冬の小鳥と皇帝ペンギン2024年11月27日 07:30

 昔々、北の国の寒い山の上の講義室で授業を受けていた。なぜか天窓が少しだけ開いていた。皆がざわつくので、振り向いてみると小鳥が窓から入ってきて暖房の効いた部屋の中を飛んでいる。

 難しい量子論の講義がますますわからなくなった。その小鳥がその後どうしたのか、我々がどうしたのか、記憶にない。

 量子論を再履修しようと、中田宗隆先生の本やブログを読んでいたら、皇帝ペンギンは南極の冬を過ごすのに、周囲を回る個体と中心でじっとしている個体が集まって群れを作ることで越冬するそうだ。
 https://web.tuat.ac.jp/~nakata/chemical%20Intro.html#%E7%9A%87%E5%B8%9D%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%B6%8A%E5%86%AC

 もしも、あの小鳥が飛ぶことが出来なかったら、皇帝ペンギンのように集団で越冬する知恵が生まれただろうか。飛ぶことができる鳥と飛べない鳥では、飛べない鳥の方が知恵が発達し、集団で対応するという社会が生まれるということなのだろうか。

 ヒトは飛べない鳥の生まれ変わりなのだろうか。

 中島みゆきの歌が思い出される。

 「この空を飛べたら」
 https://www.uta-net.com/song/53792/

 アフリカにいた飛べない孤独な鳥たちが集まってヒトに進化したのかもしれない。