太陽フレア時のガンマ線観測とCAの白血病に関係はないか ― 2023年04月27日 16:09
太陽フレアによる放射線被ばくが航空関係者の白血病多発の要因ではないかと推定しているが、下記の広島大学のプレス発表にフェルミガンマ線宇宙望遠鏡による観測例が示されていた。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/30352/press_siryo.pdf
この観測例では、太陽フレア時には通常の太陽のガンマ線の1000倍程度の高エネルギーガンマ線が観測されと記載されている。
地上では空気層により宇宙からのガンマ線は10桁程度減衰するので1000倍でも影響は少ないが、高空では1000倍レベルの被ばくを受けることになる。即ち仮に地上で0.05μSv/hであっても、50μ/h程度の被ばくとなる。10時間のフライトなら0.5mSvの高エネルギーガンマ線を浴びる。しかも、そのガンマ線のエネルギーレベルは地上の通常のガンマ線エネルギーレベル(数MeV)ではなく、その100倍(1億電子ボルト)に達するとのことである。これがCAやパイロットの白血病等の例とどう関係するか、医療関係者、宇宙天気予報関係者による解明が待たれる。
これが事実に近いなら、2025年に予想される太陽フレア多発時におけるガンマ線対策をもっと強力に進める必要がある。ジェット機の機体のガンマ線遮へい能力はほとんどないに等しい。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/30352/press_siryo.pdf
この観測例では、太陽フレア時には通常の太陽のガンマ線の1000倍程度の高エネルギーガンマ線が観測されと記載されている。
地上では空気層により宇宙からのガンマ線は10桁程度減衰するので1000倍でも影響は少ないが、高空では1000倍レベルの被ばくを受けることになる。即ち仮に地上で0.05μSv/hであっても、50μ/h程度の被ばくとなる。10時間のフライトなら0.5mSvの高エネルギーガンマ線を浴びる。しかも、そのガンマ線のエネルギーレベルは地上の通常のガンマ線エネルギーレベル(数MeV)ではなく、その100倍(1億電子ボルト)に達するとのことである。これがCAやパイロットの白血病等の例とどう関係するか、医療関係者、宇宙天気予報関係者による解明が待たれる。
これが事実に近いなら、2025年に予想される太陽フレア多発時におけるガンマ線対策をもっと強力に進める必要がある。ジェット機の機体のガンマ線遮へい能力はほとんどないに等しい。
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