トランプ政権成立へのサンデル教授の分析 ― 2025年01月25日 17:51
下記にリンクしたハーバード大サンデル教授の分析が現在のトランプ政権の成立理由を分かりやすく解説している。
https://digital.asahi.com/articles/AST1N2RGWT1NULFA00BM.html
簡単に言えば、本来非富裕層や移民などが基盤であった民主党の政策が新自由主義的な自己責任論ベースの政策に陥り、高学歴者はそれでも民主党を支持していたが、大学にいけなかった一般的な労働者である民主党支持者を無視した結果、彼らの支持を失った。一方、その隙を狙って、本来富裕層が支持基盤の共和党のトランプがアメリカ第一主義が彼ら一般労働者のためになるというシナリオを作りアピールできたて過半数の票を獲得できたということである。
結局、新自由主義でもやっていける高学歴者が中心の民主党幹部が自ら従来の社会民主党的政策を放棄し、中間層の支持を失ったことが、現在のトランプ政権の誕生を生んだということをサンデル教授は言いたいようである。
確かに、米国の学歴社会はかなりなものである。これが現在の社会格差を生んだのは、主要大学の学費の高さにも表れている。その後追いをしているのが日本である。公立大学の学費は異常に高い。これが少子化の主要因だろう。なぜなら、大学の学費を考えると子供はとても多くは生めない。少なくとも公立大学の学費だけは現在の10分の1にすべきである。物価上昇率よりも公立大学の学費は一桁高くなっている。私立大学は以前から高かったが、子どもが頑張ればかなり貧しい家庭でも大学に入ることができたのである。それが今はどんな優秀な子どもでも学費の壁で大学に入れそうもないとなれば、子どもの数を制限したくなるのは自然な流れだろう。まずは、大企業やゆとりのある層から得た予算で、公立大学の予算を確保し、資源の再配分をすることで出生率を上げることが必要だ。
https://digital.asahi.com/articles/AST1N2RGWT1NULFA00BM.html
簡単に言えば、本来非富裕層や移民などが基盤であった民主党の政策が新自由主義的な自己責任論ベースの政策に陥り、高学歴者はそれでも民主党を支持していたが、大学にいけなかった一般的な労働者である民主党支持者を無視した結果、彼らの支持を失った。一方、その隙を狙って、本来富裕層が支持基盤の共和党のトランプがアメリカ第一主義が彼ら一般労働者のためになるというシナリオを作りアピールできたて過半数の票を獲得できたということである。
結局、新自由主義でもやっていける高学歴者が中心の民主党幹部が自ら従来の社会民主党的政策を放棄し、中間層の支持を失ったことが、現在のトランプ政権の誕生を生んだということをサンデル教授は言いたいようである。
確かに、米国の学歴社会はかなりなものである。これが現在の社会格差を生んだのは、主要大学の学費の高さにも表れている。その後追いをしているのが日本である。公立大学の学費は異常に高い。これが少子化の主要因だろう。なぜなら、大学の学費を考えると子供はとても多くは生めない。少なくとも公立大学の学費だけは現在の10分の1にすべきである。物価上昇率よりも公立大学の学費は一桁高くなっている。私立大学は以前から高かったが、子どもが頑張ればかなり貧しい家庭でも大学に入ることができたのである。それが今はどんな優秀な子どもでも学費の壁で大学に入れそうもないとなれば、子どもの数を制限したくなるのは自然な流れだろう。まずは、大企業やゆとりのある層から得た予算で、公立大学の予算を確保し、資源の再配分をすることで出生率を上げることが必要だ。
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