ブルキニとトップレスのパラドックス2023年10月16日 07:38

CNNによれば、ドイツのプールではジェンダーフリーの影響で女性はトップレスが標準になったようだ。(確認はしていないが)
https://www.cnn.co.jp/world/35201212.html

一方、イスラム教徒はブルキニの着用を求められているので、トップレスとブルキニが同じプールで混在しているらしい。

その昔、知人の話では、ドイツのバーデンバーデンでは温泉は混浴で全員全裸だったらしい。日本でも酸ヶ湯に行けば同じようなものだが、銭湯では男女別浴であり、LGBTQの人々が悩むことになる。一方、スイスのバーデンでは全員水着を着て温泉に入っていた。

このようなバラエティは文化と宗教の混在が進む現代社会の特徴かもしれない。すべてを同時に解決することは困難だ。

そこでドイツのプール問題だけに絞り、ある女性は上半身裸で、ある女性は全身着用という混乱を解決する方法を考えた。

それは、男性も女性もLGBTQもすべて全身を覆う水着を着用することである。即ち、文化や宗教というものは性区分と分かちがたくつながっている。その区分の仕方が各文化、各宗教でそれぞれ異なるのだから、プールを男女区別してもLGBTQの人には新たな問題を与えることになる。それならば、性区別がつかないような水着を着るしかないのではないか。ドイツならそれだけの余裕があるような気がする。

19世紀ごろの西欧の海水浴写真を見ると男も上半身を覆う水着を着ていたのだから、現代でもできないことはない。