図面より文章の方が分かる場合とは?2024年09月06日 03:01

一般に、図面や画像の方が、文章で解説するより分かりやすいと思われている。(このブログでは図は後処理、保存の関係でできるだけ使わないようにしている。)

 最近はVRによる3次元画像の利用もできるようになったので、余計その傾向はあるのかもしれない。

 しかし、VRも3次元的に見えるのはある種の錯覚を利用しており、実際には2次元画像を見ているのである。それに表面だけが見えるような画像が多い。

 蓄膿症の対応法を調べるため、副鼻腔の構造をネットで見てみた。
例えば以下のような図である。

https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E5%89%AF%E9%BC%BB%E8%85%94%E3%80%80%E5%9B%B3%E9%9D%A2

https://www.jintai100.com/om002.html

断面図を見ても、立体的な切断図をみても、どこが副鼻腔と鼻腔の連結孔なのかなかなかわからない。また、副鼻腔の表面が皮膚なのか骨なのかもわからない。

これらの疑問に対し、下記のChatGPTによる解説の方が私には良く理解できた。

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ChatGPT3.5 副鼻腔の3次元構造?

副鼻腔は、鼻腔の周囲に存在する空洞で、骨の中に埋まっている4つの主な空洞から構成されています。これらの副鼻腔は、鼻腔とつながり、呼吸器系の一部を形成しています。それぞれの副鼻腔は以下のように配置されています:

前頭洞 (Frontal Sinus):
前頭骨(額の骨)の中にある副鼻腔です。
額の上部、眉の上に位置しています。
左右に一対存在し、鼻腔の上部とつながっています。

篩骨洞 (Ethmoid Sinus):
眼窩(目の後ろ)の内側、鼻の側面に位置しています。
多くの小さな空洞が蜂の巣状に集まっており、これが篩骨洞を形成します。
鼻腔の中央部に開口し、他の副鼻腔と比べて小さいですが、複雑な構造をしています。

蝶形骨洞 (Sphenoid Sinus):
頭蓋骨の中央部、蝶形骨の中に位置しています。
眼窩の奥、鼻腔の後ろに位置し、左右に一対存在します。
非常に深い位置にあり、頭蓋底に近い場所にあります。

上顎洞 (Maxillary Sinus):
頬骨(上顎骨)の中に位置し、最も大きな副鼻腔です。
左右に一対存在し、目の下から歯の上にかけて広がっています。
鼻腔の側壁に開口し、鼻腔とつながっています。

これらの副鼻腔は、鼻腔とともに空気を温め、湿らせ、また頭部の重量を軽減する役割を果たしています。副鼻腔はまた、声の共鳴を助け、音声に影響を与えることもあります。
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人によって図の方がいいのか、説明文の方がいいのか異なるのだろうが、3次元構造の細部を知りたい場合、図の方が分かりにくいことも往々にしてあるような気がする。スクリーンサイズや精細度にも依存するだろうが、パワポで分かったような気になるのだけは避けた方が良いと思う。

 細部に神は宿るとはよく聞く言葉である。


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 ところでピカソは3次元構造を表現するためか、キュービズムと呼ばれているいろいろな方向から見た像を一枚の2次元像に合体させる手法を確立した。

 一方、マチスはそれに対し、敢えて遠近法を用いず、平面的に事物を並べ、輪郭の境界だけで3次元世界を2次元化する手法を選んだ。

 細部構造を見るにはピカソの方が優れているように思う。マチスの絵は細部の物体の相関が良くわからない

 しかし、美術館ならともかく、部屋に飾るにはマチスの絵の方を選びたい、(実際、印象派に挟まれて、壁に飾っているが)
やはり落ち着くのはマチスの絵のほうである。人は細部まで見えると落ち着きを失うのかもしれない。

大量の家庭段ボールゴミの効率的な縛り方2024年09月06日 14:48

 宅配便が増えると、段ボールゴミも比例して増える。大きさはさまざまである。

 これをポリエチレン紐で結んで縛るという作業が意外に面倒で骨が折れる。(折れたことはないが腰を痛めたことはある。)

 どうすべきか。一応、以下の方針で行えばかなり楽にできることが分かった。

ポイントは、
(1)大小の段ボール箱を分離して2つのグループごとに縛る。
(2)ポリエチレン紐の弛みをなくすために、
  ・足、脚と体重を有効利用する。
 ・小さい段ボールを隙間に押し込む。
という点である。

具体的には、

(1) まず、サイズであるが、長径50㎝以下のもとは最初に分離する。
  ここで2~3箱は後で大型団ポールを縛るときのために残しておく。
(2)小さいサイズの段ボールはできるだけ長方形に近い形になるよう耳などを切って落とす。
(3)その中で一番大きい段ボールを壁際の下に敷く。そこに小さい段ボールを重ねていき、横方向からポリエチレン紐で縛る。
(4)次に、この重ねた段ボールを壁に向かって反対側から蹴ってほぼ直方体になるように形を整える。
(5)このブロックを持ち上げ、直角方向からポリエチレン紐で縛り、十字型にする。
(6)切り落としてあった耳の段ボールをこの直方体のブロックの隙間に上から突っ込んで紐の弛みを無くす。

(7)次に、50㎝サイズ以上の大型段ボールであるが、これはほぼ大きい順に積み重ねていく。
(8)二つ折りにうまく畳めない場合は足で体重をかけて踏みつけできるだけ薄くなるようにする。
(9)これもまず横方向に縛ったら、次に直角方向から縛るために両足で段ボール重ねを挟みながら横倒しする。
(10)両足で段ボール重ねを挟みつけながら直角方向に、即ち十字型に縛る。
(11)隙間に(1)で残しておいた小型段ボールを押し込み、紐の弛みを無くす。

以上である。