新幹線切り離し事故と予備装置のメンテナンス ― 2024年09月28日 02:56
東北新幹線のはやぶさとこまちの切り離し事故の原因は予備切り離し装置の誤起動だそうだ。起動装置内の微小金属片によるショートで起動したらしい。
電気設備の機能というものは、直視では見えないことが多いので、不具合の発生の対応をしようとしても原因不明のまま終わることが多い。、
今回もプログラムのバグだろうとある制御設備の専門家が予想していた。しかし、JR東日本の調査結果はかなり予想外のものであった。
新聞報道では、この予備切り離し装置は、連結がうまくいかなかった場合に備え、いったん切り離すための装置で、普段は用いないものだそうである。使うとしても停車時にしか使うはずがないとシステム設計者は考えたのであろう。そのため、その予備装置の作動時の列車の速度には制限がなかったので、高速走行中に混入した金属片が、多分振動の影響だろうが回路を誤起動させたのである。
これを防ぐには速度制限を設ければいいはずだが、微小金属片の混入までは想定していなかったということで予想外の事態だったのである。
事故は一般に予想外の事態でしか起こりえないが、特にこのような普段使用しない設備ではメンテナンスが疎かになる。あらゆる事故を防ぐことは難しいが、JRは予備装置も含め、保守補修性を重視した設計を今後は取り入れるべきだろう。
電気設備の機能というものは、直視では見えないことが多いので、不具合の発生の対応をしようとしても原因不明のまま終わることが多い。、
今回もプログラムのバグだろうとある制御設備の専門家が予想していた。しかし、JR東日本の調査結果はかなり予想外のものであった。
新聞報道では、この予備切り離し装置は、連結がうまくいかなかった場合に備え、いったん切り離すための装置で、普段は用いないものだそうである。使うとしても停車時にしか使うはずがないとシステム設計者は考えたのであろう。そのため、その予備装置の作動時の列車の速度には制限がなかったので、高速走行中に混入した金属片が、多分振動の影響だろうが回路を誤起動させたのである。
これを防ぐには速度制限を設ければいいはずだが、微小金属片の混入までは想定していなかったということで予想外の事態だったのである。
事故は一般に予想外の事態でしか起こりえないが、特にこのような普段使用しない設備ではメンテナンスが疎かになる。あらゆる事故を防ぐことは難しいが、JRは予備装置も含め、保守補修性を重視した設計を今後は取り入れるべきだろう。
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