単独行が二人パーティよりいい場合2022年12月16日 21:43

単独での山行はしないよう、よく地元警察などの看板に描かれていることがある。では、二人パーティは望ましいだろうか。

昔、ある山で、男女二人パーティの遭難救助をしたことがある。岩場で女性が落石を受け、頭がい骨にヒビが入ったようで意識もうろうである。通りかかった我々が、何とか登山口まで下ろし、女性は病院に運ばれた。男性は警察に呼ばれ、1時間ほどで戻ってきたが、顔色が悪く、無口になっていた。想像するに、故意に石を落としたのではないかと尋問されたのかも知れない。

ドラマではそのような事もあり得る。確かにふたりきりなので、何が真実なのか証明は難しい。警察は疑うことも仕事のうちである。だが、幸い、彼女は一命は取り留めた。

もし、亡くなっていたら、どのような展開になっていただろうか。二人パーティが単独行より必ずしも良いわけではないという例である。即ち、事故らなければ、二人パーティの方が、単独行より安全だが、事故ってしまうと、社会的により難しい立場になり得るという事です。
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新道近くに住む山スキー好き。
最近統計論の勉強を始めた。
コロナ感染を統計論で防ぐ方法はないだろうか。
厚労省はもっと詳しいデータを出してもらいたい。

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