこの中のポロニウムが発がん性の主犯であるとの報告もある。
http://www.nosmoke55.jp/action/1110cigarette_smoke_ri_and_lung_cancer_risk.pdf
ところで、紙巻きたばこもリン肥料もない時代、長崎の隠れキリシタンの女性が隠れたばこを喫する結果でのたばこの害または益はどうだったのだろうか。
1945年の原爆被ばく生存者における広島の女性喫煙者と長崎の女性喫煙者では発がんに対する放射線効果が異なるようである。これが喫煙ホルミシス仮説で説明可能だろうか。
仮に長崎の原爆に被ばく時までに、長崎の女性が、男性や広島の女性よりも刻みたばこを少量喫煙している割合が多かったとすると、喫煙ホルミシス効果により発がんに対する免疫が強化され、被ばくによる発がん影響が男性や広島の女性とは異なっても不思議ではない。
戦前の少量喫煙様式なら、喫煙ホルミシス仮説も検討に値するかもしれない。
これは低線量被ばくであれば、免疫が活性化され、がんなどの病気にかかりにくくなるという効果である。
近年この仮説が多くの科学者からある程度支持されるようになってきた。
佐渡俊彦著「放射線と免疫・ストレス・がん」医療科学社、第5章、他
また、
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2006/061051/200606048A/200606048A0001.pdf
によれば、国内の家屋では、ラドンの濃度がある程度高いと肺がんリスクが低下するらしい。
これは、玉川温泉とか有馬温泉など放射能泉でのがん患者の緩解効果と相通じるところがある。
それならば、喫煙もホルミシス効果はあるのではないだろうか。
がんの主犯と言われて久しい喫煙習慣にこのような効果は本当にないのだろうか。
これは、少量の喫煙ならば発がんへの免疫効果があるという仮説である。
しかし、この話を複雑にしている要因に、紙巻きたばことリン肥料の二つがある。これらはたばこの発がん性を刻みたばこから大きく変えた可能性がある。
江戸時代以前に、我が国に喫煙の習慣を持ち込んだのはキリスト教宣教師だったらしいが、その時代は刻みたばこが普通だった。
舘かおる編「女性とたばこの文化誌」(世織書房)によれば、明治天皇の皇后(昭憲皇太后)は喫煙習慣があり当時としては長命だった。当時は刻みたばこが普通だった。しかし、1926年に紙巻きたばこ生産量が刻みたばこを上回ったそうだ。
紙巻きたばこでは紙の燃焼によるタールなどの影響があるし、キセルによる刻みたばこの少量燃焼とは燃焼温度も異なるだろう。
さらに、戦後はたばこ増産のためリン肥料が大量に使われ、リン肥料の原料である火山性のリン鉱石に含まれるポロニウム210放射能も含まれるようになった。
http://seneca21st.eco.coocan.jp/working/ogushi/59_05.html
によれば、現在も輸入リンの半分はリン肥料用である。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes/59/12/59_12_733/_pdf
によれば、標準的な吸い方ならば年間の被ばく影響は基準値以下になってはいるが昔の刻みたばこでリン肥料を用いなかった時代に比べれば大幅な増加であろう。リン肥料を大量に用いる米国では紙巻きたばこの中のポロニウムが発がん性の主犯であるとの報告もある。
http://www.nosmoke55.jp/action/1110cigarette_smoke_ri_and_lung_cancer_risk.pdf
ところで、紙巻きたばこもリン肥料もない時代、長崎の隠れキリシタンの女性が隠れたばこを喫する結果でのたばこの害または益はどうだったのだろうか。
1945年の原爆被ばく生存者における広島の女性喫煙者と長崎の女性喫煙者では発がんに対する放射線効果が異なるようである。これが喫煙ホルミシス仮説で説明可能だろうか。
仮に長崎の原爆に被ばく時までに、長崎の女性が、男性や広島の女性よりも刻みたばこを少量喫煙している割合が多かったとすると、喫煙ホルミシス効果により発がんに対する免疫が強化され、被ばくによる発がん影響が男性や広島の女性とは異なっても不思議ではない。
戦前の少量喫煙様式なら、喫煙ホルミシス仮説も検討に値するかもしれない。
プラセボと放射線プラセボ ― 2023年11月06日 09:52
https://answers.ten-navi.com/dictionary/cat04/3071/
によれば
「プラセボ効果とはプラシーボ効果の別称で、有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボともいわれる)によって、症状の改善や副作用の出現が見られること。 偽薬効果ともいわれる。 プラセボ効果が起こる理由は明らかになっていないが、暗示や自然治癒力などが背景にあると考えられている。」
米国には、医療費高騰を抑えるにはこのプラセボ効果を利用するのが重要だとの提言、論文もある。
同様に放射線プラセボというものも考えられる。放射線の心理的効果によりがんなどの疾患が発生するかもしれないと不安になり身体的に影響が現れる事である。
しかし、佐渡敏彦「放射線と免疫・ストレス・がん」、医療科学社P.474によれば、
「現在までにチェルノブイリ原発事故の被災者について得られた放射線の被ばくによる健康影響については、放射線の直接的な影響より心理的なストレスや生活習慣の変化による影響のほうが大きく、しかもその影響は発がんリスクよりは、むしろ精神医学的な影響に起因する健康障害のほうが大きいように思われる。 原発事故の被災者については事故発生後かなり早い段階から精神医学的影響が注目されているが少なくとも、事故発生後25年が経過した現時点までは、精神医学的な問題をかかえている集団でがんの発生率が増加したという報告はない。 私の考えでは、原発事故周辺で懸念されるのは、恐らく、すでに高い自然発生率を示す発がんリスクがさらに増加するというよりは、心理的な不安ストレスによるアロスタティック負荷(長期的な生理学的ストレスにより蓄積された悪影響や消耗状態)へのさまざまな健康障害のリスクが増える可能性である。」
と否定的に記載されてはいる。
しかし、発がんの原因というものは現在の医学では明確な説明ができないことが多い。
放射線プラセボ、即ち、放射線を被ばくしたと感じた住民がうつなどの精神的影響によりがんを発症する可能性も考えられる。
この放射線プラセボともいうべき事態を防ぐには、放射線に対する正しい知識の普及が大切だと思う。特に、基準の根拠があいまいなLNT仮説による様々な被ばく基準や規制の中で生活してきた日本人の大部分は、福島のイノシシ等と同様にヒトも放射能を体内に保持していることすら理解してはいない。
放射線プラセボを防ぐための様々な知識が一般化するには三世代くらいはかかるかもしれないが、生物学の知識とともに環境や地球の知識も十分に習得されなければならない。
によれば
「プラセボ効果とはプラシーボ効果の別称で、有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボともいわれる)によって、症状の改善や副作用の出現が見られること。 偽薬効果ともいわれる。 プラセボ効果が起こる理由は明らかになっていないが、暗示や自然治癒力などが背景にあると考えられている。」
米国には、医療費高騰を抑えるにはこのプラセボ効果を利用するのが重要だとの提言、論文もある。
同様に放射線プラセボというものも考えられる。放射線の心理的効果によりがんなどの疾患が発生するかもしれないと不安になり身体的に影響が現れる事である。
しかし、佐渡敏彦「放射線と免疫・ストレス・がん」、医療科学社P.474によれば、
「現在までにチェルノブイリ原発事故の被災者について得られた放射線の被ばくによる健康影響については、放射線の直接的な影響より心理的なストレスや生活習慣の変化による影響のほうが大きく、しかもその影響は発がんリスクよりは、むしろ精神医学的な影響に起因する健康障害のほうが大きいように思われる。 原発事故の被災者については事故発生後かなり早い段階から精神医学的影響が注目されているが少なくとも、事故発生後25年が経過した現時点までは、精神医学的な問題をかかえている集団でがんの発生率が増加したという報告はない。 私の考えでは、原発事故周辺で懸念されるのは、恐らく、すでに高い自然発生率を示す発がんリスクがさらに増加するというよりは、心理的な不安ストレスによるアロスタティック負荷(長期的な生理学的ストレスにより蓄積された悪影響や消耗状態)へのさまざまな健康障害のリスクが増える可能性である。」
と否定的に記載されてはいる。
しかし、発がんの原因というものは現在の医学では明確な説明ができないことが多い。
放射線プラセボ、即ち、放射線を被ばくしたと感じた住民がうつなどの精神的影響によりがんを発症する可能性も考えられる。
この放射線プラセボともいうべき事態を防ぐには、放射線に対する正しい知識の普及が大切だと思う。特に、基準の根拠があいまいなLNT仮説による様々な被ばく基準や規制の中で生活してきた日本人の大部分は、福島のイノシシ等と同様にヒトも放射能を体内に保持していることすら理解してはいない。
放射線プラセボを防ぐための様々な知識が一般化するには三世代くらいはかかるかもしれないが、生物学の知識とともに環境や地球の知識も十分に習得されなければならない。
田と山 ― 2023年11月08日 03:59
日本人の名前が出ない時、風景とその修飾語の組み合わせで考えてみることがある。
内田ー内山
北田ー北山
上田ー上山
高田ー高山
といった具合で、修飾語には、順位、方向、比較などを割り当てて見る。
ちょっと難しいのが性質や抽象的概念を示す文字で
福田ー福山
は有るが
幸田ーこうやま
はない。だが、
香田ー香山
があった。
動植物はどうだろう。
藤田ー藤山
はあるが、
熊田ーくまやま
は聞いたことがない。
山に熊がいるのは当然の事なので苗字にはならないようだ。
そこで、
熊野、熊川、熊岡、熊谷
と書いたところで、来週のハイキングには
熊鈴
を持参するべきなのを思い出した。地球温暖化は日本人の名前にも影響するのだろうか?
内田ー内山
北田ー北山
上田ー上山
高田ー高山
といった具合で、修飾語には、順位、方向、比較などを割り当てて見る。
ちょっと難しいのが性質や抽象的概念を示す文字で
福田ー福山
は有るが
幸田ーこうやま
はない。だが、
香田ー香山
があった。
動植物はどうだろう。
藤田ー藤山
はあるが、
熊田ーくまやま
は聞いたことがない。
山に熊がいるのは当然の事なので苗字にはならないようだ。
そこで、
熊野、熊川、熊岡、熊谷
と書いたところで、来週のハイキングには
熊鈴
を持参するべきなのを思い出した。地球温暖化は日本人の名前にも影響するのだろうか?
マウスとヒトの差 ― 2023年11月10日 13:35
コロナワクチンの問題点として治験が十分されたのかという疑問が上がっているが、マウスではいろいろ実験をしているはずである。マウスとヒトは同じ哺乳類でよく治療薬などの実験には使われるが、免疫機能はどの程度似ているのだろうか。体型も違うし、進化系統樹での分岐以来の歴史も異なる。
マウスはヒトと7500万年前に分岐したらしいが、現在までの免疫獲得の年数は同じはずである。但し、DNAの構成は大きく異なる。
各種ウイルスに対しては暴露環境が同じなら両者の免疫獲得に対して大きな差はないのかもしれない。
しかし、放射線の被ばくに対する免疫については、少なくとも体系が大きく異なるので、同じ空間線量に対して被ばく線量は大きく異なる。即ち、マウスは体系が球に近いので、表面積/体積比が小さい。一方、ヒトは背が高い円柱状なので表面積/体積比が大きくなる。即ち、同一の空間線量なら、ヒトのほうがマウスよりも被ばく量が大きく、獲得免疫も大きくなるはずである。
孤立系の円柱での放射線の被ばく量Rは、表面積S、体積Vならば、被ばく量はSに比例することになる。
即ち、ヒトの場合は円柱で半径0.3m、胴長1.0mならば表面積は1.88m2
マウスの場合は円柱で半径0.05m、胴長0.1mならば0.047m2であり、
約40倍の差となる。
即ち、進化において、ヒトとDNAは約40倍の被ばく刺激を経験していることになる。この経験差が獲得免疫の差になっているとしたら、マウスよりも人のほうが40倍は放射線に耐性があることになり、ウイルス同様、マウスでの実験結果をそのまま受け入れるのは合理的とは言えない。
しかし、マウスと異なり、ヒトでの照射実験は倫理的に問題がある。原爆の被ばく経験はあるが、原爆の場合は瞬間被ばくなので、原子炉事故などの長時間慢性被ばくに適用できるかに問題がある。
では、どうすればよいか。
医療被ばくでは原爆と異なり、慢性被ばくに近い長時間での被爆である。医療被ばくの実態を調査し、データベース化することで多少は影響の程度が明らかになるかもしれない。
現状では、統計的に意味のある医療被ばくでの免疫応答に対する定量的データで公開されたものは見つからなかった。
マウスはヒトと7500万年前に分岐したらしいが、現在までの免疫獲得の年数は同じはずである。但し、DNAの構成は大きく異なる。
各種ウイルスに対しては暴露環境が同じなら両者の免疫獲得に対して大きな差はないのかもしれない。
しかし、放射線の被ばくに対する免疫については、少なくとも体系が大きく異なるので、同じ空間線量に対して被ばく線量は大きく異なる。即ち、マウスは体系が球に近いので、表面積/体積比が小さい。一方、ヒトは背が高い円柱状なので表面積/体積比が大きくなる。即ち、同一の空間線量なら、ヒトのほうがマウスよりも被ばく量が大きく、獲得免疫も大きくなるはずである。
孤立系の円柱での放射線の被ばく量Rは、表面積S、体積Vならば、被ばく量はSに比例することになる。
即ち、ヒトの場合は円柱で半径0.3m、胴長1.0mならば表面積は1.88m2
マウスの場合は円柱で半径0.05m、胴長0.1mならば0.047m2であり、
約40倍の差となる。
即ち、進化において、ヒトとDNAは約40倍の被ばく刺激を経験していることになる。この経験差が獲得免疫の差になっているとしたら、マウスよりも人のほうが40倍は放射線に耐性があることになり、ウイルス同様、マウスでの実験結果をそのまま受け入れるのは合理的とは言えない。
しかし、マウスと異なり、ヒトでの照射実験は倫理的に問題がある。原爆の被ばく経験はあるが、原爆の場合は瞬間被ばくなので、原子炉事故などの長時間慢性被ばくに適用できるかに問題がある。
では、どうすればよいか。
医療被ばくでは原爆と異なり、慢性被ばくに近い長時間での被爆である。医療被ばくの実態を調査し、データベース化することで多少は影響の程度が明らかになるかもしれない。
現状では、統計的に意味のある医療被ばくでの免疫応答に対する定量的データで公開されたものは見つからなかった。
関東大震災の震源と震源移動 ― 2023年11月14日 10:20
関東大震災での震源は、相模湾だと思っていたら、最近の研究では神奈川県西部の大井松田IC付近のようだ。
そこで気になるのは、11月10日午前の神奈川東部を震源とする地震だ。
今まで千葉県西部の地震は多かったが、ついに震源が西進してきたのではないかと心配になる。まあ、首都圏直下型地震はいつ来てもおかしくないと言われてから久しいが、震源の移動はかなり気になるところではある。
ともかく、大震災に何時遭っても何とかなるような準備だけはしておくべきだろう。
特に近年は異常気象で強い低気圧が時々発生する。地震と気圧の関係性がどの程度あるのか定説はないようだが、異常に強い低気圧の時は特に注意が必要に思う。
そこで気になるのは、11月10日午前の神奈川東部を震源とする地震だ。
今まで千葉県西部の地震は多かったが、ついに震源が西進してきたのではないかと心配になる。まあ、首都圏直下型地震はいつ来てもおかしくないと言われてから久しいが、震源の移動はかなり気になるところではある。
ともかく、大震災に何時遭っても何とかなるような準備だけはしておくべきだろう。
特に近年は異常気象で強い低気圧が時々発生する。地震と気圧の関係性がどの程度あるのか定説はないようだが、異常に強い低気圧の時は特に注意が必要に思う。
米国のクマ安楽死事情 ― 2023年11月15日 07:57
https://www.cnn.co.jp/fringe/35209210.html
によればコロラド州でもクマの食料は減っているようだ。
異常気象は世界的なものなのである。
クマが米国で自然保護上どのように扱われているのか、デアハンターのように猟銃も一般的な米国では、動物によって駆除に対する態度が大きく変わるのかもしれない。以前、米国行きのフライトで、ある日本在住米国人が帰ったらデアハンティングをするのが楽しみだと言っていた。 日本ではシカは一般人の狩猟対象にはならないが、一部の州では一般人の趣味のようなものらしい。
その米国で開かれたある夕食会で、日本人はクジラ肉を今でも食べていると名指しされたが、クジラ肉を食べる日本人を差別しながら、シカは保護に値しないと考える米国の平均的な人々の心情を理解はできなくもない。
クマの駆除への態度も米国でも人によって様々だろう。
ただ、この記事では飢えたクマを安楽死させたことになっている。
日本も強力な麻酔銃などの使用をクマなどの野生動物駆除の際の手法として一般化させ、クマを安楽死させるシステムを構築すること、最近問題になっている一部動物保護団体による自治体へのクレームを和らげることはできるだろう。
によればコロラド州でもクマの食料は減っているようだ。
異常気象は世界的なものなのである。
クマが米国で自然保護上どのように扱われているのか、デアハンターのように猟銃も一般的な米国では、動物によって駆除に対する態度が大きく変わるのかもしれない。以前、米国行きのフライトで、ある日本在住米国人が帰ったらデアハンティングをするのが楽しみだと言っていた。 日本ではシカは一般人の狩猟対象にはならないが、一部の州では一般人の趣味のようなものらしい。
その米国で開かれたある夕食会で、日本人はクジラ肉を今でも食べていると名指しされたが、クジラ肉を食べる日本人を差別しながら、シカは保護に値しないと考える米国の平均的な人々の心情を理解はできなくもない。
クマの駆除への態度も米国でも人によって様々だろう。
ただ、この記事では飢えたクマを安楽死させたことになっている。
日本も強力な麻酔銃などの使用をクマなどの野生動物駆除の際の手法として一般化させ、クマを安楽死させるシステムを構築すること、最近問題になっている一部動物保護団体による自治体へのクレームを和らげることはできるだろう。
がん治療と原爆、宇宙線被ばくの関係 ― 2023年11月23日 07:16
前立腺の放射線治療では最大60シーベルト受ける。
広島原爆の生存者の被ばく量は最大4シーベルトで、放射線影響で固形がんが数倍増加した。
では、前立腺がんの放射線治療でがんが治るのはなぜか?
一見、大きながんパラドックスがあるように見える。
しかし、免疫機能は「細胞内の化学変化過程で十分機能するには一定の時間が必要である」と考えれば謎は解ける。
原爆は瞬間(1ミリ秒以下)での大量被ばくだが
一方、放射線治療の被ばく時間は数時間レベルである。
原爆のような強烈な放射線発生装置はいまだにないのである。
両者の単位時間当たりの被ばく量にはおよそ6桁の差がある。
放射線治療では、がん周辺の正常細胞部では免疫機能が残っているのでがん化しにくい。しかし、がん細胞部ではがん抑制遺伝子が失われている上に、増殖のための細胞分裂が正常細胞に比べけた違いに活発になっている。細胞分裂が活発だと、DNAがほどけて一本鎖になる不安定な期間が長くなり、放射線被ばくで損傷するため、がん細胞が優先的に死滅する。
原爆では、瞬間被ばくであり、過去人類が経験した事がなかったため正常細胞であってもがん抑制遺伝子などによる免疫機能が時間的に間に合わず、がん細胞に変化したまま残ったのである。
ICRPはこの原爆被ばく生存者のがん発生実績調査を主たる根拠として、年間被ばく許容限度を決めた。
これは、1ミリ秒と1年を同じ時間だと考えているに等しい。マウスなどで急速照射をしていると称してはいるが、原爆の瞬間被ばくを模擬しているとは言い難い。
そこで気になるのが、最近増えているCAにおける乳がんなどの発生数増加である。その原因は、従来、宇宙線の恒常的な被ばくと考えられているようだが、そうではないはずである。それは、年間数回発生する太陽フレア(太陽表面黒点での核融合反応の異常増大)発生における初期のインプレシブ相におけるX線の急激な増加による瞬間被ばくの影響と考えられる。これは成層圏における太陽の核融合反応による水爆被ばくに相当する。
(https://iopscience.iop.org/article/10.3847/0004-637X/818/1/56
のPDF図2、図3)
黒点の大きさは地球の数倍になるので、この瞬間的に発生する大量の宇宙線はほぼ平行ビームとして飛行機の搭乗者を襲う。そして、運悪くこの瞬間に飛行機に搭乗していたCAの乳房(旅客も同じだが)はがん細胞を生じることになる。
このような宇宙線はジェット機や宇宙ロケット以前には、地上に生活して、大気の宇宙線遮へい(約3桁下になる)の恩恵を受けていた人類は受けた経験がない。
原爆被ばく者のがん発生データでも女性の固形がん発生率は男性より2倍程度多い。これはパイロットよりも特にCAにがん発生が多いことと符合している。
即ち、ICRPは年間被ばく量や3か月単位被ばく量で規制しているが、このような瞬間被ばくは規制対象となっていない。これが福島の規制(1~20ミリシーベルト/年)と放射線がん治療(最大60シーベルト)のレベルがけた違いでになっているというがんパラドックスを含むすべての放射線規制問題の不整合の原因である。
なお、上記仮説における瞬間被ばくにおける男女差について、理由づけるとすれば、人類が発生して以来、200万年ほど、男性は狩猟で大量の太陽光線を浴びる傾向があったが、女性は森の中で子育てに時間を掛けていたために太陽フレアに対する免疫性がそれほど獲得できなかったという状況も考えられる。
広島原爆の生存者の被ばく量は最大4シーベルトで、放射線影響で固形がんが数倍増加した。
では、前立腺がんの放射線治療でがんが治るのはなぜか?
一見、大きながんパラドックスがあるように見える。
しかし、免疫機能は「細胞内の化学変化過程で十分機能するには一定の時間が必要である」と考えれば謎は解ける。
原爆は瞬間(1ミリ秒以下)での大量被ばくだが
一方、放射線治療の被ばく時間は数時間レベルである。
原爆のような強烈な放射線発生装置はいまだにないのである。
両者の単位時間当たりの被ばく量にはおよそ6桁の差がある。
放射線治療では、がん周辺の正常細胞部では免疫機能が残っているのでがん化しにくい。しかし、がん細胞部ではがん抑制遺伝子が失われている上に、増殖のための細胞分裂が正常細胞に比べけた違いに活発になっている。細胞分裂が活発だと、DNAがほどけて一本鎖になる不安定な期間が長くなり、放射線被ばくで損傷するため、がん細胞が優先的に死滅する。
原爆では、瞬間被ばくであり、過去人類が経験した事がなかったため正常細胞であってもがん抑制遺伝子などによる免疫機能が時間的に間に合わず、がん細胞に変化したまま残ったのである。
ICRPはこの原爆被ばく生存者のがん発生実績調査を主たる根拠として、年間被ばく許容限度を決めた。
これは、1ミリ秒と1年を同じ時間だと考えているに等しい。マウスなどで急速照射をしていると称してはいるが、原爆の瞬間被ばくを模擬しているとは言い難い。
そこで気になるのが、最近増えているCAにおける乳がんなどの発生数増加である。その原因は、従来、宇宙線の恒常的な被ばくと考えられているようだが、そうではないはずである。それは、年間数回発生する太陽フレア(太陽表面黒点での核融合反応の異常増大)発生における初期のインプレシブ相におけるX線の急激な増加による瞬間被ばくの影響と考えられる。これは成層圏における太陽の核融合反応による水爆被ばくに相当する。
(https://iopscience.iop.org/article/10.3847/0004-637X/818/1/56
のPDF図2、図3)
黒点の大きさは地球の数倍になるので、この瞬間的に発生する大量の宇宙線はほぼ平行ビームとして飛行機の搭乗者を襲う。そして、運悪くこの瞬間に飛行機に搭乗していたCAの乳房(旅客も同じだが)はがん細胞を生じることになる。
このような宇宙線はジェット機や宇宙ロケット以前には、地上に生活して、大気の宇宙線遮へい(約3桁下になる)の恩恵を受けていた人類は受けた経験がない。
原爆被ばく者のがん発生データでも女性の固形がん発生率は男性より2倍程度多い。これはパイロットよりも特にCAにがん発生が多いことと符合している。
即ち、ICRPは年間被ばく量や3か月単位被ばく量で規制しているが、このような瞬間被ばくは規制対象となっていない。これが福島の規制(1~20ミリシーベルト/年)と放射線がん治療(最大60シーベルト)のレベルがけた違いでになっているというがんパラドックスを含むすべての放射線規制問題の不整合の原因である。
なお、上記仮説における瞬間被ばくにおける男女差について、理由づけるとすれば、人類が発生して以来、200万年ほど、男性は狩猟で大量の太陽光線を浴びる傾向があったが、女性は森の中で子育てに時間を掛けていたために太陽フレアに対する免疫性がそれほど獲得できなかったという状況も考えられる。
指痛と無線マウスは関係するか? ― 2023年11月25日 07:52
半年前から右手中指の関節間に痛みを感じるようになった。きっかけはスマホの非接触型充電機能があるスマホフォルダーがダッシュボードについた車で長時間運転をした時である。そのフォルダ-と右手の距離は数センチメートルだった。
その後、中指の痛みは治まらず、時々痛みの個所も中指の中で移動するようになってきた。また、その痛みも耐えられないほどではないが強くなってきたような気がする。
そこで、これには無線マウスから発する電磁波が関係するのではないかと思いつき、先日、有線マウスに取り換えてみた。(キーボードは有線のままである。)
その結果、なぜか右手中指の痛みは治まったのである。
電磁波は放射線(正確には電離放射線)と同じ仲間ではあるが、光子1個のエネルギーは一般にガンマ線やX線より数ケタ低い。しかし、その光子の数は地球上の放射線レベルに比べ数ケタ大きい。また、このような強烈な電磁波は人類発生以来経験したことがないようなレベルである。特に夜間は太陽からの電磁波はほぼ遮へいされてきたが、20世紀以降の文明社会における夜間は電磁波で満ち溢れている。その中で無線マウスの発する電磁波は手に多大の影響を与えているのではないか。
これは私の思いつきというわけでもない。イージス艦がレーダー使用時に甲板上に上がることは禁じられている。また、オーリングテストで患者に信頼を得ていた故豊岡賢治医師提唱の電気製品排除寝室での睡眠健康回復法は確かに有効に感じられた。(オーリングテストはいまだに有効性への議論は続いているが)
ともかく、手や指の痛みがある方は無線マウスを一旦有線マウスに変えてみる価値はあると思う。このあたりの基準はスマホも含め曖昧なところがある。放射線とは逆に緩すぎるのかもしれない。
その後、中指の痛みは治まらず、時々痛みの個所も中指の中で移動するようになってきた。また、その痛みも耐えられないほどではないが強くなってきたような気がする。
そこで、これには無線マウスから発する電磁波が関係するのではないかと思いつき、先日、有線マウスに取り換えてみた。(キーボードは有線のままである。)
その結果、なぜか右手中指の痛みは治まったのである。
電磁波は放射線(正確には電離放射線)と同じ仲間ではあるが、光子1個のエネルギーは一般にガンマ線やX線より数ケタ低い。しかし、その光子の数は地球上の放射線レベルに比べ数ケタ大きい。また、このような強烈な電磁波は人類発生以来経験したことがないようなレベルである。特に夜間は太陽からの電磁波はほぼ遮へいされてきたが、20世紀以降の文明社会における夜間は電磁波で満ち溢れている。その中で無線マウスの発する電磁波は手に多大の影響を与えているのではないか。
これは私の思いつきというわけでもない。イージス艦がレーダー使用時に甲板上に上がることは禁じられている。また、オーリングテストで患者に信頼を得ていた故豊岡賢治医師提唱の電気製品排除寝室での睡眠健康回復法は確かに有効に感じられた。(オーリングテストはいまだに有効性への議論は続いているが)
ともかく、手や指の痛みがある方は無線マウスを一旦有線マウスに変えてみる価値はあると思う。このあたりの基準はスマホも含め曖昧なところがある。放射線とは逆に緩すぎるのかもしれない。
無線マウスと低周波治療の差 ― 2023年11月26日 05:50
量子論によれば周波数νの電磁波のエネルギーEはプランク定数hを用いて
E=hν
ということになっている。
手元の無線マウスで通信に使われる周波数は2.4GHzだが、運動選手の疲労回復や、整体治療で用いられる低周波治療の周波数は1200Hzだそうである。
即ち、エネルギーで2000倍の差がある。
但し、これは電磁波の粒子である光子1個のエネルギーである。
光子の個数はその装置や発生源からの距離に依存するので電磁波を被ばくしたときの全エネルギーは状況次第ではある。
しかし、光子自体は細胞内の原子核や電子との相互作用でエネルギーをやり取りし、生体に影響をおよぼすのであるから、第一義的には光子のエネルギーが重要なファクターであろう。
こう考えれば、電磁波の周波数が最も重要である。即ち、適度な治療効果を得るには、高すぎても、低すぎても良くない。
がんの放射線治療とがん予防の規制の関係の場合は、数ミリシーベルト以下に規制しながら、放射線治療では数シーベルト以上を照射するのに比べれば、電磁波の規制のほうが妥当性は高い。電磁波の場合は、被ばく基準の基になった原爆や太陽フレアインパルシブ相のような瞬間被ばくが考えられないということも利いているのかもしれない。
https://3rrr-btob.jp/archives/column/measuring-equipment/20678
によれば、周波数により電界強度に国際的な基準があり、スマホなどの電気製品もこの基準で製造されているはずだが、放射線同様その基準値自体が根拠は明確になっていない場合が多い。一般的には周波数が高いほど電界強度の規制値は小さくなっている。
しばらくは、電磁波の基準は一般人に対するものと考え、高周波の電磁波を他人より多くは浴びないように工夫するのが良いと思う。
即ち、無線マウスを一日中使うようなことは一般人とはかけ離れているはずで、あまり体には良くないということになる。
E=hν
ということになっている。
手元の無線マウスで通信に使われる周波数は2.4GHzだが、運動選手の疲労回復や、整体治療で用いられる低周波治療の周波数は1200Hzだそうである。
即ち、エネルギーで2000倍の差がある。
但し、これは電磁波の粒子である光子1個のエネルギーである。
光子の個数はその装置や発生源からの距離に依存するので電磁波を被ばくしたときの全エネルギーは状況次第ではある。
しかし、光子自体は細胞内の原子核や電子との相互作用でエネルギーをやり取りし、生体に影響をおよぼすのであるから、第一義的には光子のエネルギーが重要なファクターであろう。
こう考えれば、電磁波の周波数が最も重要である。即ち、適度な治療効果を得るには、高すぎても、低すぎても良くない。
がんの放射線治療とがん予防の規制の関係の場合は、数ミリシーベルト以下に規制しながら、放射線治療では数シーベルト以上を照射するのに比べれば、電磁波の規制のほうが妥当性は高い。電磁波の場合は、被ばく基準の基になった原爆や太陽フレアインパルシブ相のような瞬間被ばくが考えられないということも利いているのかもしれない。
https://3rrr-btob.jp/archives/column/measuring-equipment/20678
によれば、周波数により電界強度に国際的な基準があり、スマホなどの電気製品もこの基準で製造されているはずだが、放射線同様その基準値自体が根拠は明確になっていない場合が多い。一般的には周波数が高いほど電界強度の規制値は小さくなっている。
しばらくは、電磁波の基準は一般人に対するものと考え、高周波の電磁波を他人より多くは浴びないように工夫するのが良いと思う。
即ち、無線マウスを一日中使うようなことは一般人とはかけ離れているはずで、あまり体には良くないということになる。
読唇術と難聴 ― 2023年11月29日 06:24
最近、時々聞き取れないことが多くなった。老人性難聴なのであろう。
補聴器をつけるほどではないようにも思うがそれが一番厄介な状態である。自分では聞き取れていると思っても相手は回答がマッチしていないのでいやな思いをする。コミュ難である。
これを解決する手段として、読唇術を身に着けるという方法はどうだろうか。
ちょっと調べてみたが、残念ながらろうあ者でもマスターしている人はほとんどいないし、通常は読唇術の正解率は半分以下なのだそうだ。
だが、よく考えると他人の話を聞くときに読唇術のように、真正面から相手の顔を見て、態度も見るような状態にしていることはまれである。
大体が、耳で話を聞いているだけで、相手をまともには見ていない。これでは、相手の言いたいことを正確に把握することは難しい。これからは、できるだけ正対して他人の話を聞くように努力しよう。
もう一つ、単語の一部を聞き取れないときにうまい方法があった。それは、聞こえたままの発音XXXXをそのままおうむ返しにして、「XXXXて何ですか」と話すことである。それが頻繁なら補聴器が必要だが、たまにある程度ならいいだろう。相手は「XXXX」が何なのか笑いながら教えてくれるだろう。
補聴器をつけるほどではないようにも思うがそれが一番厄介な状態である。自分では聞き取れていると思っても相手は回答がマッチしていないのでいやな思いをする。コミュ難である。
これを解決する手段として、読唇術を身に着けるという方法はどうだろうか。
ちょっと調べてみたが、残念ながらろうあ者でもマスターしている人はほとんどいないし、通常は読唇術の正解率は半分以下なのだそうだ。
だが、よく考えると他人の話を聞くときに読唇術のように、真正面から相手の顔を見て、態度も見るような状態にしていることはまれである。
大体が、耳で話を聞いているだけで、相手をまともには見ていない。これでは、相手の言いたいことを正確に把握することは難しい。これからは、できるだけ正対して他人の話を聞くように努力しよう。
もう一つ、単語の一部を聞き取れないときにうまい方法があった。それは、聞こえたままの発音XXXXをそのままおうむ返しにして、「XXXXて何ですか」と話すことである。それが頻繁なら補聴器が必要だが、たまにある程度ならいいだろう。相手は「XXXX」が何なのか笑いながら教えてくれるだろう。
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