ある蓄膿症の治し方2024年11月18日 04:42

 毎晩寝ていると鼻詰まりがしてくるので、就寝前に洗浄剤を使って鼻うがいを続けていた。しかし、夜中に鼻づまりで息苦しくて起きてしまうことがほとんどだった。

 春には軽い副鼻腔炎と診断されていたので、それも仕方がないと思っていた。そんな症状がある方法で大きく改善された。

 紫外線照射による寝室の消毒をしてみたのである。

 購入したのはアマゾンで2650円のフィリップスのUV-C(短波長紫外線)発生器である。(利害関係はないが安価で30㎝サイズであり、浴室でも使用していたのでこれにした。)
説明書によれば、波長253.7ナノメートル、24W、実効照度660マイクロW/㎝2で、寝室(半径約2.5m)では使用時間目安は30分である。

 寝室内には古い本や衣類が置かれている。これらが何らかの細菌やウイルスを蓄積し、就寝中に鼻腔から侵入して副鼻腔内で増殖するのが鼻詰まりの原因ではないかとは思っていた。
(副鼻腔は鼻腔と軟骨の間の空間で存在理由は明確にはなっていない。我々が魚だった時代に、衝突した際のクッションのような機能か、重い頭を浮かせるための浮袋のような役割を果たした構造の名残なのではないだろうか。)

 このUV-C発生器を差し込みにつなぎ、床に置いて、本棚や押入れを開け、30分ほど部屋中を紫外線照射してみた。照射後、目には見えない細菌、ウイルスの分解物を室外に排出するため、窓を開けて1時間ほど部屋を換気した。この30㎝サイズの紫外線発生装置には人や動物へのセンサーがついているので、照射中に間違って部屋に入っても自動的に切断される。

 この結果、朝まで鼻詰まりはなく、気持ちよく寝ることができたのである。

 大量の本の虫干しやクロゼットの衣類の消毒は大変な手間だが、紫外線照射なら、部屋中を消毒してくれるはずである。

 問題は紫外線により、有機物表面の化学結合の分解が進むことである。タイヤやプラスチック製品などで強度が必要なもの(プラブーツなど)は紫外線照射を受けないように遮へいする必要がある。直視できない場所にある物体も、発生したUC-Vが空気や壁などにより散乱された低エネルギー紫外線により、ある程度影響を受ける。
 UC-Vの遮へい材としては、段ボール一枚、プラスチック板一枚の厚さで充分なので散乱線もこれで十分防げる。

 紫外線照射よりも電離放射線であるガンマ線照射の方が短時間で済むが、市販品はない。日々、増殖、拡散する細菌、ウイルスを消滅するには、しばらくの間、日中に寝室の紫外線照射を続け、あとは換気するだけだ。これだけで、屋内に生活する鼻の悪い現代人も夜気持ちよく寝ることができるのであれば安いものである。

マスコミが信用されなくなった時代2024年11月18日 05:47

 最近の米大統領選や兵庫県知事選の結果で、マスコミの情報が信用されず、SNSなど口コミ情報を信用する人の割合が、増加していることを実感する。

 トランプとハリスの討論会で、トランプが不法移民が飼い犬を食べていると発言したことに対し、司会者はそれは確認されていないと反論したが、米国民の大半はそうかもしれないがそう言っているマスコミも信用できないと判断したのが今回の選挙結果である。

 今後もこの傾向は続くのであろう。最近伸長しているSNS依存型の政党は、必然的に大手のマスコミに対立する政策をとり、或いは、イーロン・マスクのようにSNS自体を取り込む作戦に出るだろう。

 マスコミが第四権力(最近は第三?)と言われて久しい。

 IT技術の発展とともに第四権力として、SNSが台頭してきたのである。これを政治家が利用できていないのが、インテリジェンス(情報活動)の遅れた日本の現状であり、マイナカードの混乱にみられるように、IT化が遅れているということと表裏一体である。

 現在、どの国もこの第四権力の取り込みに成功しているとは言い難い。中国は、SNSを強制的にコントロールしようとし、米国、ECは一方はSNS運営側が政権に取り入ろうとし、一方は対立構造になっている。

 ただ、SNSが第四の政治権力を持つことは最近の選挙結果から明らかになっている。今後、世界の政治権力は量子通信や量子コンピュータによる大規模AIが、SNSをコントロールできるかどうかに掛かっているような気もするが予測はますます難しくなった。

 このような混沌とした世界だからこそ、庶民はAIや量子の知識を深めることで、政治権力による第四権力のコントロールを十分監視できるように準備しておくことが重要だと思う。昔流にいえば、流言飛語に惑わされないための正しい知識の習得である。これが世界の平和と安定に寄与することは時代によらない真実だと信じる。