理研は雇止めを撤回すべきだ!2023年05月18日 18:26

 理研とは何の利益相反もないが、かつて、複数の知人がいた。彼らは全員、研究者として優秀な人間で、海外での学会発表でも常に賞賛されている人々であった。

 今日のニュースによれば、97人が雇止めにあったそうである。10年ルールという根拠もエビデンスもない文科省ベースの規則に従って辞めさせられた。研究はスポーツでも営業でもない。殆どの研究は10年で目立った成果を生むことはない。10年の根拠はない。10年ということ自体が、10進法を信じる誰かが決めた無意味な期限である。単に一般人の指が10本あっただけで決められら10進法にどんな科学的根拠があるのだろうか、

 理研が文科省の補助金を欲しいというのは分かるが、その結果、日本の頭脳が流出したり、無駄に市井に埋もれてしまう。理研には理事長決済による雇用システムがあり、気に入られた研究者は再雇用されるそうだ。これこそ、職権乱用である。雇止めされた研究者と再雇用された研究者を判別できる客観的な指標があるなら公表すべきだ。それが税金を使う研究所の義務であるが、そのような指標についての情報は聞いたことがない。恣意的に決まっているに違いない。

 このような民間会社のような恣意的判断で、理研のような日本の中枢研究機関のレベルを下げることは、国立大学法人の研究開発能力に関する地盤沈下と同様、日本の研究開発能力に対する将来を危うくするものである。

 早急に雇止めを撤回すべきだ。
理研とはリケンわかめを朝頂く以外なんの利害関係もないのだが、オジサンは怒っているゾ。

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