関東大震災時に台風が来ていたのは偶然か?2023年09月02日 14:24

 先ほどテレビ朝日で関東大震災での火災拡大には当時の台風が大きく影響したとの報道がされていた。

 半世紀前、蔵王山中で、東北大理学部の研究員が火山性地震活動と気圧変動の相関を調査していたが、低気圧による火山活動変動があるのならば、台風による地殻変動影響も考えられる。

 数年前、駿河湾に大型台風が上陸したその直後に、千葉県南東沖で震度4の地震発生があり、この相関がある程度の確率であるのではないかと思った。敦賀湾では高波発生で地殻への圧力は高かっただろうが、千葉付近では高波がなかったので地殻への負圧が生じていた可能性がある。

 阪神大震災も関西国際空港開港数年後に発生したが、大阪湾では断層が関空島で止まっていたらしい。これも関空島の近くへの局所的な圧力が影響しているのではないだろうか。

 このような単純な地殻への圧力変化と地震発生の相関はどこかで今も研究しているのだろうか。東北大が今後研究資金を潤沢に使えるのであれば、理学部での上記研究を拡大して実施してもらいたいものだ。