先進国だけワクチン接種しても無意味だった2021年11月27日 05:19

南アフリカでスパイクタンパクに多数の変異のある新型コロナウイルス株(オミクロン株)が見つかった。南アフリカやインドなど人口が多く、ワクチン接種が進んでない国では、ウイルスの絶対量が多いはずだから、変異も比例して多くなる。DNAやRNAの変異は、単に終種類の核酸のコピーミスだから(10憶コピーに対し、1回といわれている)、ウイルス絶対数が多いほど変異は多数生じ、その変異株が生き残り拡散される可能性も増えることになる。

インドや南アフリカで発生した変異株が世界中に広がるのは、人口も人口密度も高い一方、感染者も多く、それだけ拡散できる変異株が発生しやすいということである。

このような地域にこそワクチン接種を進め、変異株が生じにくい環境を作る必要がある。しかし、現状は逆に先進国でのワクチン接種率が高い。

先進国がワクチン接種を進めても、ブレークスルー感染を生じやすい変異株がこれらの地域で発生し続けるならば、いつまでもコロナ禍は収束しない。鎖国が不可能な現在、まずは、ワクチン増産と接種推進支援を日本政府も含む各国政府が優先すべきであり、GOTO何とかの優先順位は低くするべきだ。

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