Windowsパソコンの救出劇2023年12月09日 09:07

 5年前に買った某有名ブランドのハードディスク内蔵ノートパソコンが数か月前から不調となり、時々ハードディスクが悲鳴を上げるようになった。
 そしてついに昨日WINDOWS10が立ち上がらなくなった。繰り返し再起動をしたがついには

critical system file died

などといった不吉なコメントと共に再起動を繰り返すようになった。

 これは埒が明かないとメーカーパソコンサイトを調べてみると

 shiftキーを押しながら電源ボタンを押し、再起動させる。次に、

 WINDOWSキーと0(わ)を同時に押せば、修復システムが表示されるとのこと、そのメニューの一部には手動で再起動するという上記と同じ選択もあったが、ほぼこれは絶望的なので、内蔵WINDOWSシステムの再インストールというメニューを選んでリターンキーを押した。

 その前に バックアップを取ろうとしたのだが、うまくDVDに書き込むことはできなかった。

 大したファイルはなかったので、バックアップはあきらめ、再インストールメニューの中にあった従来データは保存するというオプションに掛けてみた。

 そして約1時間待ち、再起動を自動的に繰り返すようになった。それから30分、地域設定やキーボード選択など基本的なシステム構成を再起動を繰り返しながらWINDOWS10の再構築を続け、2時間後にはログイン画面が表示されるまでになった。

 Exploreを見ると、トラブル前の使用率80%が、10%まで減り、動作は異常に軽くなっていた。

 運よくOFFICEや関連する作成済みファイルも一部も残っているようである。

 そこで、当面必要なメールソフトの設定にトライした。
 
 MICROSOFTの推奨メールソフトWINDOWSメールでプロバイダーのサーバー情報を入れてみたが、サーバーのパスワードを入れてみてもつながらない。プロバイダーのサイトを除くと、WINDOWSメールは推奨したにと書いてある。

 そこで今度はOUTLOOKを使ってみた。OUTLOOK2016が起動し、同様にサーバーの設定をしてみたが、なぜかつながらない。

 確かこのパソコンのOFFICEはOFFICE2016ではなくて、その前のOFFICE HOME PREMIUMのはずだった。そうしているうちに、画面にはOFFICEの製造番号P.W.を入れなければすぐにOFFICEは使えなくなるといった表示が出ては消える。(MICROSOFT製品はよく理解できない挙動を示すのはいつものことだが)我慢して何度かトライしているうちに、MICROSOFTアカウントでログインし、このパソコンにもともと入っていたOFFICE HOME PREMIUMの製造番号P.W.をいれればよいのだということがわかってきた。

 そして、そのような手順を踏んだら、見事、プロバイダーのサーバーに接続できたのである。

 その後、ネット経由でいろいろなプログラム設定がDOWNロードされ、スタート画面がにぎやかになってきた。

 MICROSOFTにはいつも苦労させられるが、ソフトというものはそんなものなのかもしれない。パソコンメーカーをソフトメーカーもユーザーに更新してもらわないともうからない仕組みになっている。あるいは保守・補修で稼ぐしかないだろう。それは車も電化製品も同じだ。ハイテク製品だけが例外になるはずはない。

 それにしても、画面表示の説明はもう少しわかりやすくしてもらいたいものだ。ネットに繋がらない場合がトラブル時には多いのだから、何をどうすればいいのかトラブル解決策を、少ない用語、文章で、ユーザーに分かりやすく伝えられるような国語能力、英語能力、コミュニケーション能力を関係者に教育することも重要だ。