虫干しできない場合の紫外線照射対処法2023年10月15日 13:25

 先日テレビを見ていたら、衣装替えの季節なので虫干しをしたほうがいいとコメンテーターが言っていた。しかし、昨今都会では虫干しをするスペースは限られている。特に集合住宅ではやりにくい。

 そこで虫干しの原理とはなにか。日光の紫外線を浴びさせることで、防虫・防カビがあると書かれたサイトもあるが、紫外線により虫やその卵、カビの胞子が分解され、それ以上増殖しないということである。その結果、防虫、防カビが達成される。

 そこで狭い住居の方にお勧めしたいのが、紫外線殺菌装置である。例えば、フィリップスの小さな紫外線発生装置は4000円程度で購入できる。これを部屋の中心において、その周りに衣類を広げ、タイマーを30分程度にして出かければ、安全に高エネルギー紫外線UV-Cによる紫外線消毒ができる。

 昨日1年ぶりにバスタブの下回りを掃除したが、全くカビは発生していなかった。それは毎日、出かける前に風呂場にこの紫外線発生装置を設定して起き、15分のUV-C照射をしていたためと思われる。

 紫外線装置を使う前の掃除では、バスタブの下はドロドロの状態だったが、なぜか、今回の掃除では黒カビや汚れがないのである。これは風呂場全体が生物が生息できない状況に日に一回はなるためだと思う。

 従って、UV-C照射の前には必ず照射場から退出してドアを閉めておく必要がある。フィリップスの装置は(多分他社の装置も同じだろうが)、人体の動きを感知すると自動停止するようになっているので安全性はある。

 カビや細菌にやられて病気になるよりは、紫外線照射の消毒のほうが結局はお安く、かつお手軽だと思う。