猿之助は東京に住んでいたから逮捕されたのか?2023年06月27日 20:03

ニュースによれば、猿之助は自殺ほう助の容疑で警視庁に逮捕された。

しかし、彼は親子の話し合いによる心中をしたのは確実だと思う。だからこそ、救急車で運ばれ運良く?助かっただけなのである。薬を渡したとか、顔に袋を被せたとかいう話は、心中をするための手段に過ぎない。

よく聞く医師による自殺ほう助とは全く異なる、家族の合意による集団自殺である。

心中の生き残りと聞いて思い出した事件がある。

半世紀ほど前、仙台城の裏の吊り橋から、50メートルほどの下の峡谷に向けて若い二人が、身を投げた事があった。失意の女に、若い男が同情し、心中を図ったのである。伊達政宗が選んだだけの深い渓谷地形であり、あの吊り橋は自殺の名所でもあった。

予想外だったのは、彼が屈強なサッカー選手であり、落ちたところが狭い砂地の上だったことである。彼は身体が砂で大きくバウンドしたと話したそうだが、1年弱の入院の後、社会復帰した。

宮城県警はかれを逮捕はしなかったということである。

あの吊り橋の欄干を若い女性が一人で越えることは難しい。彼が手をとって、ともに空中に身を投げたはずである。運良く?かれだけがたすかったのは、偶然に過ぎない。

これが宮城県警が彼がを捕まえなかった理由だろう。

翻って、警視庁は、どういう根拠で猿之助を逮捕したのだろうか。

これでは、心中を図ったものは確実に死ぬ方法を選ばないとそれで罰を受けると解釈され兼ねない。逮捕はやり過ぎだろう。

法律とは国民の幸福のためにあるものである。宮城県警の対応が正しい法律の解釈に沿ったものであることを願う。