薬とアルコールの相乗作用なのか?2024年11月01日 06:57

 アルコールは人類初の薬と言われてはいるが、これと西洋医学による各種薬品の相乗作用は解明されていないようだ。入院中はアルコールが禁止されているのだから、この解明が簡単に進むとは思えない。

 アルコールは体にも効くようだが、主として作用するのは脳である。容易に脳関門を通過し、脳をある程度麻痺させることで体を回復させる(かのように感じさせる)作用がある。

 一方、主な西洋薬は脳血管関門を通過できない。ChatGPTによる例では
抗うつ薬や抗不安薬(例:フルオキセチンやジアゼパムなど)、
鎮痛薬(例:モルヒネ、フェンタニルなど)、
抗てんかん薬(例:フェニトイン、カルバマゼピンなど)

が挙げられている。

 先日、心臓病手術を受け、糖尿病を治療中のある患者と酒を飲みながら話していたら、突然狂ったかのように首を絞めてきた。精神疾患の患者が医者に突然襲い掛かるというのはよくあることらしいが、彼も鎮痛剤と酒の相互作用で感情の抑えが効かなくなったように思う。話題が彼の昔の専門で、それに対していくつかコメントをしたのだから、引っかかるものがあったのかもしれない。

 彼は十種類以上の薬を服用していると話していたが、アルコールは禁止されていなかったようだ。ただ、アルコールも先日のように度が過ぎると健康体でもおかしくなるほど脳への影響は大きい。彼の場合は常陽薬とアルコールの相乗作用で異常な行動になったようだ。

 翌朝は反省した様子で、なぜ、そんな行動を起こしたのか自問自答している様子だった。

 私も薬を大量に飲んでいるような人とは、酒の席では微妙な話はしないほうが身のためと反省した。

以下ChatGPTによるアルコールが脳血管関門を通過できる理由

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アルコール(エタノール)は脳血管関門(BBB)を通過できる主な理由は、その分子の性質にあります。具体的には、以下の点が脳血管関門を通過可能にしています:

脂溶性(リポフィリック)であること:アルコールは脂溶性が高いため、脳血管関門を構成する脂質層に溶けやすくなっています。BBBは細胞膜の脂質二重層でできているため、脂溶性が高い物質ほどこの層を通りやすくなります。

小分子であること:アルコール分子は小さく(46ダルトン)、BBBが通過しやすい分子量を持っています。一般的に、分子量が小さい物質ほどBBBを通過しやすい傾向があります。

非イオン性であること:アルコールは体内で電荷を持たず、非イオン性の状態で存在します。脳血管関門はイオン性の物質をブロックする傾向があるため、非イオン性のアルコールは通過が比較的容易です。

これらの特性により、アルコールは速やかに血流から脳に移行し、神経活動に影響を与えることができます。アルコールが脳に作用すると、神経伝達の抑制や興奮などが引き起こされ、酩酊(めいてい)状態や行動の変化などの症状が現れます。
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