Rにおける一部偏回帰係数の固定方法2023年12月08日 04:58

https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/ttetsuji/R/[57]fixed-param-coxph.html
によれば、重回帰解析で、一部の偏回帰係数を固定して解析するにはoffset項として設定すればよいということになっている。

 一般化非線形モデルgnmパッケージを使う場合はどうなるのだろうかーと長い間検討中だったが、gnmでのポアソン回帰解析で用いられる被ばく時間項のoffset項の中に、偏回帰係数*説明変数の形で追加すればよいことが分かった。それも複数の偏回帰係数を固定したい場合にはさらに加えればよいだけである。

 この手法の妥当性は、有料ソフトであるEPICUREのAMFITコードでの偏回帰係数固定による結果とほぼ一致していることで示すことができた。

 確かに、ポアソン回帰で目標変数の修正のためにoffset項が使われるのだから、一部説明変数の寄与分を目標変数から削除するにはoffset項に取り入れればよいはずである。今回それが単にoffset項への偏回帰係数とその対応説明変数の積を追加していけばよいという簡単な補正で実現できることが分かった。

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