日本でもBMI25-27が死亡リスク最小となっていた ― 2025年01月17日 05:20
国立がんセンターの下記サイトにおける日本のコホート研究のプール解析によれば、
https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2830.html
「男性の「全死因」を見ると、23未満のBMIに対応する3つのカテゴリーにおいて死亡リスクが上昇しています。これは統計的に有意なものです。死亡リスクはBMI25-27のカテゴリーで最低であり、それよりBMI高値カテゴリーでは上昇に転じるのですが、統計学的に有意に高くなるのはBMI30-40のカテゴリー(肥満)だけです。死亡リスクの上昇は、むしろBMI低値(やせ)の方がより顕著であり、グラフは「逆J型」の曲線を描きます。死因別に見ると、「がん」と「その他」の死因による死亡リスクは「全死因」同様「逆J型」の曲線を描きますが、「心臓病」と「脳血管疾患」による死亡リスクは、BMIの高低による上昇が拮抗しているか、またはBMI高値の場合により顕著な上昇が見られ、そのグラフは「U型」または「J型」の曲線を描いています。
女性の「全死因」による死亡リスクのグラフも、男性と同様、「逆J型」の曲線を描きますが、「がん」による死亡リスクについては男性の場合と異なり「逆J型」が見られず、統計的に有意なリスク上昇がみられるのはBMI30-40カテゴリー(肥満)においてのみでした。「心臓病」と「脳血管疾患」の死亡リスクについては男性の場合と同様「U型」または「J型」の曲線が見られました。」
と記載されており、一般に言われていたBMIを25以下にすべきという見解とは明らかに異なっている。男性で23未満では25よりも死亡リスクが増えているがこれは統計的に有意であると述べている。
これが最近一部の医師が言い出した小太りがよいという意見の根拠となっているのかもしれない。
がんでも他の病気でも、どんな病気を対象とするかでリスク最小の体系やBMIは異なると言われているが、全死亡リスクを対象とすれば、BMIは25以上、27以下が平均的にはのぞましいということなのであろう。但し30を超えると明らかに死亡リスクが増えるのでこれは超えてはいけない。
(かなり太めの著者の個人的感想です。)
https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2830.html
「男性の「全死因」を見ると、23未満のBMIに対応する3つのカテゴリーにおいて死亡リスクが上昇しています。これは統計的に有意なものです。死亡リスクはBMI25-27のカテゴリーで最低であり、それよりBMI高値カテゴリーでは上昇に転じるのですが、統計学的に有意に高くなるのはBMI30-40のカテゴリー(肥満)だけです。死亡リスクの上昇は、むしろBMI低値(やせ)の方がより顕著であり、グラフは「逆J型」の曲線を描きます。死因別に見ると、「がん」と「その他」の死因による死亡リスクは「全死因」同様「逆J型」の曲線を描きますが、「心臓病」と「脳血管疾患」による死亡リスクは、BMIの高低による上昇が拮抗しているか、またはBMI高値の場合により顕著な上昇が見られ、そのグラフは「U型」または「J型」の曲線を描いています。
女性の「全死因」による死亡リスクのグラフも、男性と同様、「逆J型」の曲線を描きますが、「がん」による死亡リスクについては男性の場合と異なり「逆J型」が見られず、統計的に有意なリスク上昇がみられるのはBMI30-40カテゴリー(肥満)においてのみでした。「心臓病」と「脳血管疾患」の死亡リスクについては男性の場合と同様「U型」または「J型」の曲線が見られました。」
と記載されており、一般に言われていたBMIを25以下にすべきという見解とは明らかに異なっている。男性で23未満では25よりも死亡リスクが増えているがこれは統計的に有意であると述べている。
これが最近一部の医師が言い出した小太りがよいという意見の根拠となっているのかもしれない。
がんでも他の病気でも、どんな病気を対象とするかでリスク最小の体系やBMIは異なると言われているが、全死亡リスクを対象とすれば、BMIは25以上、27以下が平均的にはのぞましいということなのであろう。但し30を超えると明らかに死亡リスクが増えるのでこれは超えてはいけない。
(かなり太めの著者の個人的感想です。)
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