SNSだけで選挙に勝てるものではない2024年11月23日 13:52

 兵庫県知事選は予想外の結果だという声が周囲には多い。確かに関東地方で主にマスコミが情報源の人にとってはそうかもしれない。

 しかし、下記のリンクのような記事をうまくストーリー化して
https://gendai.media/articles/-/139742?imp=0
https://gendai.media/articles/-/139743
マスコミの一方的なバッシングに不信感を持った人が判官びいきでSNSに投稿すれば必ずしも予想外の結果とはいえないかもしれない。

 SNSが影響したというよりもこのようなストーリーがあったのでSNSはうまく利用でしたということだろう。

 マスコミ側の反省としては、選挙前にはこの記事が出ていたはずだから、従来のシナリオの正当性を主張するにはこのような記事への反論が必要だったはずであるが聞いたことはない。また、マスコミがプライバシーという口実で関係者がなくなった原因を曖昧にしたままだったのがSNSで説明されてしまったように見られたのも選挙での反動の一因かもしれない。。

 様々な冤罪事件でも一旦シナリオが出ると主要マスコミの論調は同じになる。主要新聞も放送局も同じバッシングを始める。それに対する異論もあっていいはずだが、正面切って反論するコメンテーターはほぼ出ない。
 
 最近の事件では和歌山の覚醒剤死亡事件も似たようなもので、検察側の主張を追認するかのような番組ばかりである。毒カレー事件と同じパターンである。

 日本人はバッシングが好きなのだろうか。注目を集めた事件を待ち人が対岸の火事と面白がって読んでいた江戸時代のかわら版と基本的には変わっていないようだ。