PCのバッテリー交換後のファン不具合対策のその後 ― 2025年03月07日 10:39
2月28日に上記のHPパソコンの電池交換後のファン不具合問題を挙げた。
しかし、BIOSなどどこをいじっても起動時のファンエラーは消えない。無視してエンターを押し、ファンなしで起動することはできるが、加熱が心配だ。
そこで、ChatGPTに裏ブタの開け方を聞き、T5ドライバーを購入(計1000円ほど)して思い切って開けてみた。
そしたらなんと、ファンの上に小さなねじが転がっていた。
このねじを拾い、裏ブタを締めなおして、無事問題なく再起動できた。安い街のパソコン修理屋さんを使うときは、メモリーを消されないのはいいが、引き取るときにきちんと再起動できるか若干の注意が必要だ。
現在の気がかりはそのねじがどこについていたのか不明なことだ。あと5年はこのPCが動いてくれることを期待するが、東北新幹線切り離し事故も修理した半年後に2度目が起こった。このPCはどうなることだろう!!機械的な不具合と電気的な不具合はどこかで連動ずるらしいから。
ねじの締め付け力も微視的には電子同士の化学結合力に依存しているのだから。
ところでT5ドライバーというのはT型ねじ(トルクスタイプねじ)を締めるためのドライバーでねじの頭は星形である。なぜこのようなマイナスでもなく、プラスでもなく、六角でもない特殊な溝のねじを使うのか。
トルクス(Torx)ねじの発明
Camcar Textron は1967年に Torx(トルクス)ねじ を開発しました。トルクスねじは、六角星型(★型)の溝を持ち、従来のプラス(+)やマイナス(−)ねじと比べて、以下のようなメリットがあります:
カムアウト(工具が外れる現象)が少ない
トルクの伝達効率が高い
ねじ頭の損傷が少ない
ということで、小さなねじに向いているようだ。T5はその中でも最小で、パソコンの裏蓋を締めるには最適なのだろう。
実は、山スキー用の締め具で用いられている軽量のTNTという締め具もこのねじを使っている。但し、サイズはT15で3倍程度太い。このぐらいの太さはスキーと人体をつなげるためには必要なのだろう。断面積当たりの負荷は太さの2乗に比例するからである。
問題は、マイナスでもプラスでもないので専用のドライバーを携行しないと緩んだ時にどうしようもないということである。ただ、その太さは2.5㎜程度なので通常の5㎜程度の太さのドライバーに比べれば4分の1である。通常使わない道具は軽いに越したことはない。
しかし、BIOSなどどこをいじっても起動時のファンエラーは消えない。無視してエンターを押し、ファンなしで起動することはできるが、加熱が心配だ。
そこで、ChatGPTに裏ブタの開け方を聞き、T5ドライバーを購入(計1000円ほど)して思い切って開けてみた。
そしたらなんと、ファンの上に小さなねじが転がっていた。
このねじを拾い、裏ブタを締めなおして、無事問題なく再起動できた。安い街のパソコン修理屋さんを使うときは、メモリーを消されないのはいいが、引き取るときにきちんと再起動できるか若干の注意が必要だ。
現在の気がかりはそのねじがどこについていたのか不明なことだ。あと5年はこのPCが動いてくれることを期待するが、東北新幹線切り離し事故も修理した半年後に2度目が起こった。このPCはどうなることだろう!!機械的な不具合と電気的な不具合はどこかで連動ずるらしいから。
ねじの締め付け力も微視的には電子同士の化学結合力に依存しているのだから。
ところでT5ドライバーというのはT型ねじ(トルクスタイプねじ)を締めるためのドライバーでねじの頭は星形である。なぜこのようなマイナスでもなく、プラスでもなく、六角でもない特殊な溝のねじを使うのか。
トルクス(Torx)ねじの発明
Camcar Textron は1967年に Torx(トルクス)ねじ を開発しました。トルクスねじは、六角星型(★型)の溝を持ち、従来のプラス(+)やマイナス(−)ねじと比べて、以下のようなメリットがあります:
カムアウト(工具が外れる現象)が少ない
トルクの伝達効率が高い
ねじ頭の損傷が少ない
ということで、小さなねじに向いているようだ。T5はその中でも最小で、パソコンの裏蓋を締めるには最適なのだろう。
実は、山スキー用の締め具で用いられている軽量のTNTという締め具もこのねじを使っている。但し、サイズはT15で3倍程度太い。このぐらいの太さはスキーと人体をつなげるためには必要なのだろう。断面積当たりの負荷は太さの2乗に比例するからである。
問題は、マイナスでもプラスでもないので専用のドライバーを携行しないと緩んだ時にどうしようもないということである。ただ、その太さは2.5㎜程度なので通常の5㎜程度の太さのドライバーに比べれば4分の1である。通常使わない道具は軽いに越したことはない。
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