ウイルス、マスクサイズと感染閾値2020年05月06日 11:03

くしゃみの飛沫もマスクをしていれば捕捉可能なので心配する必要はありません。
なお、これは公的情報に拠っています。
以下の表は鳥取県のHP(https://www.pref.tottori.lg.jp/39478.htm)からとったものですが、これによれば不織布マスクは飛沫(5ミクロン以上)を捕捉できます。
医療用マスクならば更に小さい空気感染物質である飛沫核(0.3ミクロン)も捕捉できます。
通常は、飛沫を防御できれば十分ですが、長期間3密状態だと飛沫核サイズを吸い込むことになるのではないかと思います。
また、一度に粘膜が浴びるウイルス個数の感染閾値はインフルエンザでは百万個だとされていますが、(これはどこかで読んだので公的かどうかは不明)としても何度もウイルスを浴びると体内の免疫が耐えられなくなり感染することも考えらます。これは放射線影響の短時間効果と蓄積効果の関係に似ています。即ち、同程度の被ばく量であっても、原爆(1マイクロ秒レベルので被ばく)と福島事故での長時間被ばくでは同じ被ばく量でも、人体影響が逆になることもあり得ます。


マスクの種類と捕捉粒子
製品           捕捉粒子の大きさ 捕捉可能粒子
不織布製(市販製品) 5ミクロン以上     飛沫
N95(医療用)     0.3ミクロン以上 飛沫核
ナノフィルター(市販) 0.03ミクロン以上 ウイルス


飛沫などの大きさ
インフルエンザウイルス粒子の大きさ(A、B、C型) 直径0.08~0.12ミクロン
ウイルスを含む気道からの飛沫 5ミクロン以上
ウイルスを含む気道からの飛沫核 0.3ミクロン以上


* 1ミクロンは1mmの1000分の1、インフルエンザウイルスは約0.1ミクロン
* 飛沫核物質:ウイルスを含む飛沫粒子が直径2ミクロン以下になると、空気中で水分が蒸発し、乾燥縮小した飛沫核になり、長時間空気中に浮遊し、これが吸入される(=空気感染)



なお、感染に必要なウイルス数は感染症により大きく異なり、100万個というのはインフルエンザ相当です。

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