電磁波と放射線の人体影響2020年12月13日 04:47

電磁波が健康に悪いとか、放射線ががんを引き起こすとか言われている。近代物理学では物質は波と粒子の両方の特性を持っているらしいが、ここでは、光子に限って人体影響を考えてみる。生物が地球上に誕生したのは数十億年前らしいが、そのころから地球は自転していたはずだ。
一方、太陽は地球を照射し続けているので、生物も、その末裔である人間も昼と夜の生活を繰り返している。太陽からは強力な電磁波(一部は可視光線、一部は電離放射線)が地球に降り注いでいたし、今もc大気層による多少の遮へいができるようにはなったが、特に長波長の電磁波に対しては大気層の効果は小さい。しかし、夜間は地球自体が遮へい体となり、その強度は大きく低下する。長波長電磁波である紫外線、可視光線そして、いわゆる電磁波はいずれも夜には10桁以上低下しているであろう。

しかし、人間が電気を利用するようになってから、可視光線以下のいわゆる電磁波の強度は昼間だけではなく、夜間も相当程度強くなってしまった。最近はスマホもあり、このような人工電磁波が人体にどの程度影響するかは分からないが、少なくとも、故豊岡賢治医師が言われていたように電気製品を身の廻りから遠ざけて寝ると寝起きが良くなるのは実感できる。レーザ光線のような強力な可視光線やイージス艦のような強力な電磁波の有害性は明らかであろうが、電気製品関係の電磁波の有害性議論では、生体対する昼夜影響問題も取り入れるべきであろう。生命が誕生してから、ずっと夜間は長波長電磁波の殆どない環境で生きてきたのだから。


なお、短波長電磁波、即ち、ガンマ線やX線などの電離放射線はどうだろうか。現時点では宇宙線でも地中からの放射線も昼夜の差はないように思えるが。

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