マスコミのSNSへの逆襲方法2024年11月25日 09:49

 兵庫県知事選ではSNSにやられたテレビを主体とするマスコミではあるが、逆襲方法はある。
 
 齋藤知事のパワハラ問題では、マスコミはあるシナリオで動いてきた。それが、内部通報制度自体の問題というより、裏にある既存権力や関係者のプライベートな情報などをある程度無視して最初のシナリオ通りに動かなければならないという結果となり、サンデージャポンの昨日の太田氏のコメントにみられるように不透明で分かりにくい状況を自ら生んだのである。それがSNSユーザーの不信感を生んだ。そして、ある種の陰謀論も信じられるようになりあの選挙結果となった。

 モーニングショーなどで、今頃SNSでのPR業者の勇み足選挙運動を問題にしても枝葉末節の議論で選挙結果がひっくり返すことは無理である。

 では、どうすればマスコミはSNS逆襲できるか。それは、マスコミ自体の透明度を上げることである。

 これまで勝手にテレビ局の報道と大新聞社が忖度しあってパワハラシナリオを作ってきたが、そこには、ある種の取捨選択があった。その取捨選択をやめることである。ただ、マスコミ側もプライバシー問題という言い訳があるだろう。どんな事件、政治問題であってもプライバシーをどうするかは、すべてが人間間の関係性の問題である以上常に問題になる。今回の関係者の死亡原因についてもそこがあいまいになってSNSユーザーのマスコミへの不信感が生まれた。

 そのプライバシー問題を回避する方法は、比較的簡単である。NHK、テレ朝などがやっているように、テレビ画面上に問題となるリンクのQRコードを貼ればよい。今回の場合は、先に挙げた週刊現代の暴露記事リンクである。これを画面上に挙げ、「このような情報も出ているが、真偽は定かでないので本局は報道ではコメントしない」とコメントを付けるのである。このようにしておけば、SNSユーザーは自分で真偽を調べに行くので、マスコミが不信感を持たれることは無くなる。また、マスコミもその関係者の記事に直接コメントするわけではないので、プライバシー問題も回避できる。

 SNSユーザーとテレビのコメンテータとの情報交換、議論の場をどうするかは今後の問題だが、このようなマスコミ側からの情報公開により今回のようなマスコミ不信による選挙結果の逆転現象はなくなるはずである。

 そして、

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